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「死んだほうがマシだよ」小1娘の絶叫。親心から、よかれと思ってやっていた “2つのこと” が原因?

OTONA SALONE / 2024年7月3日 11時0分

東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。

発達障害(ADHD)と診断されすぐに処方された薬を飲んでも、何も変わらない。変化がなければ飲まなくてもよくない?と思っていた矢先に出会った自然派ママに「薬は死に繋がる」と教え込まれた私は、思い切って薬をやめることに。

断薬の代わりに始めたのは、大きな食生活の改善。果たしてその効果は?

 

【東京こども4人育児日記 #25】

 

前回の記事『「すべての病は食事でなおるから、薬は捨てて」いきすぎた自然派ママからの助言。どっぷりハマった末路とは?』

 

娘の大好物が家から消えた日

すっかり自然派ママの虜になっていた私は、助言どおりの生活を送るようにしていました。生鮮食品から調味料まで替えることができるものは全て替えましたが、私たち親子が大好きなアレだけは思い切りがつかなかった……。

そのアレとは「パン」。

shutterstock.com

お手本としていた自然派ママに「パンを食べるくらいなら食べない方がマシだよ? せめて米粉パンにしないと!」と助言を言われていたパン大好き人間の私は「パン断ちはめっちゃきつい……」と内心モヤモヤ~。

でも、娘のためにパン断ちをしなくては!!

私と同じくパンが大好きな娘は、朝食にご飯がでると激高しました。「だったら朝ごはんは食べない!」と食べずに学校に行く日もあり、朝から激しいバトルを繰り広げる生活を送ることに。

そんなある日、事件が起きたのです。

 

 

お米を食べさせたい理由は「普通の子にしたいから」

その日は、珍しくご飯を口に運んでいるかと思いきや、ご飯を食べるふりをしながらお米をぼろぼろとお皿や床に落として食べないという姑息なことをしたんです。

shutterstock.com

これに腹をたてた私は、あろうことか皿や床に落ちた米をかき集めて、無理矢理口に詰め込もうとするが……それを娘は全力拒否!!
(そりゃそうだ。床に落ちたものを手でかき集めたものだなんて、私でも嫌だ。極度の潔癖症の娘が口なんか開けるわけがない)

私はお米を食べさせることに必死過ぎて、挙句の果てにこんな暴言を吐いたのです。

「ちゃんとした食事をとれば、あなたは治るの!普通の子になれるんだよ!!」

娘本人に発達障害を持っていることは伝えていなかったので、チンプンカンプンだったはず。

しかし、娘は「もうやだよ!死んだほうがマシだよ」とだけ返して、嗚咽しながら登校していきました。

 

 

トライ&エラーの毎日、正解はどこに?

shutterstock.com

娘が投げ放った「死んだほうがマシ」は、売り言葉に買い言葉なのか。それとも、娘の本心なのか。断薬と食生活の改善は、全て娘の命を守るためだったのに、まさかそんな言葉が出てくるなんて。

この日が境だったか定かなのではないのだが、小1にして「死にたい」「死んだらどうなるのかな?」と、何かにつけて死に関連することをアレコレ言うようになったのです。

少なからず、以前よりは断然カラダにいいものをくちにしているはずなのに、何も変わらない。いや、悪化している。学校で起こしたトラブルの連絡をはじめ、家庭ではきょうだい達との大喧嘩。そして、本人が止めたくても止められない手洗いの回数は異常なほど多い。そして、極めつけがこの希死念慮(※)

※病や人間関係などの具体的な原因がないのに、漠然と死を願ったり、死について考えをめぐらせている状態。

 

断薬しない方が良かった?食生活の改善、これも間違ってた?
一体わたしは何を信じてどう進めばいいのだろう。

ちょうど同じ時期に、病院からすすめられたペアレント・トレーニングを受講していた私は頭がパンク状態。子どもに対して‟してはいけない”とされている養育態度をとっていることを自覚していたんです。

次回は、このペアトレの話をします。

 

 

 

 

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