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Xで炎上する東大生。「頭いいはずなのに、子どもっぽいトコもあるんだね」なぜそんな投稿をしてしまうのか?

OTONA SALONE / 2024年7月26日 11時1分

元国税局職員さんきゅう倉田です。ちょうど3年間勉強して、38歳で東京大学に入学しました。現在2年生です。

 

先日、新一年生のXでの投稿が話題となっていました。

「東京に住んでて物価や家賃が高くて生活できないって言ってる人は、身のないから田舎に引っ越しなよ。自分の努力不足を国のせいにしないでさ。夢を叶えたり、将来の自分の可能丈に合って性を広げるために上京してきた人は一緒にがんばろ!」

 

この投稿がどこかの誰かによって見出され、リポストや引用がしこたまなされました。ぼくの友人も引用してコメントしていました。そのコメントの中で、「(この人は)共感力がない」と指摘していて、今回はこれについて考えることにした【後編】です。

 

この記事の【前編】を読む◀ 新入学の東大生がXへポストした投稿。彼に足りないものは共感力だけだったのか? __◀◀◀◀◀

よりよい議論のために必要な能力

つい先日、クラスメイトと食堂で話をしていた際に「議論において、必要な能力は何か」という問いが立ち、ぼくは1秒くらい考えてからこんな例を出しました。

 

「少し前に受けた外部の講義で、質問の時間があったんだ。教授に質問をした京都大学の大学院生の聞き方、話し方、リアクションから、彼が教授に全く敬意を払っていないように思えてさ、その授業の後、出席者数人で食事をした時に、その話をしたんだよね。彼は教授に対して敬意を払っていなかったよねって。そしたらさ、何人かが言ったんだ。そうかもしれないけれど質問の内容は的確だったって。ぼくは思ったんだ。敬意を払っていないことと質問が的確であるか否かは全く関係がない。話題の本質を理解せずに、それっぽい反対意見を言う人は、議論のテーブルに着いてもいない。話をしっかりと理解すること、そして発言に矛盾や不合理を含まないことが必要だと思うな」

 

このように意見を言うと、1/2くらいの確率で「自分はこう思うな」と意見をもらえます。

東大に入るまで、誰かの考えに口を挟んだり、自分の意見に口を挟まれたりすることをあまりよく思っていませんでした。

多くの人は誤りを指摘されることを望んでいないし、ぼくは誤りを指摘されることは望んでいるけれど聞くに値しない意見の多さに辟易していたからです。

しかし、東大に入って考えを改めました。

多くの学生が、自分の考えをよりよいものにしようと考えています。そして、自分の意見や行動が正しいと確信するためには、常に他人からの意見を受け入れ、自分を修正する習慣を持たなければならないことを理解しています。

だから、反駁されることを厭わない。

このような習慣が、賢い人間をさらに賢くし、真理に向かわせるのだと確信しています。

他人の話をちゃんと聞かない人はだめだよね。

 

 

アマゾンのkindle unlimitedにも収録されているので、利用者なら実質無料で読めます。
『お金持ちがしない42のこと』(主婦の友社)

 

≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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