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スプーン1杯をかけるだけ。体重も内臓脂肪も落ちる「簡単ダイエット」のやり方と効果とは⁉【医師が解説】

OTONA SALONE / 2024年5月30日 17時0分

最近、よく耳にするMCTオイル。ダイエットにもいいと聞くけれど、油は太るのが不安だし、油だけで痩せるなんて無理では? と感じてしまいませんか? でも、実際にMCTオイルを毎日スプーン1杯、一定期間摂り続けたことで、ダイエットに成功した人もいるらしいのです!

今回は、MCTオイルを活用するダイエット法が紹介されている「『内臓脂肪がなかなか減らない!』という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術」(アスコム刊)の著者であり、独自の食事術で自身も2ヶ月で6kgの減量に成功したという齋藤真理子先生のMCTオイルを活用したダイエットメソッドをお届けします。

 

 

そもそもMCTオイルってなに?

まずはMCTオイルとはどのようなオイルなのかを確認しておきましょう。

MCTオイルとは、「中鎖脂肪酸」の英語名「Medium Chain Triglyceride」の略称です。中鎖脂肪酸は母乳や牛乳などの乳製品や、ココナッツなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分。

脂肪燃焼、免疫力アップ、抗菌作用、認知症やアレルギー症状の改善、美肌に美髪と、さまざまな美容と健康の嬉しい効果が期待できるといわれています。

MCTオイルは、内臓脂肪が勝手に燃える体質になるために必要な「脂肪燃焼体質になる」ことと、「血糖値を安定させる」ことの両方を叶えてくれるといいます。

 

 

●ケトン体がどんどん作られ「勝手に脂肪が燃える身体」へと変わる

MCTオイルを体内に取り入れると、ケトン体を作りやすくすることができます。ケトン体とは、ブドウ糖が不足すると、その代わりのエネルギーとして肝臓で生産される物質です。人間に備わる脂質代謝機能である脂肪燃焼回路により、体内の脂肪を使って作られます。脂肪が燃焼されやすくなるので、脂肪が減るというわけです。

 

また、ケトン体は細胞一つ一つに存在し、エネルギーを生み出すミトコンドリアの活性化を促すため、基礎代謝も上がります。

MCTオイルを摂取することで「脂肪が減り、基礎代謝が上がる」というダブルの効果により、「勝手に脂肪が燃える身体」へと変わっていくのです。

 

 

●血糖値を安定させる

MCTオイルは、「血糖値を安定させる」効果もあります。これは、インスリン抵抗性を改善してくれることが理由と考えられています。インスリン抵抗性が低いと、インスリンが糖を脳や筋肉に運ぶ働きが悪くなり、血糖値がどんどん上昇してしまいます。

 

すると血中内に糖が余れるのでどんどん脂肪に合成されてしまい、内臓脂肪が増えてしまいます。そこで必要になるのが、血糖値を安定させるインスリンによる機能です。この機能がMCTオイルによって改善することで、食後血糖値が上がるのをやわらげてくれます。

 

 

食事時にスプーン1杯で驚くほどの効果が!

shutterstock.com

MCTオイルは、内臓脂肪を減らすダイエットに希望が持てそうな食品です。

実際、MCTオイルを1日小さじ1/2を摂取することで、脂肪燃焼効果が出たというデータもあるそうです。

内臓脂肪を燃やす効果を高める場合、小さじ1/2の量を1日3回摂るといいそうです。実際に体験した人は、健康状態に配慮しながら、この量を守っているそうですよ。

 

MCTオイルを取り入れる方法を含めた齋藤先生のメソッドを実践した人からは、体重が減ったのはもちろんのこと、「少し動いただけで体がポカポカ。冷え性が改善されました」「体調がよくなり、気持ちもポジティブになった気します」「食事を変えずにお腹周りが4.4cm減。はいていたパンツがゆるゆるに!」などの声が挙がっているそうです。

1週間くらい続けて、何も異常がなければ、1回の量を小さじ1に増やしてOK。徐々に量を増やしながら、1回の量を大さじ1までなら増やしてもよいそうです。

 

注意したいのは、たくさんかければ効果が出るわけではないということ。たとえ少量でも、摂った後で、体がポカポカしてきて、代謝が上がっているのを実感できるそうですよ。

また慣れるまで、お腹がゆるくなることもあるので注意しましょう。また空腹時に摂取すると胃腸が刺激されて不快感を覚えることもあるので、空腹時は避けるべき。

MCTオイルは、少量でも効果が期待できるようですね。気になる人は、ぜひ実践してみましょう!

 

 

ここまでの前編記事ではMCTオイルダイエットの効果について伺いました。後編ではMCTオイルを活用した食事の実践方法を伺います。

つづき>>>医師自身もやせた方法を解説! かける・かさ増す・置き換える「ダイエット」の実践方法

 

 

【取材協力】

齋藤 真理子先生

齋藤 真理子先生
医学博士、日本形成外科学会専門医
分子栄養学認定医。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月、山本メディカルセンター2代目院長に就任。日々の診療を通して、「健康は決して外からの治療だけで得られるものではなく、分子レベルで、身体の内側から健康にならないと成り立たない」と実感し、分子栄養学認定医の資格を取得。その知識と経験をもとにしたわかりやすい解説で、NHK「あさイチ」など、テレビ出演も多数。さらに、分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン・桜山茶寮を運営するなど、総合的に患者さんの健康管理をサポートしている。

「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも 勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術

 

≪ライター 野村 昌美さんの他の記事をチェック!≫

 

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