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1年間の「キャリア採用者」は約500名!新たな風を吹かせ、変革を進めるMUFGの組織風土に迫る

OTONA SALONE / 2024年5月24日 11時31分

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)では、2022年度の新卒採用者数611名に対し、キャリア採用者数はなんと476名。多様なバックグラウンドや専門的なスキルを持つ社員の積極的な採用を進めています。

 

キャリア採用でMUFGグループに入社した3名の方に集まっていただき、転職を決意したきっかけやMUFGを転職先に選んだ理由、そこで描くキャリアデザインなど、キャリアの創り方について伺う ♯1の後編です。

【ダイバーシティ経営とキャリア採用】♯1 後編

 

【お話しいただいたのは】

三菱UFJ銀行 サステナブルビジネス部
業務推進グループ
鍬塚翔子さん

三菱UFJ信託銀行 運用商品開発部
債券・ヘッジファンド運用課
諸葛英二さん

三菱UFJモルガン・スタンレー証券
人事部 企画課
三逵麻美さん

●ファシリテーター
三菱UFJフィナンシャル・グループ
経営企画部 部長
チーフ・コーポレートブランディング・オフィサー
飾森亜樹子さん

 

 

会社のめざすところと自分の信念がきちんと重なっているか

飾森さん 次に、現在の業務にプラスになっているなと感じる、MUFGの良いところはありますか?

 

諸葛さん まず社内に関しては、思った以上にキャリア採用者=各分野のプロが多いことですね。前職からヘッジファンド調査を担当していた人や、運用の経験があるという人がたくさんいます。社内で各分野のプロフェッショナルとチームを組んで仕事に取り組める環境は、自分の成長にもつながっています。

次に、外部の方々との関係においては、MUFGブランドの信頼感、規模感が大きなプラスになっています。例えば、新たなヘッジファンドと取引をしたいと思っても、相手がこちらと組みたいと思ってもらえないと始まりませんが、有難いことに、多くのファンドがMUFG というブランドに興味を持ってくれます。

 

三逵さん 私もMUFGのブランド力の大きさは感じています。私が入社していいなと思ったのは、「MUFG Way共鳴セッション」です。キャリア採用で入ってきて会社のことをあまりよく分かっていない状態で、共鳴セッションに参加しました。そこで会社が向かおうとしているところや、それを理解しつつ自分の信念・価値観と合わせていくプロセスを体験し、ここに来たことが腑に落ち、自分はこれからここでやっていくぞ、という決意が新たになりました。

 

飾森さん MUFGという会社の企業理念を社員が自分ごと化する、全社で取り組んでいるプロセスを「MUFG Way共鳴セッション」と呼んでいます。自分が大切にしてきた信念や価値観と、MUFGの企業理念が重なっているかどうかは、とても重要です。皆さんは前職で実現したかった信念や価値観と、今MUFGでやっていることにズレはないですか?

 

鍬塚さん 転職後も信念や価値観は変わっていません。自分のめざしている本質の部分はズレていないと思います。むしろMUFGでいろいろな経験をさせてもらうことで、金融業界や銀行の仕事の可能性を再発見しています。より視野が広がっている実感がありますね。

 

諸葛さん 私も前職と比べると、対象となるお客さまが変わったものの、運用でお金を増やしてお客さまに貢献するという目的の部分は変わっていません。その中で自分の痕跡をいかに残せるか、というところだと思います。

 

 

キャリア採用者だからこそMUFGに対してできる提言

飾森さん 反対に、会社に対してもっとこういうところが変わっていってほしい、変えていきたい、という部分はありますか?

 

鍬塚さん デジタル分野に関しては、取り組みを加速して、効率性を上げていきたいですね。まだまだ各自が一生懸命時間をかけてリサーチや分析している部分が残っているので、そこを改善していきたいです。自ら必要な改善にチャレンジしたり、発信したりして、周りと協力しながら進めていきたいと思います。

 

諸葛さん システム面に関しては、せっかくのノウハウやナレッジをもっと分かりやすいマニュアルに落とし込む必要があると思います。誰が見てもそのままやればできるというマニュアルになるのが理想です。

 

飾森さん ぜひ変えていきたいですね。私たちが行っているカルチャー改革プロジェクトは、とにかく現場から意見を出してもらうことが大事です。今年は現場から意見を吸い上げ改革につなげるアクションを進めていますが、現場から上がった改革項目は2,000件を超えています。特にキャリア採用の方からの意見は、また違う角度で出てきたりするので、とても貴重なものです。

 

鍬塚さん 変革が急速に進んでいることは日々、実感しています。私が入社した5年前は、まだまだ紙文化や印鑑文化が残っていましたから。

 

飾森さん 働き方に関しては、どうですか。

 

諸葛さん 非常に自由度が高いと思います。時間もフレキシブルですし、やるべきことをきちんと終わらせればいいという雰囲気がありますね。コロナの影響があったのも大きいと思います。

 

鍬塚さん 金融は柔軟性がなさそうだと思っていましたが、私も働き方に関してMUFGはすごく進んでいると思います。

 

三逵さん そうですね。MUFGには良い制度がたくさんあります。でもそれを意外と社員が知らなかったりするのが残念です。(笑)私が人事の立場から一つおすすめするのが、週末に行われているオンライン研修です。興味深い講義がたくさん開催されていて、私もいくつか参加していますが、参加人数がとても多くてびっくりしました。

一方で少し気になるのが、保守的な人が多いことでしょうか。社会・経済の基礎を担う金融という業種柄、どうしても安心安全を優先し、新たなチャレンジに対して臆病になりがちではないかと感じることがあります。会社は自分たちのものであり、待っているだけではもったいないなと。自分たちの会社を自分たちでもっとより良く変えていこうよ、ということを人事部から発信していきたいなと思います。

 

飾森さん ありがとうございました。最後にこれからの抱負や、MUFGという舞台で実現したいことがあれば教えてください。

 

鍬塚さん 「世界が進むチカラになる。」というパーパスにすごく共感しています。お客さまや社会に、金融機関としての強み、そして様々な企業や人とつながれるというMUFGの強みを活かして常にソリューションを出し続けていきたいです。

 

諸葛さん 私は運用にフォーカスした仕事をしているので、お客さまに提供するパフォーマンスを上げて、顧客満足度を上げていきたいです。この信念は前職から現在まで変わっていません。前職とターゲットとなるお客さまは変わりましたが、今のヘッジファンドより、もっとよいものを探していくというミッションもあります。あとは、クオンツモデルの研究やAI研究をしている部署で、自分のノウハウやスキル、経験を活かしてクオンツの運用モデルを作るなど、自分の運用能力を引き上げることもしていきたいです。

 

三逵さん 私は人事担当として、社員が活き活きと働いていける組織作りや制度作りをしていきたいと思います。MUFGにはグループ会社間での異動もあり、いろいろな人とつながるチャンスがあります。MUFGという枠の中で、人事という分野だけにとらわれずに、自分が興味を持ったものにどんどんチャレンジしていきたいなと思っています。

 

飾森さん 今回はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

 

 

▶ 次回の「ダイバーシティ経営とキャリア採用 ♯2」は、5月31日(金)11:30配信予定

♯2では、多様な人材が成長や自己実現をしやすい環境を社会全体で創っていくために、経済産業省で行っているダイバーシティ経営や、キャリア支援事業についてのお話をお届けします。

 

 

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