「饂飩」の読み方、知ってる？ヒントは奈良時代から食べられていた麺類の一種だよ【漢字クイズ】

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「飩」です。

【Q】漢検1級配当漢字「飩」がふくまれる熟語「饂飩」。3文字の読み方は？　

 

「饂飩」の読み方は？

食（しょく・しょくへん）が含まれるこの漢字。「食べ物に関する漢字なのか？」と予想中の方も多いのではないでしょうか。

 

「饂飩」は麺類の一種。季節を問わずおいしくいただけます。

 

※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。

出典（読み・配当級）：『漢検要覧1/準1級対応』（公財）日本漢字能力検定協会

 

正解は……

 

「ウドン」です。

 

【漢字解説】

 

「饂飩」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

 

（ウンドンの音略）麺類（めんるい）の一種。小麦粉を塩水でこねて薄くのばし、細く切ったもの。ゆでかけ汁にひたしたり、つけ汁につけたりして食べる。うんどん。

 

出典：広辞苑　電子辞書第六版　岩波書店

 

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日本人はうどんをいつから食べているの？

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私たちの食習慣においてうどんは馴染み深い食品の一種です。

 

うどんは季節を問わずおいしくいただけます。夏場はうどんを冷めたいつけ汁につけていただくとおいしいですよね。また、冬場は野菜や揚げなどの具材と煮込んでいただくと身体もあたたまり、ほっこりします。

 

うどんは日本でもっとも長く愛されている麺料理です。うどんが日本に伝わったのは奈良時代で、室町時代には現在のようなかたちになったといわれています。

 

また、リーズナブルな価格で食べられるのもうどんの魅力ですよね。うどんは江戸っ子たちからも愛されていました。当時においても手軽に、かつ安く食べられたそうですよ。

 

江戸時代においてうどんは茹でて煮抜きにする、もしくは味噌たれをつけて食べるのが一般的だったそう。梅干しが添えられることもありました。私たちもうどんをたれであえたり、梅干しと一緒にいただいたりしますが、現代人の食は江戸っ子たちの食とそう変わらないのかもしれません。

 

 

【ご当地うどん】あなたの好みは何県のうどん？

うどんと一口でいっても味付けや麺の太さなどによって味わいが異なります。

 

関東と関西ではうどんのつゆの味が違うことはよく知られていますよね。関東では濃口醤油で味つけをしますが、関西では薄口醤油で味つけをすることが多いです。

 

以下のご当地うどんの中で、みなさんがお好みのうどんはどれですか？

 

・讃岐うどん（香川県）
ご当地うどんの中でも知名度が高く、うどんのトップブランドとして評価されている。麺はもちもちとしており、コシが強く、なめらかな食感が特長。出汁は同県の伊吹島の特産である煮干しがメインで、昆布出汁と醤油が加えられていることが多い。

 

・五島うどん（長崎県）
麺は細く、のどがしがよい。麺は島の特産品・椿油を塗布しながら、棒状の生地を2本の箸にかけて引き延ばして製造される。あご出汁との相性が抜群。

 

・おっきりこみ（群馬県、埼玉県の一部エリア）
幅広の麺が特徴。野菜やきのこと煮込む。生麺を煮込むため汁にはとろみがある。

 

・きしめん（愛知県）
平たく、幅広の麺が特徴。刈谷市の名物・ひもかわ（平打ちうどん）がルーツといわれている。つゆにはたまり醤油が使われている。

 

・伊勢うどん（三重県の伊勢市）
極太のやわらかい麺が特徴。醤油ベースの濃厚なつゆにからめて食べる。

 

 

※問題解説：オトナサローネ編集部
（意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています）

参考文献：昭文社 出版 編集部 (編集)、宮路 秀作 (監修)『地図でスッと頭に入る世界の三大穀物’23』2022年　昭文社

 

 

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