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恋愛を封印してきたシングルマザーが、一瞬で撃ち抜かれるような恋をした「お相手」とは【オトナ婚/第21話(前編)】

OTONA SALONE / 2024年5月13日 11時15分

40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第21回目は、お互いバツイチ同士で出会って結婚。交際直後に大病が発覚という試練を乗り越え、「今が一番幸せ」と断言するゆうこさんが登場です。

 

どこで彼と出会ったの?

彼はどんな人?

どうしたら結婚できたの?

などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。

 

恋愛を封印してきたシングルマザーが、

一瞬で撃ち抜かれるような出会いをした相手とは

オトナ婚 第21話(前編)】

自分本位な夫に愛想を尽かし、乳児を抱えながら離婚

――まずはゆうこさんのことについて教えてください。20代で一度結婚をされているシングルマザーだと伺いました。

はい、私は27歳の時に一度目の結婚をしました。結婚して1年後に別居、その1年後に離婚をしました。今高校生になる娘が1人います。

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――さしつかえなければ離婚理由を伺えますか?

特別大きな出来事があったわけではないんですが、結婚する前から元夫に不信感はあったんです。信頼しきれないというか。それでも「子どもが生まれたら変わってくれるかもしれない」と期待はしていたんですが…。変わりませんでしたね(笑)

 

元夫は自分にしか興味がない人だったので、育児にも非協力的でした。本能的に「一緒にいるのはやめた方がいいんじゃないか」って思い離婚に踏み切りました。

 

――ゆうこさんが離婚した時、娘さんはまだ1〜2歳ですよね。子どものために婚姻関係を継続しよう、という気持ちはなかったんですか?

離婚までに1年ほど別居していました。その期間に自分の気持ちを整理したり、相手がどう出てくるか様子を伺っていました。

 

ちょうどその頃、娘に難病が発覚して。おかげさまで今は元気なんですが、当時はとてもケースが少ない病気で、その時に元夫が言ったのが「そっちが勝手に家を出ていったんだから勝手にしろ」という言葉。

 

その態度が決定打となって離婚を決意しました。

 

――なるほど。

小さな子どもを抱えての離婚に、不安はもちろんありました。やっぱり先が見えないし。

 

ただ、私の両親も結婚生活が破綻しているのに離婚しない夫婦だったんです。母親が我慢しながら父親とズルズル一緒にいて、そんな夫婦関係だから家でも喧嘩ばかり。そういう光景を子どもながらに見ていて、中途半端に結婚生活を続けることは子どもにもよくない、と思っていました。別れたいなら別れればいいのにって。

 

そうして自分が大人になり似たような立場になって、両親みたいにはなりたくない、という思いもあって、離婚に踏み切りました。

 

――たしかに両親の喧嘩は子どもとしては見たくないですもんね。

そうですね。自分を取り繕いながら無理して夫婦生活を続けるぐらいなら、ちゃんと自立して不器用でも正直に生きていった方が、子どもにも堂々としていられるかな、という思いがありました。

 

 

手に職をつけるためフォークリフトの資格を取得

――離婚をして、経済的な不安はありませんでしたか?

離婚した時点ではアパレルショップで働いていましたが、これといった資格があるわけでもなかったし不安はありました。

 

そんな時にフォークリフトの免許を取ってみないか、という話を周囲からされて。「免許があればどこでも働けるしいいと思うよ」ということを言われて、それで取ってみたら、意外と楽しくて自分に向いていたんです。

 

――アパレルショップ勤務からフォークリフトオペレーターですか。大転身ですね。

それまでは女性ばかりの職場だったので最初はちょっと戸惑いましたね(笑)。フォークリフトの資格をとって以降は、その仕事をずっと続けています。楽しいんですよね。力がなくてもできる仕事だし。

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――プライベートでは30歳で離婚して、その後は母1人娘1人でずっと暮らしていた形ですか?

