「MARCH以上の大卒じゃない男性はダメ」学歴にこだわる35歳女性。結婚相手に求めるものとは
OTONA SALONE / 2024年7月4日 17時1分
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。
今回の働く女性の「婚活ストーリー」は、学歴にこだわる2人の女性を紹介します。
※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。
働く女性の婚活百景 #18 後編
◀この記事の【前編】を読む◀ ふたりの女性の学歴と婚活の関係について事例をご紹介。結婚相手に「大卒」の条件にこだわるT花さんが出会った「高卒」の彼。それ以外は最高の彼ですが、学歴と人柄を天秤にかけて選んだのはどっち? MARCH以上の大学卒、とさらに条件を絞っていた銀行勤務のM里さん。そのままの条件で婚活を続けるのか?__◀◀◀◀◀
過去の栄光より大事なこと
ビジネスの世界でも「過去の栄光にこだわる人は、前に進めない」とよくいわれます。
大事なのは、「今の自分」と「未来の自分」のはず。「今の自分は、どんなパートナーと出会いたいのか」「どんな人と、どんな未来を築きたいのか」ということ。
M里さんには、「今」と「未来」の自分にフォーカスして、「理想の人リスト」をつくり直してもらいました。
M里さんは、パートナーに自分と同じがそれ以上の学歴にこだわる理由を改めて掘り下げてみました。すると、「相手に、引け目を感じてほしくない」という思いがあることに気づきました。
これまで、合コンや紹介で知り合った男性に、「どうせ僕は、あなたのように優秀ではないから」などと、自らを卑下するような言い方をされることがあったのだそうです。
M里さんがいやなのは、学歴が低いことではなくて、「どうせ自分なんて」という卑屈な精神なのだということがわかりました。
そして、「相手に卑屈な思いをさせたのは、私が学歴にこだわっていたせいかもしれません」と自分を省みたM里さんは、「理想の人リスト」から大学名を外しました。
その代わり、「自分の過去に誇りを持って、前を向いている人」と書き加えました。
M里さんはきっと近いうちに、学歴にとらわれず、今を前向きに生きている人に出会えると私は思います。
こだわっているのは学歴そのものではないケースがほとんど
「学歴社会は終わった」とも言われますが、今でも結婚相手に高学歴を求める婚活女性は少なくありません。しかし、その背後にある理由はさまざまです。「高収入の人がいい」「世間体がいい人がいい」「知的レベルが高い人がいい」など、むしろこだわっているのは学歴そのものではないケースがほとんどではないでしょうか。
今回ご紹介したT花さんとM里さんがこだわっていたのも、学歴そのものではありませんでした。T花さんが気にしていたのは、「親戚や友人など、周りの人からどう見られるか」という世間体でした。M里さんがいやだったのは、「学歴に引け目を感じるあまり、卑屈になってしまう精神」でした。
「年収」も「学歴」も、自分が心から求めている条件なのであれば、堂々と「理想の人リスト」に書くことを私は勧めています。「自分にはそんなことを望む資格がない」「どうせ望んでもかなわない」などと自分を卑下するのは、謙虚さではありません。それは、自分に対しても、未来のパートナ―に対しても失礼なことです。
けれど、表面的な条件にとらわれていると、自分の本当の「理想の人像」を見失ってしまうことがあります。一見わかりやすい条件にこだわる自分の思いを掘り下げることで、自分が本当はパートナーにどのような資質や志向を求めているのかが見えてきます。「理想の人リスト」に書くべきなのは、そのことです。
もう一つ、婚活で大切なのは「自分自身の感覚」です。「理想の人リスト」はもちろんパートナー選びの指針になりますが、「何かが違う気がする」という違和感や、「きっとこの人だ」という直観は、理想の人リストを凌駕するものです。誰にも代わってもらえない自分だけの「感覚」で選ぶからこそ、ご縁をつかむことができるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。次回の働く女性の「婚活ストーリー」もどうぞお楽しみに。
『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)
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