「元カノとの不倫。罪悪感はあるけれど」セックスレスに悩み続け、欲望と家族への後ろめたさのハザマで決断したこと
OTONA SALONE / 2024年7月11日 21時1分
昨年末、25年ぶり実施の『性機能障害の全国実態調査に関する報告』が発表されました。年齢別EDの有病率はなんと50歳以上で41.7%。また、性交頻度が1カ月に1回未満(1カ月間に1度も性交がない)を「セックスレス」としたところ、全体の70.4%が該当しました。
つまり、日本は少子高齢化と同時に、恐るべきレス社会に突入していたのです。これは人口問題そのものであり、我々は少子化どころか無子化社会を生きていると言えます。
これらの社会課題を男性側の視点で捉え、執筆を続けるライター・山下あつおみ氏が、レスを抱えた夫婦問題についてレポートします。
【無子社会を考える#14】後編
◀この記事の【前編】を読む◀セックスレスから仲がよかった夫婦関係もギクシャクしはじめ、不倫に走った佐々木さん。不倫相手が自分か家族かどちらかをとる選択を迫ったことで、どちらが大切なのかに気づくことができたものの……。__◀◀◀◀◀
きっかけは夫婦のコミュニケーション改善
佐々木さんは、Aさんとの不倫関係を清算しました。Aさんの言葉が、家庭の大切さを再認識させてくれたからです。そして佐々木さんは妻との関係を改善するため、日常生活の中で妻との対話を増やす努力を意識的に始めていきます。
「いざ会話するとぎこちなくて、今まで夫婦で全然コミュニケーションが取れてなかったことを実感しました。とはいえ、少しずつ妻との会話が自然なものになっていきました。何より、お互いにとって大切な時間を作ることが、関係改善の第一歩だと実感する日々でもありました」
また夫婦で一緒に楽しめる活動を見つけることにも力を入れたそうです。週末は一緒に料理をしたり、散歩をしたりする時間を設け、少しずつ二人の絆を取り戻しているようです。
家族への思いと未来の選択
佐々木さんが奥さまとのコミュニケーションを改善し始めると、次第に家庭の雰囲気も変わっていきます。何より奥さまとの対話を通じて、互いの気持ちや悩みを共有することの大切さを実感すると同時に、子どもとの時間を大切にするようになり、家族全員が一緒に過ごす時間を意識的に増やしたそうです。
「家族と過ごす時間が増えることで、僕自身も心が安定し、家庭が再び温かい場所になっていくことを感じました」
ある日の夕食時、佐々木さんは家族全員でテーブルを囲みながら、自然と自分の気持ちを妻に伝えたといいます。
「これからもずっと、一緒に笑って過ごしたいね。この言葉が自然と出たんです」
すると奥さまはその言葉に涙を浮かべながら「私も同じ気持ちよ」と応えてくれたそうです。
「そのとき、妻も色々と悩んだり葛藤があったんだなぁと実感しました。なにより妻との時間を大切にすることで、以前のような親密さが戻ってきたんです」
佐々木さんは、家族との絆を深めるために、これからも努力を続けていくといいます。またセックスレスについてはどうなっているのかもお伺いしてみました。
セックスレスはなかなか解決はしない
「このまま解決してたらいいんですけど(笑) 、実は何回かベッドでアプローチしても断られてしまって、セックスレスは解決していません。でもセックス以外にもお互いに対する愛情や親密さを示す方法があることを沢山学びました。だから、以前のように断られることに怖さはあまりありません。これは日常の中で、小さなスキンシップや感謝の言葉を伝えることで、関係が改善されているからだと思います。とはいえ性欲は変わらずにあるので、それをどう解消するかは課題です」
佐々木さん夫妻は、毎晩寝る前にお互いの一日の出来事を話し合ったり、一緒にリラックスできる時間を過ごしたりすることで、二人の絆が日に日に強まっているとのことです。
「正直、このままずっとセックスレスなのはやっぱり辛いので、どうなるか分からない部分もあります。やっぱり男ですしね。なので、また取材してください!」
こうした佐々木さんの経験は、不倫などを含めて共感できない部分もあるかもしれませんが、セックスレスや不倫の問題は、多くの夫婦が直面する課題であり、知れず悩んでいる現実が多くあるのも事実なのです。
また折を見て、佐々木さんがどんな人生を過ごしているのか、再び取材をしたいと思います。
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