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初めて「大切にされている」と感じた40代。5歳下の彼とスピード結婚。今の幸せがつかめたのは「初対面で○○しなかった」から

OTONA SALONE / 2024年7月3日 18時1分

40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第22回目は、割り切った関係ばかり続けていた30代から、ある出来事をきっかけに奮起。執念で結婚にたどりついたひろかさんの登場です。

どこで彼と出会ったの?

彼はどんな人?

どうしたら結婚できたの?

などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫る【後編】です。

 

【失恋を経て執念でつかみ取った男性との出会い。

初めて大切にされていると感じた幸せな日々

オトナ婚 第22話(後編)】

◀この記事の【前編】を読む◀ 『30歳で初体験後、男性とは「割り切った関係」のみ。彼氏なしでも満足してたのに、結婚したくなったキッカケとは』__◀◀◀◀◀

きっかけは飲み屋さんで終電を逃したこと

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――お見合いパーティでマッチングした年上の男性との交際を悩んでいる時に、今の旦那様とも出会うんですよね。

はい。現在の夫とは行きつけの居酒屋さんで会いました。とはいえ、同じ空間にいたというだけで、たいして話もしませんでした。外見的にもタイプではなかったし、彼自身がおとなしい人だったので。

あとで聞くと、彼の私に対する第一印象も「ただ同じ場所にいた女性」ということだけだったみたいです(笑)。

 

――旦那様は年齢が5歳年下ですが、そこに関してはいかがでしたか?

たしかに見た目は若かったですね。線が細くて華奢、かわいらしい感じなので、そういったところからも私のタイプではなかったですね。

たくさんいるお客さんのうちの一人として飲んでいるうちに、私が終電を逃してしまったんです。普段なら一緒にいた友人が泊めてくれるのですが、その日はNGで。どうしようかな、と思っていると、彼が「だったらうちに泊まりますか?」と申し出てくれました。

私も「ありがとう!じゃあ、お言葉に甘えて」という感じで返事をしたのですが、お互いその時点で下心のようなものはまったくありませんでした。

 

 

「付き合っていない人とはしない」と断言した彼

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――飲み屋さんでもたいして言葉を交わしていない人の家に泊まりにいくことになるとは、急展開ですね。

そうですよね。これは私の悪いところなのですが、彼の家に行ってくつろいでいる時に、私の方から彼に「する?」と聞いたんです。すると彼が「いや、僕はお付き合いしていない人とはしないので」と言ってきて。

今まで散々遊んでもきたし、遊ばれてもきた私としては、その返しがすごく新鮮で。すごく真面目で今まで出会ってきた男性の誰とも違う彼のことを、そこで初めて気になり始めました。

 

――たしかに、そこまで硬派な男性は珍しいですね。

ところが、そのあと続けざまに彼が言った言葉が「だったら付き合いませんか?」と(笑)。私も「悪い人じゃなさそうだしいいかな」と思い、「いいですよ」と返事をして、その場で付き合うことになりました。

 

――ええ!? 想定外の展開です!

ですよね(笑)。結局その夜は体の関係にはならなかったのですが、お付き合いはスタートしました。

あと、その時に私が彼にOKと言った理由のひとつとして、その夜突然彼が私に自分の資産などをすべて見せ始めたんです。私のこれまでの男性との付き合いは、素性がわからない人だったり、忙しくてなかなか会えなかったり、不信続きでした。彼はそんな男性たちとは真逆で、株から何から個人情報をどんどん私に伝えてきて。そんな裏表のない性格に驚きつつもどんどん惹かれていきました。

 

――隠し事をしない誠実な人だったんですね。

はい。「今日初めて会った人だけど、なんだかすごく信頼できるぞ」と思って、急速に惹かれていきました。

さらに運命を感じたもうひとつの出来事があって。ちょうどその時、私が自宅の引っ越しを控えていて、その引っ越し先が彼の家から歩いて15分ぐらいのところだったんです。

そこからは早かったですね。出会って2週間後には私はほとんど彼の家に入り浸り状態。半同棲生活を送るようになりました。

 

 

婚活を続けているうちに理想のタイプも変化

――スピーディな展開ですが、結果オーライですね! ただ、彼は優しくておとなしいタイプ。本来であればひろかさんのタイプとは違うはずですが、そこは自分の中での折り合いはつけられたんですか?

