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「禄」の読み方、わかる?大河ドラマ『光る君へ』(NHK)ファンは分かるかも⁉ 【漢字クイズ】

OTONA SALONE / 2024年7月29日 10時0分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「禄」です。

【Q】漢検準1級配当漢字「禄」。「禄」のカタカナ2文字の音読みは? 

 

 

「禄」の読み方は?

ネ(しめす・しめすへん)を含むこの漢字。「禄」にはさいわいや天からの贈り物という意味があります。

 

※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。

出典(読み・配当級):『漢検要覧1/準1級対応』(公財)日本漢字能力検定協会

 

正解は……

 

「ロク」です。

 

【漢字解説】

「禄」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

 

①天から与えられるさいわい「福・-・寿」

②仕官する者に下付される給与。給金。俸禄。

③当座の賞与。かずけもの。竹取物語「力を尽したること少なからず、しかるに-いまだ給はらず」

 

出典:広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店

 

禄には天から与えられるさいわいという意味があります。

あわせて、給金や賞与の意味も含みます。

ーーー

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ーーー

 

平安貴族は仕事の対価として「禄」を受け取っていた

現代に生きる私たちには仕事の対価として現金が支払われるのが一般的ですよね。一方、平安時代においては貨幣はすでに製造されていたものの、装束や布、米などの支給が多かったと伝わっています。

平安時代において働きをねぎらい、支給される給与を「禄」といいます。例えば、宮中で働く男性貴族には禄が支払われました。また、女房にも禄が支払われ、絹の支給が多かったといわれています。宴会で芸事を披露した人や文を届けた使者も禄を受け取れることがあったそうです。

shutterstock.com

また、平安貴族というとお金持ちで、雅な暮らしを営んでいたイメージがありますよね。しかし、貴族は庶民と比べれば物質的にかなり恵まれていたものの、豪華絢爛な暮らしを営めたのは貴族の中でも一部にすぎません。貴族の中でも位によって支払われる禄は異なりました。

 

 

「禄」を含む熟語をチェック

本記事の最後に「禄」を含む熟語を確認しておきましょう。

 

・禄仕(ろくし)

意味:禄を受けて仕えること

 

・禄賜(ろくし)

意味:禄を下賜すること

 

禄所(ろくしょ)

古代、王卿以下に賜る禄を大蔵から運び、積んでおいた場所

 

禄盗人(ろくぬすびと)

才能や功績がなかったり、職に対して忠実でなかったりするのに、高い俸禄を受ける者をののしる語

 

禄米(ろくまい)

主家から禄として与えられる米

 

※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)

参考文献:砂崎 良 (著)、承香院 (監修)『平安 もの こと ひと事典』 朝日新聞出版 2024年
繁田信一 (監修)『平安貴族 嫉妬と寵愛の作法』ジー・ビー 2020年
『広辞苑』電子辞書第六版 岩波書店

 

 

≪アメリカ文学研究/ライター 西田梨紗さんの他の記事をチェック!≫

 

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