実は「私が選んだ人」にこだわる女性は、なかなか結婚できない。「でも、妥協したくない!」試してほしい、結婚相手の見つけ方
OTONA SALONE / 2024年6月19日 21時1分
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。
今回の働く女性の「婚活ストーリー」は、婚活を始めて1年後に結婚が決まった2人の女性を紹介する【後編】です。
※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。
働く女性の婚活百景 #17 後編
▶この記事の【前編】を読む▶自立した生活を送っていた30代後半の女性ふたりが、婚活をスタート。短期間に結婚に至った経緯について本音を聞かせていただきました。
「自分を選んでくれた人の中から選ぶ」ことが婚活成功への早道
婚活を始めて間もなく、あっさり結婚が決まったように見える二人の女性。二人に共通するのが、自分が選んだ人ではなくて、「自分を選んでくれた人」と結婚していることです。反対に、「自分が選んだ人」にこだわる人は、婚活が長引く傾向があります。婚活をしていた女性が、自分に気のない相手を振り向かせたというケースはとても少なく、私はほとんど聞いたことがありません。
婚活では、「自分を選んでくれた人の中から選ぶ」ことが成功への早道です。これは、ビジネスをする上でも同じこと。需要のない市場に売り込むよりも、ニーズのある市場を見極めるほうが効率的です。とはいえ、結婚はビジネスと違って割り切れないもの。「自分を好きになってくれる人」がたまたま自分の好みのタイプならいいのですが、自分の好みや条件から大きく外れている場合は、どんなに好意を寄せてくれたとしても、好きにはなれない。その気持ちはよくわかります。
「会うのがいやじゃない」なら継続して会ってみる
そこで、W奈さんとS乃さんのケースから、もうひとつ「婚活成功のセオリー」をお伝えします。それが、会ってすぐに「好きになれるか」という基準で相手を判断しないことです。大人の婚活では、ひと目で好きになるような相手と出会うことはまれです。W奈さんもS乃さんも、初めは相手にそれほどひかれていませんでした。それでも、「まあ、いいか」というおおらかな気持ちで継続して会っているうちに、時間をかけて相手を好きになっていったのです。「好き」とは思えなくても、「会うのがいやじゃない」と許容できる相手なら、そしてその人が自分を選んでくれたのであれば、継続して会ってみる価値はあります。
婚活をする人に、私は「理想の人リスト」を書くことをおすすめしています。「理想の人リスト」を書くことと、「自分を選んでくれる人から選ぶ」ことは、矛盾していると思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。自分を掘り下げて、正直に「理想の人リスト」を書けば、100%ではなくても、ほぼ理想どおりの人に出会うことができます。ただ、その人が初見で「好きになれそうな人」「好きと思える人」であるとは限らないということです。
W奈さんもS乃さんも、好きでもない相手と妥協をして結婚したわけではありません。どちらも、「夫は理想に近い相手」と話しています。ただ、出会ったときはそのことに気づいていませんでした。もし二人が第一印象で相手を切り捨ててしまっていたら、理想のパートナーには出会えないままだったでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。次回の働く女性の「婚活ストーリー」もどうぞお楽しみに。
『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)
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