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「この年で恋愛なんて面倒」と言い放つ男が隠しているホンネって?

OTONA SALONE / 2017年10月19日 19時0分

「この年で恋愛なんて面倒」と言い放つ男が隠しているホンネって?

「彼女は欲しいけど、女性と向き合うのって大変」

独身の40代男性の中には、「恋愛は面倒くさい」と考える人が少なくありません。今のままじゃマズいのはよくわかっているけど、幸せを掴むまでの行程がどれほど長いかを身をもって経験してきたからこそ、今さら恋愛を楽しもうという気持ちになりにくいのですね。

そんな40代の独身男性の心を動かしたのは、「あなたが良い」というシンプルな気持ちでした。

 

「肩書も年収も、あなたの価値を決めないから」

— 3つ年下の彼女は、昔勤めていた会社の取引先の社員でした。いつも笑顔で話しかけてくれて、好きな小説家が同じで話が盛り上がったときはすごく嬉しかった。

本当は食事に誘いたかったけど、もし断られたら後が気まずくなると思ってずっと彼女の会社に出向いたときだけ会話するような間柄。個人的な連絡先を聞くのも良いタイミングがなくて、淡い恋心を持ったままずっと過ごしてきました。

もう何年も彼女のいない生活をしてきて、いい加減何とかしなくちゃ、それならその女性しかいないと思っても、不器用で鈍感な僕は女性の気持ちに疎くて、上手くいかなかった思い出ばかり。女性と向き合うのは精神力も経済力も体力も要る。

そのパワーをもう一度持つと思うと、「もしこれでまた失敗したら、もう立ち直れないかも」とネガティブな気持ちばかり湧いてきて、最後はもういいやと面倒になってしまって・・・。要は自分が可愛いだけなんですけどね。

会話ができるだけマシだと思っていたんだけど、会社の上司が変わってからひどいパワハラを受けるようになり、だんだん仕事がつらくなってきた。彼女も元気のなさを心配してくれたけど、社内のことはどうしようもなかったです。

ついにこれ以上は働くのが難しいというところまで追い詰められて、退職を考えたとき。

もう会えなくなるならと事情を話して、「あなたがいてくれたおかげでこれまでがんばれた。ありがとう」と伝えると、なんと彼女が泣き出してしまって。

「仕事がつらそうなのは見ていてわかっていた。でも私にできるのは来てくれるあなたにお菓子を差し入れることくらいしかない」

もし嫌じゃなかったら、連絡先を教えてくれませんか。そう彼女に言われたとき、何でもっと早く訊かなかったんだろうと本当に後悔しました。

「会社を辞めても、あなたはあなた。肩書も年収も、私にとってあなたの価値を決めるものじゃないから」

「私はあなたが良い」と真っ直ぐ伝えてくれる彼女の心が本当に嬉しかった。面倒くさいからと尻込みしていた自分が恥ずかしかったです。

今は別の会社に転職して穏やかな毎日を過ごせているけど、今も隣にいてくれる彼女には本当に感謝しています。もうすぐプロポーズする予定です。(43歳/営業)

 

ネガティブな思い込みがサインを見逃す

 

女性との付き合いは大変で面倒くさいから、今のままでいいや。

そんな投げやりにも見える気持ちの下には、受け入れてもらえなかったら傷つくことを恐れる自分がいます。特に40代は「これでダメだったら後がない」と思いがちです。そんな思いをするくらいなら、下手に動いて恥をかくのは避けようとします。

ですが、上のケースのように、女性側も同じく恋心を持っていたとしたら。「現状維持」にばかり意識を向けていた彼は、自分が甘いものを好きだと知っている女性がわざわざ手作りのお菓子を差し入れしてくれることにも、嬉しいとは思っても特別な意思を感じられずにいました。

男性を想う自分の気持ちが届いていないことを知った彼女は、彼が会社を辞める段階になってやっと、連絡先の交換を提案しました。本当は、いつ男性のほうから尋ねてくれるか待っていたはずです。彼女の涙には、もう会えなくなることの恐れ、お礼だけを言って去ろうとする彼への寂しさ、いろんな感情が込められていたのではないでしょうか。

これから無職になろうとする自分に向かって、「あなたが良い」とストレートに伝えてくれる女性。このとき彼は「『ずっと好きでした』と自然に出てきたよ」と言っていました。

遠回りになったのは、「自分なんてどうせダメだろう」という一方的な思い込みがあったから。今まであまり恋愛で幸せな経験をしてこなかった40代男性は特に、目の前に好きな女性がいてもサインを受け取るのが下手とも言えます。

 

意外に多い「目をそらす」タイプの男性

案外こういう男性は多く、痛みを引きずって生きていくことから目をそらして恋愛を遠ざけようとします。「仕事が忙しいし」「趣味が楽しいし」と言い訳しながら、自分の人生から恋愛の喜びを排除してしまうのは、非常にもったいないことだと思います。

ですが、彼らは決して人を好きになることそのものまで諦めているわけではありません。好意を向けられることだって嬉しいし、ただその受け取り方、返し方が上手くいかないだけだったりするのです。

こんな男性を好きになったら、女性のほうから積極的に動いていく必要があります。恋心を育てるのは、いつだって「あなたを受け入れています」という素直さ。

「あなたが良い」というシンプルな魔法で、男性の心の扉を開いてあげてくださいね。

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