「いくらなんでも失礼すぎる!」夫と孫にひどい態度をとる実母にブチギレ。そんな実家なら、縁切ってもいいですか⁉
OTONA SALONE / 2024年7月12日 17時0分
家を建てる、子どもが生まれるといったシーンで、実家や義実家からサポートを受ける方もいるでしょう。ただし、必ずしもすべての人が実家・義実家からサポートを受けられる訳ではなく、なかには関係に悩むというケースも多いようです。「家を離れたい」という理由で結婚した場合は、実父・実母に振り回されてしまうことも……。
本記事では結婚後も、実母との関係性に悩み続けた女性のエピソードを紹介します。
教育熱心な母から、結婚を反対されて
東京都に住む小百合さん(仮名・55歳/会社員)は、夫(56歳/会社員)、娘(20歳)、息子(18歳)の4人家族。現在、小百合さんは実母と疎遠になっており、その関係性で悩み続けているようです。
30歳の頃に今の夫と出会い、2年後に結婚。夫とは勤め先の会社で知り合ったそうです。そのころ夫は、工場で体を動かして働いていました。結婚当初は夫との結婚に対し、母から猛反対を受けたそうです。小百合さんの母は教育熱心で、幼いころから「勉強しなさい」と口酸っぱくいわれてきたそうです。そんな母からは、「結婚をするならスーツを着た男性にしなさい」と言われ続けてきたそう。
夫は工場勤務で作業着を着て働いていたことも、母にとっては気にいらなかったのかもしれません。小百合さんの父は仕事をよく辞める人でした。父の仕事が長続きしないことに対して不安があったからこそ、安定した仕事に就く人がいいと思っていたのかもしれません。
しかし小百合さんの夫は、大手企業の工場で働くサラリーマンです。決して、仕事が安定していない訳ではありません。職を転々とする父と結婚した母から、とやかく言われる筋合いはない、と感じていたようです。
結婚が決まった時も、母からの「おめでとう」といったお祝いの言葉はありませんでした。
結婚式の際も、冷たかった母の態度が忘れられなくて
結婚式の時も、母は小百合さんの目を見ることもなく、ずっとしかめっつらで俯いていました。結婚式は、夫婦2人でお金を出し合ったのと、あとは義実家からも金銭的な援助を受けました。実家からは一切何の援助もなかったそうです。
義実家の両親はニコニコと対応してくれているのに、それも気に入らない様子でした。そもそも顔合わせの段階から、母の態度は悪く「どんなお仕事をされているのですか?」と、突っかかるような物言いに、義実家も引いていました。
母の失礼な態度は結婚後も続きます。小百合さんは結婚してからも、お正月、ゴールデンウィーク、お盆など、何度か実家に帰省することがあったそうです。しかし、母は夫の顔を見ても挨拶すらなく、夫が話しかけても「ああ……」と小ばかにしたような態度を取るのだとか。結婚がよっぽど気に入らなかったのでしょうか。
流石に夫に対して失礼な態度を取る母親に苛立ちを覚えた小百合さん。「せっかく家に来たのだからせめて挨拶はしてほしい」と、何度も母に叱責したのだそうです。それでも聞く耳を持とうとせず、自分が失礼なことをしていると全く気付かないのです。そんな母親に対し、小百合さんの心も徐々に心が離れていきました。
腹が立ったのは、自分たちへの態度だけではありませんでした。小百合さんの弟夫婦には、なぜかとても丁寧な態度を取るのだとか。理由は弟の嫁(義妹)がお金持ちの一家の一人娘だから。母の性格を思うと、理由はここにあるのかもしれないと小百合さんは語ります。
弟夫婦には態度を変える実母に、モヤモヤが止まらない
人によって態度を変える母の性格に対し、小百合さんは次第に諦めと失望を感じるようになります。
孫への態度も同様でした。弟夫婦の子には愛想がよく、なんでも買い与えようとするそうです。しかし、小百合さんの娘や息子にはお年玉こそあげるものの、そっけない態度。娘や息子が「おばあちゃん」と声をかけても、はいはいと気のない返事を返すので、小百合さんはモヤモヤしていたようです。自分たちだけならまだしも、子どもたちにさえ冷たい態度を取る母に、もうついていけないと思ったとか。
子どもが小さいうちは「孫の顔を見せないと」と思っていた小百合さんでしたが、子どもが大きくなるにつれ、次第に実家への足は遠のいていきました。
孫に冷たい対応をする実母には、もう気を使わなくていいのかもしれない
子どもに対してぞんざいな態度を取る母には、もう気を使う必要はないと感じた小百合さん。それでも一応は血のつながった母親なので、LINEで「最近はどう?」とメッセージを送ることもあるそうです。しかし、既読になるのにスルーされる始末。LINEの返事は、数日後にようやく戻ってくることが多かったそうです。
しばらくの間、実母とは連絡さえ取らなくなったと小百合さん。そんな関係が続いたある日、実父が突然倒れ、やっと母親から「助けにきてほしい」と連絡がきたのだとか。都合のいい時ばかり連絡する母に、イライラが止まりません。それでも血は繋がっている親なので、小百合さんは「心配だから」と家に足を運んだのとか。
しかし、母は「ありがとう」の一言も言いません。おまけに、当たり前のように「父の介助は1人じゃできないから、助けてくれない?」と、悪びれた様子もなく言う始末。
縁を切りたくても、切れない自分がじれったいと感じるように
この時点で小百合さんは「母は私とその家族を大切にしようとは思っていない。あくまで便利屋としか見ていない」と感じたのだとか。
たとえ血のつながった親子であっても、今後はもう縁を切ってもいいのではないか。でも、実父のことが心配だから、と結局お金を工面するなどのサポートをしてしまうそうです。それでも、母からは感謝の言葉もありません。父の問題が解決したら母とは縁を切るべきかと真剣に悩んでいるそうです。
義実家だと失礼な態度を取られたら「関わりません」「縁を切ります」で済むものの、これまで育ててくれた親の場合、迂闊に冷たくもできないものですよね。それでも、ひどい態度を取られ続け、やめてほしいと伝えても改善しないならば、今後も同じような状態が続くと予想されます。そんな時は、思い切って距離をとりたいと伝えることもひとつの手と言えるでしょう。
▶つづきの【後編】を読む▶孫に冷たい対応をする実母、もう気を使わなくていいのかもしれないと思いはじめた小百合さん。果たして、実家との関係にどのような変化が?__▶▶▶▶▶
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