ウソでしょ、三カ月待ちは常識? 【初診の壁】が高すぎる……! 子どもの「こだわり」を優先すると、通院さえままならない
OTONA SALONE / 2024年5月22日 11時0分
東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女は、ADHDと強迫性障害を併せ持つ、いわゆる発達障害児ちゃん。
小学校に入学したものの、集団生活になじむことができず、もはや浮いた存在の長女。学校に在籍しているスクールカウンセラーに後押しをされ、病院を受診することになりました。
今回は、予想通り(!?)病院探しから初診を迎えるまで、長女のツヨ〜イこだわりを改めて実感したお話をします。
【東京こども4人育児日記 #19 】
▶前の記事を読む▶『侍カウンセラーがぶった斬る! 子どもの「障害」「病気」を疑って、【不安だらけだった自分】から卒業した瞬間』
‟子どもの発達”を受診する科は一体どこ?
「長女には病気や障害があるのかもしれない」と、ずっと思っていたのにも関わらず、病院探しをすることは初めて。どうやって探していいのかも分からず、Google先生に頼りきり。
げげ!この病院は遠いわ~
クチコミ数が少ないから参考にならないかな~
ん?そもそも受診するべき科は小児科?小児保健?精神科??
ちんぷんかんぷんな私に救いの手を差し伸べたのは、またもやスクールカウンセラーの先生でした。
電話相談したところ、さくっと回答を頂きました。
「小児科ではなく、小児精神保健科や児童精神科です」
「診断名がでれば通院することになるので、近い方がいいです。遠くていい病院ではなく、子どもが無理なく通える範囲を優先してあげてください」
「クチコミは他人の評価。子どもと先生の相性が大事なので、そこまで重要視しなくていいのでは」
うん、ズバッと言ってくれて気持ちがいい!
おかげさまで、早い段階で病院を絞ることができました。
ただ、最後に気になる一言をサラリ。
「予約、頑張ってくださいね。きっとすごく待つことになると思いますから」
初診に三カ月待ち!?
早速、予約の電話をしたところ衝撃の事実に突き付けられました。なんと「長くて半年、平均で三カ月待ち」とのこと。
うそでしょ待って。私、間違ってミシュラン三ツ星レストランに電話してないよね??
調べてみると、他の病院も三カ月待ちはザラ!
私が予約電話をした病院は、小児精神保健科の担当医が男性と女性の各1名しかおらず、どちらを選んだととしても三カ月待ちは通常のようでした。むしろ「先月までは半年待ってようやく受診した方もいらっしゃいますよ」と。衝撃なんですけど……。
なるべく早く受診したい旨を伝えたところ、男性医師の方が若干早く予約できる案内いただきました。しかし、長女は大の男性嫌い!!男女兼用のトイレは使えない、保育園や学校では男性の先生に心を開かない。
初対面だったら絶対にフルシカトするだろうな……嫌な想像がこみあげ、女性医師で予約させてもらいました。
極度の潔癖症で、そもそも病院に行けない
初診の予約まではまだまだ時間がある。居ても立っても居られない私は、病院の近くに大きな公園があることを知り、場所の確認がてらその公園にお出かけすることに。
この時、新たな問題に直面しました……!
すっかり失念していたのですが、長女は電車やバスなどの公共交通機関が大の苦手!混んだ車内での知らない人達との距離感が近すぎて「汚い」と思ってしまうんです。
※運転手しか乗車していないタクシー、車内にゆとりがある長距離バスなどは大丈夫でした。例外もあるみたい。
途中下車しては、トイレで手を洗って落ち着きを取り戻すなどをしていました。この時、トイレが汚いとまた大変!長女基準の‟手が洗えるほど清潔なトイレ”を探す旅になることも。
「急いでいるから手を洗えないよ」と伝えても、一度気になると感情は爆発。車内であってもどこであっても発狂の嵐。爆弾をかかえているようでした。
この一連の流れに対応することが辛くて、お出かけもほとんどしなくなり、するとしても自転車の後ろに乗せて近所へおでかけする程度。しかし、小学1年生ともなると自転車の後ろに乗せることはご法度です。
初診の日までに、なんとか交通機関に乗れるように特訓を始めました。
この記事に関連するニュース
-
長女は典型的なADHD⁉ さらに衝撃だったのは「診断前後にかかったお金」。こんなに高額だなんて……!
OTONA SALONE / 2024年6月12日 11時0分
-
子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」がオンラインで夜尿の診察を行う「おねしょ外来」をスタート
PR TIMES / 2024年6月11日 15時15分
-
「悪魔のような子ども」。心ない言葉で、心が擦り切れる毎日。私だって躾けているんです……
OTONA SALONE / 2024年6月5日 11時0分
-
「子どもの顔色を気にしすぎる子育てだったかも…」自分がしてきた育児。今までを振り返って、改めて気づいたこと
OTONA SALONE / 2024年5月29日 11時15分
-
就学時健診より早く発達障害を見つけられる…新たに公費実施が決まった「5歳児健診」が重要な理由
プレジデントオンライン / 2024年5月21日 8時15分
ランキング
-
1これするだけで筋トレ効果倍増!【医師解説】50代からの「たるんだ体」改善エクササイズ
ハルメク365 / 2024年6月15日 21時30分
-
2【ユニクロ】1番透けにくいのはどれ?夏に着たい「白Tシャツ」4つを比較!着心地やフィット感も比べてみた
isuta / 2024年6月15日 16時45分
-
3「大谷豪邸報道」「ポツンと一軒家」に覚える"不安" 上空から自宅を映すことの危険性を日本人は知らない
東洋経済オンライン / 2024年6月14日 19時0分
-
4横浜中華街の「地元の人」はどこで食事をしているのか。“地元の人”に聞いたオススメの店3選!
&GP / 2024年6月14日 22時0分
-
5トヨタ新型「スポーツコンパクト」発表! 全長4.3m以下ボディ&6速MTの設定アリ! ブレンボ製ブレーキも搭載の「GR86」墨に登場
くるまのニュース / 2024年6月15日 13時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください