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「結婚した夫がドケチだった!」人生の基準は「コスパ」のみ、心の貧しさ全開の男性を見抜くには?

OTONA SALONE / 2024年6月11日 21時0分

25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。

アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。

今回は、相手とお金の価値観が合わないことに悩むふたりの女性の「婚活ストーリー」を紹介してもらいます。

※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。

 

働く女性の婚活百景 #14 前編

 

【ケース1】80円の研修旅行を「もったいない」と言う彼

shutterstock.com

H香さんは36歳の食品関係の会社員。いずれは、趣味のお菓子づくりを仕事に結びつけたいという夢を持っています。

H香さんが、友人に誘われて行った食事会で出会ったのは、1歳上の会社員の男性。たまたま隣の席に座っていた彼と話してみると、好きな映画や愛読している本が共通していて、話が弾みます。「こんなに話が合う人っているんだ!」と感激したH香さんは、彼と二人で会うようになりました。

ところが、お互いのことを知っていくにつれて、価値観が合わない部分も浮き彫りになっていきました。きっかけは、H香さんが通っている洋菓子教室で、パリへの研修旅行が企画されたことでした。パリに1週間滞在し、憧れのパティシエのレッスンが受けられるという魅力的な内容で、料金は80万円ほど。決して安くはありませんが、将来お菓子の仕事をしたいと夢見ているH香さんにとってはまたとないチャンス。「貯金を切り崩してでも行きたい」と思いました。

ところが、そのことを話すと彼は「もったいない」と一蹴したのです。「1週間で80円は高すぎるよ」と彼は言います。彼も海外旅行が好きで、学生の頃からいろいろな国へ出かけていますが、彼の旅のスタイルは基本的にバックパッカー。「できるだけ旅費を抑えることで、その分多くの国へ行くことができる」というのが彼の言い分です。

反対されながらも、H香さんは研修旅行に参加しました。期待以上の内容で、同じ夢を持つ仲間にも出会えて大満足。でも、彼とはその後も価値観のズレが気になるようになりました。

たとえば、H香さんの誕生日が近いある日のこと。彼とは普段は居酒屋で会うことが多いのですが、「誕生日くらいは、ちょっと特別感のあるお店で食事がしたい」と思ったH香さんは、彼にリクエスト。ところが彼は、「上品ぶった店は好きじゃない。コスパが悪いし、着ていく服を考えるのも面倒だし。いつもの店が間違いなくおいしいよ」と言うのです。

 

 

「結婚したらケチだった」とボヤく友人の言葉に別れを決意

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H香さんは、彼とのおつきあいを考え直すようになりました。彼といると話題が尽きなくて楽しいのですが、彼のお店の人に対する横柄な態度や、自分が分不相応なぜいたくをしているような気にさせられることが気になるようになってきたのです。

そんなときにH香さんが思い出したのは、既婚の友人のT子さんのことです。T子さんの夫は、一流企業に勤める3歳上の男性で、新居は、立地のいい新築マンション。H香さんは、優雅な結婚生活を送るT子さんをうらやましく思っていました。

ところが、T子さんは浮かない顔で「結婚してみたら、ケチだったの。結婚する前は、食事もおごってくれたしプレゼントもくれたのに」と夫への不満をこぼします。T子さんの夫はお金に細かい性格で、T子さんが友達とランチをすれば、いくらかかったのかをチェックして、「高すぎる」「もったいない」と文句を言うのだそうです。電気の消し忘れや水の出しっぱなしを指摘されることも多いそうで、「一緒に暮らしていると息が詰まる」とT子さんは言います。

そういえば、H香さんがつきあっている彼も、かなりの倹約家です。「もし一緒に暮らしたら、T子と同じように私もいろいろと注意されて、うるさいな、と思ってしまいそう」H香さんは、彼との結婚も視野に入れていたものの、何度も考えて迷った末、「日々を楽しく暮らすには、今の彼との生活は無理」と結論にいたります。婚活アプリに登録し、彼とのおつきあいをやめることにしました。

 

 

【ケース2】別れた妻との子どものための出費が気になって

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Y美さんは、33歳の地方公務員。同じ職場に勤める5歳上の男性と交際中で、二人の間では結婚の話も出ています。彼には離婚歴があり、元妻との間に二人の子どもがいます。結婚生活はうまくいかなかったかもしれませんが、Y美さんが知る限り、彼は誠実で優しい人柄です。どんな相談にも親身に乗ってくれる彼が、人生のパートナーとしてそばにいてくれたら心強いだろうとY美さんは感じています。

けれど、Y美さんにはどうしても気になることがありました。それが、彼が離れて暮らす子どもたちのために使っているお金です。毎月の養育費はもちろんのこと、それ以外にも、入園や入学のお祝い金や旅行の費用なども彼は折に触れて元妻に渡しているようです。養育費を支払うのは当然だということは、Y美さんにもよくわかっています。父親として、子どもたちのためにお金を出してあげたいと思う彼の気持ちも理解できます。

一方で、お給料の中から毎月、子どもたちが成人するまで支払いが続くのだと思うと、不安を覚えるのも正直なところです。同じ職場にいるので、彼の収入は知っています。このまま彼と結婚して、自分たちの子どもが産まれた後のことを想像すると、「ああ、この養育費の負担がなければなぁ」とため息をついている自分の姿が見える気がして、Y美さんはその未来へ向かうことができませんでした。

結婚はしたいけれど、彼との未来は考えられない。悩んだ末、Y美さんは彼との別れを決意しました。「優しい人だったから、別れるのはつらかったです。きっとドラマの主人公なら、お金より愛を選ぶんでしょうけれど、私にはできませんでした」

 

 

【前編】では、自身が働いて収入を得ているからこそ、「相手とお金の価値観が合わない」という悩むが生まれるがち。そんなふたりの女性の婚活についてお伝えしました。

▶つづきの【後編】では、働く女性が婚活をする際に相手の年収よりもチェックしたほうがいいこととは?  結婚を決める前に、金銭感覚にまつわる相手の「本性」を知ることができる、一緒にするといいこととは?__▶▶▶▶▶

 

『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)

 

 

≪アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー 伊藤友美さんの他の記事をチェック!≫

 

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