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「もしかして私、臭いのかも?」トップ成績から転落。50歳女性、距離を置かれていたワケは他人は教えてくれない【加齢臭】

OTONA SALONE / 2024年7月16日 17時0分

「最近、体臭を指摘される」「これまでなかったニオイが気になる」などの悩みはありませんか?

日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれてきましたが、昨今の研究では平均値は52歳であるとされ、閉経前後の5年間が更年期と定義されています。

更年期にはからだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性の悩みのひとつに「加齢臭」があります。
今回は、加齢臭の対策法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

成績トップの私がなぜ…?

イラスト/lely

フォーマルスーツの販売店で働く春美さん(50歳)は、ずっと営業成績トップの優秀さで、エリアマネージャーとしてもバリバリ活躍してきました。

「それが、50歳になった頃からでしょうか、営業成績がなかなか伸びなくなってきたんです。接客中もお客様との会話があまり続かなくなってしまって……」

接客や営業以外の新人教育業務も、以前よりも手ごたえを感じなくなったという春美さん。

「これといってやり方は変えていないし、自分の仕事には信念をもってずっと真面目に取り組んでいるのに……どうしてだろう」

思い悩む日々が増えていきました。

 

 

うまくいかない…なんと「加齢臭」が原因!?

イラスト/lely

悩んだ春美さんは、ちょうど大学から帰省した娘さんに相談してみました。

「ちょっと言いにくいんだけど、お母さん最近ニオイがキツイ気がする……そのせいじゃない?」

と娘さんから意外な指摘をうけたそうです。

「そう言われてみると、仕事でも挨拶はしてもしばらく会話しているうちに相手が離れていく、会話が長く続かないなど思いあたる節がいろいろあって……」

原因がわかってよかったと思う反面、加齢臭のせいだなんてショックだし恥ずかしくて、春美さんは落ち込んでしまいました。

 

 

女性の加齢臭、原因は?

若い頃には感じなかった独特のニオイの加齢臭は、男性だけではなく女性からも生じます。
その原因について詳しく解説します。

 

1.加齢と女性ホルモンの減少

加齢臭のニオイのもととなる成分(ノネナール)は、皮脂の酸化によってつくられ、40歳を過ぎた頃から急激に増加するとされています。

女性ホルモンのエストロゲンには、皮脂の過剰分泌や酸化を抑えるはたらきがあります。
このエストロゲンが減少する更年期は、皮脂の分泌や酸化が促進されて体臭が強くなると考えられているのです。

さらに、若い女性には「ラクトンC10/ラクトンC11」という特有の成分が存在し、体臭を打ち消す効果があるといわれていますが、年齢とともにその分泌が低下し、30代頃には急減するとされています。

 

2.口臭も強くなりやすい

更年期は、エストロゲンが減少して唾液の分泌量も少なくなるため、口腔内が乾燥し細菌が増えやすくなり口臭が強くなると考えられています。

 

 

本記事では、加齢臭と更年期のホルモン変化の関係についてお聞きしました。

▶つづきの【後編】では、女性の加齢臭対策として3つの方法と、おすすめの漢方薬についてお伺いします。__▶▶▶▶▶

 

 

〈この記事をかいた人〉

あんしん漢方薬剤師 
清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。

現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

 

【参考】
「女性の『若い頃のニオイ』を解明!『若い頃の甘いニオイ』の正体は『ラクトンC10/ラクトンC11』」ロート製薬株式会社

 

 

≪あんしん漢方 薬剤師  清水 みゆきさんの他の記事をチェック!≫

 

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