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富裕層が頼る「B勘屋」とは何か。みんなが知らない「危ない」お金の話(後編)

OTONA SALONE / 2024年4月30日 22時1分

年収7千万の怪しいおっちゃん、「色々やっている」の内訳は? 後編です。

まともな人なら縁はない。「B勘屋」とは一体何なのか

あくまで、隣で飲んでいたお金持ちのおっちゃんの話です。真偽は不明です。ただ、本人が「B勘屋」を使っているというのは本当でしょう。そのような嘘をつくメリットがありません。

 

「B勘屋」というのは、架空の外注費を計上してくれる業者のことです。

 

会社は、経費が多ければ、納める税金が少なくなるので、利益が多いときは、経費を増やしたいと考えます。そういう需要につけこんで、15~20%の手数料を取って、架空の外注費を計上する業者が、昔からいます。

 

一般的な正しい勘定をA勘定とし、裏の不正な勘定をB勘定と呼ぶようになりました。

 

▶金持ちは不正をしてでも税金から逃れたい

金持ちは不正をしてでも税金から逃れたい

「B勘屋」は、普通の生活をしていても出会うことはできません。お金持ち同士の集まりに、誰かの紹介でやってきます。

 

そういう人を紹介する人が参加するくらいなので、みんな5千万円~数億円の役員給与をもらっているけれど、考え方は偏っています。おじさんは「頑張って稼いだ金を、そうして国に納めなければいけないんだ。やっと金持ちになれたのに」と言っていました。

 

年収1億円の人は「リスクを取る」。その内容は

特別勉強を頑張って、良い会社に入って、そこからキャリアアップして、独立するような人は、ずっとクリーンなままでいられると思います。

でも、全然勉強せずに、会社を起こして、事業が上手くいって、お金持ちになった人は、やはり相応のリスクを取っています。

それは、法律に触れることだけではなく、社会一般的に好まれない事業をすることも含まれます。例えば、電話を使った卑猥なものだったり、無料電話をかけるシステムだったり、情報商材だったり、情報弱者向けの不動産だったり、友達を失う仕事だったりします。

 

みんな法に触れるか触れないかを気にせずにそのような事業を進めて、お金持ちになって、少しずつ身体を綺麗にしました。だから、お金持ちになると寄付をするようになります。お金持ちのボランティアは、レディ・マクベス効果だと思います。

 

▶もし、怪しいおっちゃんに出会ってしまったら…

出会ってしまったら逃げる

一代でお金持ちになった人で、リスクを取らなかった人はいないと思います。みんな何かしらのリスクを取って、事業を大きくしようとしています。

 

その程度が、健康的な範囲内であれば問題ありませんが、「B勘屋」を使うような人は危険です。もし出会ったら、距離を取ることをおすすめします。

 

(本記事は2020年4月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)

 

 

≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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