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セックスレス地獄がつらくて「不倫」に走った夫。禁断の関係でしか、自分らしさを保てない!結婚15年目の真実

OTONA SALONE / 2024年6月9日 21時1分

昨年末、25年ぶり実施の『性機能障害の全国実態調査に関する報告』が発表されました。年齢別EDの有病率はなんと50歳以上で41.7%。また、性交頻度が1カ月に1回未満(1カ月間に1度も性交がない)を「セックスレス」としたところ、全体の70.4%が該当しました。

つまり、日本は少子高齢化と同時に、恐るべきレス社会に突入していたのです。これは人口問題そのものであり、我々は少子化どころか無子化社会を生きていると言えます。

 

これらの社会課題を男性側の視点で捉え、執筆を続けるライター・山下あつおみ氏が、レスを抱えた夫婦問題についてレポートする【後編】です。

 

この記事の【前編】を読む第二子誕生後依頼、セックスレスが続くケンイチさん夫婦。ある晩、ダイニングバーで知り合ったアヤカさんと不倫の関係に…。

【無子社会を考える#11】後編

離婚という選択に至るまで

離婚を考えていると言うケンイチさん、その理由を改めて聞かせていただきました。

「これまでは子どものために離婚をしない、そう考えていたんです。でも結局、妻と私がギクシャクしていることを子どもたちも気づいているんですよね。だから離婚した方が、僕や妻だけでなく家族にとっても良い決断なのかもなと、考え方が徐々に変わっていきました。もちろん子どもには申し訳ない気持ちがあります」

結婚も離婚もそれぞれに事情があるため、何が正解なのかは一概にはいえません。

 

ここでケンイチさんに、もしもセックスレスでなければ不倫をしたと思うかどうか質問してみました。

「もう不倫してるので説得力はないかもしれませんが、もしもセックスをする夫婦関係だったら不倫はしていないかもしれません」

 

 

決断をして妻に伝えた日

ケンイチさんは家庭を守りたいという気持ちと、自分自身の幸せを追求したいという欲求の間で揺れ動いていました。しかし、次第に自分の幸福を追求することが、結果的に家族全員にとっても良い影響をもたらすのではないかと考えるに至ったようです。

 

「ある夜、妻に全てを打ち明ける決心を決めました。僕たちの関係が上手くいっていないこと、お互いにすれ違ってきたこと。そして他の女性と関係を持ったことを正直に話しました。また子どもたちのためにも、夫婦が偽りの関係でいるよりも、正直に生きる方が良いのではとも、勝手ながら伝えました」

ケンイチさん曰く、不倫を告白したことを受けて、奥様はショックを受けながらも冷静にその状況に納得していたようです。

 

 

新たな道の始まり

ケンイチさんは現在、妻と離婚協議中とのことで、共同で子どもたちを育てる方法を話し合っています。

「トラブルのないように、お互いの弁護士さんが交渉しています。とはいえ親権は妻に渡して、金銭的な援助を惜しみなくするつもりです。何が理由であっても、不倫したのは僕なので、そこについては一切、否定するつもりはないです」

 

最後にもう一度、セックスレスについてどんなイメージを持っているのかを質問してみました。

「そうでした、この取材はセックスレスですもんね(笑)。 正直、セックスのない期間は苦しくて、これから先もどうしたらいいか絶望することが度々ありました。もちろん不倫はダメですが、そこに至るまでの過程って、人それぞれじゃないですか。これは善悪がはっきりした世界ではなくて、もっとグラデーションがあるものだと思います」

 

ケンイチさんは、自分の選択が最終的には全員にとって最良の結果をもたらすことを信じているようです。数年後、ケンイチさんがどのような人生を歩んでいるのか、再び取材をしたいと思います。

 

このように、セックスレスが原因で不倫につながるケースが、実は想像以上に多いのも現実なのです。

 

 

 

≪家庭関係研究所 山下あつおみさんの他の記事をチェック!≫

 

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