私も40代で婚活を始めて、タイプも少しずつ変わってきていたんだと思います。若い頃は自信家でオラオラタイプの男性が好きだったんですが、40歳を過ぎて「やっぱり優しい人がいいかな」と思ってきたタイミングで現れたのが彼でした。

しかも私は三人きょうだいの長女で、彼は三人きょうだいの末っ子。私のお姉ちゃん気質と、彼の末っ子気質もマッチしてすごく相性がよかったです。

 

――一緒に暮らすようになっていかがでしたか?

なんといっても居心地が良かったですね。これまでの私の恋愛はジェットコースターみたいなものばかりで、相手の行動ひとつでテンションも上がったり下がったり。そんな恋愛しかしたことがなかったので、今の夫と暮らしてみて初めて「安らぎ」というものを感じることができました。

思いやりがあって誠実で、不安になる要素がまったくない。

 

 

「大切にされている」ことを噛み締める日々

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――そこから結婚にはどのような流れで?

一緒に過ごすようになって、私が幸せを感じるたびに独り言のように「結婚したいな〜」と言っていたんです。特に深い意味はなかったんですが、それを聞いていた彼の方がその気になって。一緒に住み始めた1ヶ月後には、彼から「婚約指輪を買いに行こう」と言われました。

彼は彼で、男性ばかりの職場だったので女性との出会いも少なく、恋愛も長期間していなかったんです。それで彼の中で「好きな人ができたら、その人のためにお金を使いたい」という気持ちがあったみたいです。誰かに何かをしてあげることが幸せ、という人なんですよね。

 

――旦那様の方も出会いを求めていたんですね。

はい。私と出会って「この出会いを逃したら、自分は一生ひとりのままかも」と思ったようです。なので、この流れに乗っておこう!と思い積極的に行動したと言っていました。「一人は寂しい、誰かと一緒にいたい」と思っていたのは、はからずもお互い共通していましたね。

 

――その後は順調に入籍という流れですか。

そうですね。私の母が体調不良だったこともあり、籍を入れたのは半年ほど経ってからでしたが、無事に入籍もすませて現在に至ります。

子供に関しては、彼がそんなに望んでいないので、それはすごく助かっています。流れに身を任せて、授かればもちろんうれしいけれど、授かれなければそれはそれでいいかな、と。

 

――今は幸せですか?

はい、毎日幸せを感じています。性格は二人とも真逆なんですよ。私は外に出て飲み歩くのが好きな「陽」なタイプ。彼はにぎやかなところが苦手でなるべく家にいたい「陰」なタイプ。でも、笑いの感性が一緒なんです。くだらないことで盛り上がっている時などは、特に幸せを感じますね。

あとは、大切にされているな、と日々感じますね。私から何かを言わなくてもプレゼントくれたり、サプライズ旅行を企画してくれます。

実はこれまでの人生で、自分がリクエストをすることなく相手からプレゼントをもらえた経験がなくて私。遊びの付き合いしかしてこなかったので(笑)。

なので、私のことを考えて、いろいろなイベントをしてくれることがすごくうれしく感じますね。私の夢を彼が今まさに全部叶えてくれています。

 

■ひろかさんからのメッセージ■

・失敗を繰り返して学ぶこともある

・とにかく動いて運気を変えていく

・初対面で判断しない。トキメキはあとから生まれることもある

 

 

 

 

≪編集者・ライター ミナト薫さんの他の記事をチェック!≫

 

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