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「もしかして男性更年期? それともED?」固さが足りない・ヘタる…勃起力低下の解決策はあるのか?【専門家が解説】

OTONA SALONE / 2024年7月28日 21時0分

40代になってから、「勃起力が足りない」「途中でヘタってくる」と感じたことはありませんか?
自覚症状があるのに放置していると、症状が悪化してしまう可能性もあるので注意が必要です。

今回は、「ED」の兆候を感じている男性のために、EDの原因や種類、病院受診の必要性、対策についてくわしく解説していきます。

 

Q. 45歳過ぎて、勃起力に自信がなくなってきました。「男性更年期」からくるEDでしょうか?

イラスト/lely

A.
「ED(勃起不全、勃起障害)」で悩んでいる方は、軽度のものを含めると日本国内だけでも1,800万人いるといわれています。

また、ご質問にあるように、男性更年期がEDの原因である場合も。男性更年期とは、男性ホルモンのテストステロンの減少により、関節痛や疲労感などの身体症状、不安やうつなどの精神症状、そしてEDなどの性機能症状があらわれるものです。

しかし、EDの原因はそれ以外にもあります。
続いては、EDのほかの原因について解説します。

 

 

Q. EDの原因にはどんなものがありますか?

イラスト/lely

A.
EDの原因は複数あります。
主なEDの原因は以下の通りです。

・器質性ED
脂質異常症、高血圧、糖尿病など、身体的な問題が原因

・心因性ED
精神的なストレスが原因

・混合型ED
器質性と心因性が合わさったもの

たとえば、メタボリック症候群をはじめとする生活習慣病もEDの原因になります。
意外なところだと、睡眠時無呼吸症候群もEDの原因に。
睡眠の質が低下することによるテストステロン不足、自律神経の乱れなどが原因として挙げられます。

重要な点は、EDは局所疾患ではなく、全身疾患ということ。
からだ全体におよぶ不調が、性機能に影響を与えている場合があるのです。

 

 

Q. 軽度のEDでも病院に行くべきですか?

Photo:O-DAN

A.
たとえ軽度でも、EDの可能性がある場合は、病院を受診しましょう。
診療科は泌尿器科です。
「いちいち面倒」「他人に相談するのが恥ずかしい」とためらわずに診てもらうことが肝心です。

前の項で解説したように、全身疾患の可能性もあります。
放置しておくとさらに病気が進行する場合もあるので、そのような隠れた病気のリスクを避けるためにも、医師に診てもらうのがおすすめです。

 

 

▶つづきの【後編】を読む▶ EDの兆候を感じたら、自分でできる対策はあるのでしょうか。「年だから」とあなどってはいけないのはなぜなのか? また、症状のために試してみたい漢方薬についてもお伝えします。 __▶▶▶▶▶

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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