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「育ちが悪い嫁」と言われないために、知っておきたい最低限の「お盆」の常識

OTONA SALONE / 2024年7月20日 21時1分

「お盆」の季節がやってきました。東京のお盆は過ぎましたが、これから八月にお盆で里帰りをする方や、京都の送り火や全国各地のとうろう流しなど行事に行くという話もお聞きします。お盆は宗派や地域によっても違い、おこなわない方もいます。大切なことは、亡くなった方を偲ぶ気持ちです。

【 気品を身につけるシンプルな教え#98お盆編 後編】

 

この記事の【前編】を読む◀ 迎え火・送り火って? 五供(ごくう)って? 精霊棚って? もし仕事でお盆に行けないときはどうすればいいの? __◀◀◀◀◀

 

 

実家では特にお盆は何もしなかったのですが、嫁ぎ先ではお盆をするようなのですが・・・

今はお盆をする家、しない家など様々です。これは良い悪いということではありません。

しかし、嫁ぎ先ではお盆をするのであれば、実家ではお盆は何もしなかったので、一から教えてください、と義母様にお伝えして、素直な気持ちで覚えるようにしたら良いと思います。また、地域によってお盆の仕方に違いがありますので、ご実家とやり方が違う時にも、嫁ぎ先のやり方を教えていただいたら良いと思います。

昔は、お盆のために1週間帰る人もいましたが、こちらも時代の変遷とともに、効率的に済ますという考えになってきています。それぞれのご夫婦の、ご家族の考えを優先されてください。

 

新盆と普通のお盆とどう違うのですか?

新盆(初盆)は、故人の四十九日の忌明け後初めて迎えるお盆のことを指します。四十九日前にお盆を迎える場合は、新盆(初盆)を翌年におこなう形が一般的です。

故人が亡くなって初めて迎えるお盆ですから、僧侶や親族・故人と親しかった人などを招き、通常のお盆より丁寧にお迎えするべきとされ、新盆(初盆)特有のしきたりもあります。それぞれの地域の方のやり方に従ってください。

 

新盆(初盆)にお参りするときは、ご供養の気持ちを示すためにお供えは何が良いのですか?

お供えの方法は、お香典(現金)をお供えしたり、お香典を包む代わりにお供え物を持参したり、お香典とお供え物の両方を用意するなどです。地域によって方法が異なりますので、事前に確認するようにしましょう。

いずれの場合も、法要日やお盆の期間に持参をするのが一般的です。お盆の入りである8月13日か、中日である14日に訪問するようにしましょう。時節柄出席が難しい場合は、同じ時期に先方様に届くよう配送の手配をしましょう。

 

京都の送り火が有名で観に行こうと思っています、お盆に関係あるのでしょうか?

8月16日に京都で行われる行事として五山の送り火があります。毎年ニュースにもなりますので、ご存知の方も多いと思いますが、大文字焼きとも言われます。

この五山の送り火もお盆の行事です。盆の入りの13日にお迎えした先祖の霊を16日に無事にお帰り頂くための送り火です。

 

その他にも先祖の霊を送りだす行事として、川に流す精霊(しょうろう)流しや灯篭流しもあります。

 

各地で行われる送り火や精霊流しなどに出かけることも多いと思いますが、その時にはぜひご先祖のことも思い出して頂き、また感謝も伝えてはいかがでしょうか。

 

 

≪エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美さんの他の記事をチェック!≫

 

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