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「俺、できないよ…」夫を襲う、夜のプレッシャー。ついにセックスレスになった夫婦が頼った、意外なものとは

OTONA SALONE / 2024年6月23日 21時0分

昨年末、25年ぶり実施の『性機能障害の全国実態調査に関する報告』が発表されました。年齢別EDの有病率はなんと50歳以上で41.7%。また、性交頻度が1カ月に1回未満(1カ月間に1度も性交がない)を「セックスレス」としたところ、全体の70.4%が該当しました。

 

つまり、日本は少子高齢化と同時に、恐るべきレス社会に突入していたのです。これは人口問題そのものであり、我々は少子化どころか無子化社会を生きていると言えます。

 

これらの社会課題を男性側の視点で捉え、執筆を続けるライター・山下あつおみ氏が、レスを抱えた夫婦問題についてレポートします。

 

【無子社会を考える#13】前編

イッペイさんのケーススタディ

「男ならいつでもセックスしたいし、できるはずだ。そんなプレッシャーを日々抱えてしまい、ED気味になってしまったんです。それが原因で自信がなくなり、ますますレスになっていきました」

 

このように答えてくれたのは、イッペイさん(41歳/会社員)です。

家族は年下の妻(35歳)と8歳の息子さんの3人家族です。

 

セックスレスは現代の夫婦関係において深刻な問題の一つですが、特にイッペイさんは、セックスに対する自信がなくなり、多大なプレッシャーを感じていたそうです。そのあたりから本人の当時の気持ちをお伺いさせていただきました。

 

「実は結婚する前からセックスに対してプレッシャーがあったんです。もともと妻は僕よりも性に関してオープンで積極的な傾向があり、それに答えたいという気持ちがプレッシャーにつながりました。もちろん、妻に悪気はないと思うんですよ。でも、実際は仕事のストレスで疲弊してしまって、そんな気になれないことも多くて。妻は拒否されると、余計に女としての価値がないと不安を感じていたようです。今振り返ると、その都度、しっかりと話し合いをすればよかったと、申し訳ない気持ちがあります」

 

このように自戒するイッペイさんは、強い男であらねばならないという、社会的な期待のなかで生きてきたことが、セックスレスの問題を一層複雑に感じさせたといいます。

 

「一度失敗すると、その後のプレッシャーは倍増しますよね。次こそは失敗しないようにと構えすぎると、逆にうまくいかなくなる。特にセックスが男としての評価の大部分を占めると感じてしまうと、不安が大きくなり深刻な悩みと捉えてしまいます。本来は夫婦で話し合いができていれば、そこまで気にしなくてよかったんですが、当時は全てが空回りしていました」

 

 

男性の視点から見たセックスレスの影響

セックスレスの問題は、夫婦にとって自己評価や自尊心に深刻な影響を及ぼすケースがあります。特にセックスが自己肯定感につながると考える方にとっては、何度もセックスを失敗してしまうと、自分自身を否定するように感じる場合が実は多いのです。これが、さらに問題を深刻化させる原因の一つではないでしょうか。

 

イッペイさんもその一例です。彼はセックスがうまくいかなくて、ED気味の傾向が続くようになり、いつしか自分が「男として失格」であると感じるようになり、プレッシャーからますますセックスを避けるようになったと言います。負のスパイラルは、夫婦関係にも悪影響を与え、最終的には夫婦の心の距離が遠ざかる事態が生じました。危機感を持ったイッペイさんは、どうにかこの問題を対処していこうと、意外な行動に出ます。

 

「このままレスについて蓋をしたままだと、夫婦関係の危機がやってくるなと、実は離婚がイメージできてしまったんです。それはどうしても避けたかったので、とにかくアクションを起こそうとスイッチが入りました」

 

ここでイッペイさんは思い切った行動に出ます。

 

 

セックストイという未知の出会い

「色々と調べた結果、試してみようと思ったのがセックストイでした。それまで、ほとんど知らない世界だったのですが、実際にネット通販などを見てみると、ビジュアルがとてもオシャレで、変に卑猥な感じがしなかったので、試してみようと購入したんです」

 

イッペイさんは、初めてセックストイの購入に踏み切ることに対して、少なからず不安を感じていましたが、セックスレスの問題を解決するための一歩を踏み出す勇気がありました。ネット上の評価やレビューを参考にして、初心者向けのカップル用トイを選んだそうです。これが夫婦関係をどのように変えるかは未知数でしたが、少なくとも現状を打破する手段として期待を寄せたのです。

 

「最初は妻にどう切り出そうか悩みました。正直、セックストイを使う提案が彼女にどう受け取られるかが心配だったんです。でも、思い切って話してみたら、妻も興味津々でポジティブに受け取ってくれてホッとしました」

 

奥さまもレスの問題に対して自分なりの不安や不満を抱えていたようで、イッペイさんが積極的に問題解決に取り組もうとしている姿勢に喜んでくれたようです。新しい試みを前向きに捉え、セックストイを使った新たな性体験に興味を持つようになりました。

 

 

初めてのセックストイ体験

イッペイさんと奥さまは、セックストイを使うことに対して自然体でいられるように努めたといいます。あえて夫婦で一緒にトイを開封し、その機能や使い方を確認したそうです。説明書を読みながら、互いに笑顔を交わし、緊張をほぐしていきました。

 

「最初にセックストイを手に取った時は少し照れましたけど、未知の世界を夫婦で共有していく過程がとても楽しかったんです。実際に使ってみると、本当に興奮しました(笑)。結果的に、お互いに新しい体験をすることで触発され、セックスにも前向きになり、自然とコミュニケーションも増えていきました」

 

イッペイさんが奥さまに提案したセックストイを使った性体験は、夫婦に新たな刺激と興奮をもたらしたのです。二人はセックスに至る前段階で、お互いの感覚や気持ちを率直に話し合い、より深く理解し合うことができたことも大きいと言います。新しい試みは、夫婦の関係をリフレッシュさせ、セックスレスの問題に対する解決策として大いに役立ったのです。

 

 

本記事では、ED気味だったことがきっかけでセックスレスになっていたイッペイさん夫婦についてお伝えしました。

▶つづきの【後編】では、思い切ってセックストイを取り入れたとことでイッペイさん夫婦の関係は改善するのか?__▶▶▶▶▶

 

 

≪家庭関係研究所 山下あつおみさんの他の記事をチェック!≫

 

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