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モラハラ夫の「急に逆ギレ」に隠された、許しがたい真実!夫の詰めの甘さのおかげで、洗脳が解けた

OTONA SALONE / 2024年5月24日 21時0分

夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。自分を大切にしてくれ、本当に優しい人だから結婚をしても幸せになれると信じていたのに、結婚した途端に優しい姿が全て嘘だったとわかり苦しんでいる女性がたくさんいます。

モラハラだとわかっていても、経済的理由や子どもの養育の問題、夫がモラハラが治り優しくなってくれるかもしれないという期待から離婚を決断できない方がいます。モラハラ夫が「お前なんか離婚だ」と言うので離婚を決意しても、実際に離婚の手続きを進めようとすると拒否をされ調停や裁判にまで発展をする。モラハラの闇はとても深いものです。そんなモラハラについて長年に渡りカウンセリングを続けてきた私なりの対策をお伝えしています。

今回は夫の浮気を知ったことで、今までの洗脳が解けたE子さんのお話を書かせていただきます。

 

突然キレて家を出ていくモラ夫は妻に不安感を与え支配するためのテクニック

E子さんの夫は、妻のやることなすことにケチをつける、無視をする、舌打ちをするということは日常なんだそうです。「なぜそんな言い方をするの?」とE子さんが言っても「自分で考えろ」と言っては冷酷な目で見下すだけ。
そんな毎日にうんざりしていたE子さんですが、ある日「テレビの音を小さくして」と言っただけなのに夫は「こんな家いられない!出ていってやる!」と怒鳴り出ていってしまったのです。あまりの突然の出来事で何もできずに立ちすくんでしまいまったE子さん。
その後、夫と連絡が取れなくなり、事故にでもあったのかもしれないという恐怖と夫から離婚と言われるのかもしれないという不安で夜も寝られない状態だったといいます。

『義母に夫が行っていないか連絡したのですが「うちの息子がそこまで怒るなんてあなたは何をしたの!」と私が責め立てらました。夫が出ていき連絡も取れなくなくなって2日後、捜索願を出さないといけないと思っていたとき、何事もない顔で夫は帰宅したのです。』

 

モラハラ夫は妻を混乱させるためにあえてこうした行動をとることがあります。「出ていく」事で妻に不安や恐怖を感じさせ、妻にとって自分がどれだけ大切なのか思い知らせて相手を精神的に支配しようとしているのです。その後何事もなかったかのように戻ることで、相手をさらに混乱させ、自分の影響力を強化します。
夫が戻ってきた時、妻はほっとして、「やはり自分にとって夫は必要な人なんだ」と仕向けることが目的です。

モラハラ夫はどうすれば妻が苦しむのか、それを熟知しているのです。

 

 

どんなに気を遣ってもモラハラは必ず起きる

E子さんは戻ってきた夫に「心配していたの、なんで連絡をくれなかったの」と問いかけます。しかし、出ていった先で何をしていたのかは一切答えてくれません。それなのに、夫は怒りを継続しているわけではなく、普段より優しい態度、笑顔まで向けて「寂しかった?」と聞いてくるそうです。

『私は夫が無事に帰宅したということが嬉しくて、夫がどこに行っていたのか、何をしていたのかはもうどうでもいい、帰ってきてくれるただけでいいと思っていました。あれほど私に酷い態度をとっていた夫なのに、私は夫がいないと生きていけない、夫が戻ってきてくれればそれだけでいいと思ったのです。』

E子さんは夫を怒らせないように、本当に気を遣って生活していました。夫が不機嫌にならないように食事のメニューも多く、家の掃除も念入りに、夫を笑顔で送り出し帰宅時は玄関まで迎えに行く。これほどまでに気を遣っていたのに、また1カ月ほどしてから、夫はなんでもないことで怒り出し、前回と同じように家から出ていってしまいました。

 

モラハラ夫が怒らないように、モラハラが爆発しないようにと色々と気を使う方が多くいます。モラ夫好みのおかずを数種類用意し、洋服にアイロン掛けをし、お風呂上がりに飲むビールのためにグラスまで冷やす。そんなことをしてもモラハラは必ず起きるのです。自分を犠牲にしてモラ夫の事ばかり気にして生活をする、そんなことをしていたら疲れてしまいます。あなたがあなたらしく暮らせずに、モラ夫がどうすれば機嫌良くいてくれるのかを中心に考えるような生活をおくる必要はありません。

夫のためにと思っている行動が、恐怖や脅迫によって行われる場合、それは健全な関係とは言えません。怒られるかもしれないという恐怖から行動するのはおかしなことだと自覚してください。家庭は気を抜いてリラックスする安全な場所であるべきです。恐怖や不安にさらされることなく、安心して過ごすことができないというのは普通ではありません。

 

 

夫が怒り、家を出ていった理由は浮気だったと気づいた

夫がまた家を出ていった後、恐怖と不安と後悔でどうしていいのかわからなくなっていたE子さん。なんとか気を取り直し、夫がどこに行ったのかがわかる手がかりがあるかもしれないと思い、夫の部屋を調べ始めました。夫のクローゼット奥に丸めたレシートが落ちていたのを見つけたE子さんは何気なく見てみたそうです。それは箱根の旅館の売店のレシートでした。日付も夫が出ていった日と同じです。その時、E子さんは直感で「夫は1人で旅館に行ったわけではない、もしや浮気かもしれない」と感じたといいます。

『夫が出ていったのは私が怒らせてしまったからだと思い、なんとかして謝罪しようと思っていたのですが、夫はわざと怒りだして家を出ていくきっかけを作っていたのかもしれないという疑いに変わりました。今まではモラスイッチを押してモラハラ炸裂をしても、出ていくことなんてありませんでした。それなのに前回のモラハラの時は突然家を出ていき、また今回も出ていった。浮気のために家を出ていったんだと考えると辻褄が合うのです。』

 

モラハラ夫が浮気をする場合、その行動や態度には特有のパターンや特徴が見られることがあります。

モラハラ夫は、浮気を巧妙に隠すために相手が自分が悪いと思わせるように心理操作をします。元々モラハラ夫は自分が悪い時でも妻が悪いと思わせるガスライティングという心理操作に長けています。それを上手に使うことで妻は夫の行動に不信感を抱かずに夫を疑う自分が悪いと自分を責めるようになります。

また、モラハラ夫は本来嘘をつくことに罪悪感も持っていないので、一貫した嘘を突き通すことができます。浮気がバレないように、外出を正当化するための嘘を上手につき続けることができます。

浮気が疑われると、モラハラ夫は自分を正当化するために妻を攻撃します。逆ギレして、妻を責め、妻からエネルギーを奪う、先ほども書いたガスライティングという心理操作で、浮気を疑う妻がおかしいと非難し妻が自分が悪いと思わせるのです。

 

【前編】では、頭にくると家をでていくモラハラ夫についてお伝えしました。

▶つづきの【後編】では、勇気を出して夫に「浮気をしているの?」と言ってみたけれど……。夫の反応は⁉ __▶▶▶▶▶

 

 

 

 

 

≪モラハラカウンセラー 麻野祐香さんの他の記事をチェック!≫

 

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