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イケメン銀行員と「秘密の場所」で…。不倫の罠にかかった女性の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】前編

OTONA SALONE / 2024年5月18日 19時0分

メガバンクの営業店で課長を務める、モモさん(仮名・40歳)。夫と娘と都内で暮らしています。退屈な夫と平凡な子どもと、冴えないけれどまずまずの給料がもらえる仕事。人生が安定したと思いきや、その矢先に高校の後輩と出会って……。

銀行の七不思議にまつわるエピソードを、ご紹介します。

【エリート銀行員たちの不倫事情】前編

不思議なウワサが広がって…

事の発端は、モモさんの働く支店で出回り始めた、ある噂でした。

「金庫に幽霊が出るみたいです。新人の子たちは怖がって『金庫に入りたくない』と言い出して、仕事に差し支えが出るように。次課長会でも議題に上がり、毎日、次課長が交代で金庫を見回りすることになりました」

 

実は、モモさんはお化けが大の苦手。でも皆にバレると「これだから女性は」と出世の差し支えになりそうで、言い出せずにいました。女性の昇進を推奨するメガバンクでは、男性から「女性は良いよね、得できて」という妬みを日々感じていたからです。

そこで、課の二番手とも言える「支店長代理」のハヤトさん(仮名・35歳)に相談することにしました。支店長代理は課長の次に高い役職で、課の数字を担う重要な役職です。彼女が彼を頼る理由は、もう一つありました。

「彼とは高校の後輩なんです。5歳差なので、学校で話したことありませんでしたけどが」

 

彼が部下として配属される前にも、同窓会で彼の姿を見たことは何度かありました。彼は高校の頃にサッカーの花形選手だったこともあり、有名人だったのです。今も好青年で、端正な顔立ちは昔のままでした。

 

▶「昔よりいい男になった」その後輩と二人きりで…

イケメン後輩と二人きりで……

しかし、当時の印象はあまり良くありませんでした。

「あの時は、薄っぺらい人間だなと思って、遠巻きに見ていました。田舎の高校にありがちな『僕が一番、頭が良い』と思い込んでいるように見えました」

 

性格は悪くないけれど、飄々としていて、つかみどころがない。覇気も感じられない。彼の欠点は大きく変わったわけではありませんが、仕事をしていくうちに「彼は前よりも良くなっている」と気が付きました。

「一向に大人にならないままでいるのかと思いきや、仕事を任せてみると、きちんとやるんです。しかも私が忙しくてお昼ご飯を食べていなかったりすると、『はい、お土産です』っておにぎりを買ってきてくれたこともありました。彼は結婚していて、女の子が2人生まれていました。それが良かったのかもしれません」

 

そんな優しい彼だから、今回についての相談もできました。彼は快諾するだけでなく、『良いですよ。じゃあ、僕と課長で毎日見回りしますか?』と返してきました。『ど、どうして毎日やるの?』と尋ねると、彼はあっけらかんとした様子で、こう答えます。

『その方が、他の次課長に恩を売れるじゃないですか。交代でやるってことは、みんな怖いんですよ。銀行って歴史が古いせいか、七不思議とか、怖い話とか、よく出回っていますから』と返されました。

 

確かにモモさんの課は、他の課に数字で大きく劣っていました。悪くない案です。しかもハヤトさんが一緒なら大丈夫なように思えました。早速、翌日の夕方から、二人で金庫を回ることになりました。

帰り際に『ありがとう、明日からよろしくね』と彼に言葉をかけると、『美人上司と密室って、なんだか企画モノみたいですね』と笑いながら返されました。さらっととんでもないことを言われて困惑しながら、モモさんは家路につきました。

 

しかし翌日、知ることになるのです。本当に怖いのはお化けではなくて、本当に人間だったのだと。

後編▶▶イケメン部下と「秘密の場所」で…不倫の罠にかかった女性行員の末路【エリート銀行員たちの不倫事情】後編」に続く

 

 

 

≪作家・ライター 綾部まとさんの他の記事をチェック!≫

 

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