いえ母も一緒に住んでいました。先ほど言ったように、私の両親は仲が良くなくて、とうとう母が父と住んでいた家を出ることになったんです。

 

最初母は兄夫婦と一緒に暮らしていたんですが、面倒見きれないということになって、最終的に私が母と一緒に住むことになりました。

 

ただそのとき私も離婚してすぐで子どももまだまだ小さかったので、一気に2人の面倒を見なきゃいけないと状況になってしまって、その時期はかなり大変でしたね。

 

それでも自分が仕事に行ってる間は、母に娘を見てもらえたりもしたのでいい面もありましたが。そうやって娘が10歳になるまでは3人で暮らしてました。

 

 

娘を守れるのは自分だけ。恋愛とは無縁の30代

――40代で再婚をするゆうこさんですが、30代はお付き合いをした人や結婚を考えた人はいなかったんですか?

いませんでした。仕事と育児と母のケアで時間もなかったし。

 

それに離婚して1人で働いていると、「娘の命を預かっている。守れるのは私しかしない」という使命感があって。だからよっぽど自分が尊敬できる人じゃないと、お付き合いや再婚する気にはなれませんでした。

 

あとシングルマザーって、男性からは「寂しい女性」に見えるみたいで。なめられてるな、というのを感じることも多かったですね。それもあって、恋愛対象になる男性はいませんでした。

 

――ゆうこさん自身は1人が平気なタイプだったんですか?

そうですね。なんだかんだ1人は気楽だし、私自身おひとりさまを楽しめるタイプだったので、余計に再婚願望がわかなかったのかもしれません。

 

 

10年の恋愛ブランクを経てシングルファーザーの男性と出会う

――そうして10年ほどの恋愛ブランクがあり、もう二度と結婚はしないんだろうなと思っていたゆうこさんですが、現在の旦那さまと出会います。

コロナ禍になり、以前勤めていた会社を辞めることになりました。会社の経営が悪くなり、退職者を募りますという話がきて。私はシングルマザーだから夜勤ができないし、小さな子供を留守番させて夜勤をする気にもなれず、いろいろ考えた結果会社を退職することにしました。

 

――そして転職先で出会ったのが現在の旦那さまだと。

はい。出会ったのは転職先なんですが、私は会社の風土が合わなくてわりとすぐに辞めちゃったんですよね。なので、同僚だった期間は実はわずかなんです(笑)。

実は彼と出会った職場を辞める最後の日に、彼から告白されたんです。でもその時はお断りしました。理由は、自分はやっぱり子育て優先だから。恋愛にうつつを抜かしてる場合じゃないよな、と思いお断りしました。

 

――そうなんですね。

でもその後しばらくして、彼に会いたくなって自分からLINEしたんです。そこから毎日LINEのやり取りをするようになって、少しずつ仲良くなっていったという感じです。

 

――告白をいったんは断ったけれど、ゆうこさんの方にも心残りがあったんですかね。

そうですね。退職してしまったので、気軽に会うこともできないし。「今何してるかな」と考える時間も増えてきて。

 

 

会った瞬間時間が止まるような感覚だった

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――事前アンケートで「第一印象で、この人と結婚したいと思った」と書かれていますが、詳しく聞かせてもらえますか?

言葉で表現するのは難しいのですが、なんか一目見てドキッとするものがありました。初めて会ったときのことは今でも鮮明に覚えています。何だろう、なんか自分が生きていることも忘れるような瞬間っていうんでしょうか。うまく言えないんですが(笑)

 

――そんなに運命的なものを感じたんですね!

そうですね。美しいものに出会えた、というような不思議な感覚で。外見がタイプだったというわけでもなく、とにかく「持って行かれた」という感じです。抽象的ですみません(笑)。ちなみに夫も第一印象で私のこと好きになった、と言ってくれています。

 

――旦那さまはどういう性格ですか?

出会った時からそうですが、ずっと優しいですね。あと面倒見がいい。それに彼はシングルファーザーとして2人の息子を1人で育ててきたんです。仕事をしながら子育てもして、そういった面は今でもずっと尊敬しています。

 

 

つづき【後編】運命のように惹かれあった2人は順調に交際をスタート。直後にゆうこさんに病気が見つかって…!

 

 

 

≪編集者・ライター ミナト薫さんの他の記事をチェック!≫

 

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