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「 東大生と話が合うかな、私…」偏差値が違いすぎると、会話が合わないこともあるのはなぜか?

OTONA SALONE / 2024年7月20日 11時15分

さんきゅう倉田です。芸人をしていますが、東京大学文科二類の2年生で、毎日駒場キャンパスに通っています。

講義と仕事が休みの日はフランス語のミートアップに参加したり、フランス人と出掛けたり、図書館で勉強したりしています。職業を聞かれ、芸人であることを隠して「大学生です」と答えると、「何歳ですか?」と聞かれます。

そのため週に3回くらいは年齢を言う機会がある。

 

東大生ではない友人に会うと、東大がどんなところか、講義がどのように行われているかより、“東大生“について聞かれます。「浪人が多いの?」とか「変わった人が多いの?」などと聞かれます。

本記事は、東大生についてよく聞かれる質問についての【後編】です。

 

◀この記事の【前編】を読む◀ “東大生“についてよく聞かれる「浪人が多いの?」「変わった人が多いの?」。気になるその答えは? __◀◀◀◀◀

年齢差を感じるか

ぼくが頻繁に受ける質問として

「同級生と何歳離れているの? 話は合う?」

があります。

 

そういうとき「話はとてつもなく合うよ」と答えています。

もちろん、多少は工夫しています。20歳前後の人が絶対に知らないだろう人物名や作品の名称を出すことはないし、世代を超えて受け入れられるテーマでしか話さない。

東大生とは話が合います。

では、どんな人と話が合わないのか。

先日書道サークルの先輩に誘われて、お花見に行きました。とあるシェアハウスのメンバーが集まって、互いに酒を勧めて笑い合うだけの催しで、何を話したのか聞かれたら答えられないくらい刺激がありませんでした。

知的好奇心が全く満たされなかった。

ぼくにとっては退屈な催しであっても、すべての人にとってそうだとは全く思いません。それぞれが求める時間の過ごし方があるからです。

合う、合わないというのは、その個人の経験と環境に大きく依存します。

 

東大の同級生がこんな話をしてくれました。

 

「高校の時の友達で、京大のやつがおんねんけど、この間初めて合コンに行ったら、相手と全然話が合わなかったって。偏差値が違いすぎると話が合わないって」

誤解のないように言うと、どちらかが賢いとか賢くないとか、偏差値が高いからよいとかよくないとか、そういうことではありません。

勉強をずっとしてきた人と勉強以外の何かに打ち込んできた人では、興味の対象が異なり、面白いと感じる話題が異なります。だから話が合わない。

そこに優劣はなく、合うか合わないかだけである。その理由を抽象化したのが彼の「偏差値が違うと」だったのでしょう。

 

どちらかが話を合わせることもできますが、きっとそれは退屈な時間になる。共通の話題を探ることこも大事ですが、どうしようもないと判断したら撤退する。それが賢い選択だと思います。

 

 

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『お金持ちがしない42のこと』(主婦の友社)

 

≪OTONA SALONE編集部 諏訪京子さんの他の記事をチェック!≫

 

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