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わりを食ってきた世代、今の40~50代。人生を「氷河期」のままで終わらせないために、これからしたいたった1つのこと

OTONA SALONE / 2024年7月31日 12時1分

心理カウンセラーの岡部 愛です。「失われた30年」の影響をもろに受けた、40代から50代の世代について考えてみる【後編】です。かくゆう私もこの世代に入ります。

2024年の現在、この世代はアラフィフ前後になっています。体力、能力的に大きな岐路に立たされている年齢にさしかかっています。そしてこの先、これまでの経験値を活かして生きていくことが求められます。

 

この記事の【前編】を読む◀ 『更年期世代=ロスジェネ世代。就職氷河期の荒波を越えてきたからこそ、「あきらめ」がついた⁉』 __◀◀◀◀◀

「勝ち組」「負け組」ってなにそれ!?

この言葉は、ロスジェネ世代が過ごしてきた時代に生まれた言葉です。もちろん、本人の絶え間ない努力の成果として、出世や高収入を勝ち得た人もいます。しかし、職場などで努力しても出世できなかった人、たまたま運がよく実力以上の出世ができた人も存在します。就職氷河期で、希望していた職種や企業以外に不本意ながら就職し、まれにそこで「勝ち組」とやらになる人もいます。そういう人は学校の同窓会などで、マウントをとったりするでしょう。「勝ち組」の承認欲求を満たすための同窓会なら、自分がどちらの組に属していたとしても出たくありませんよね?

親世代やバブル世代を見て、成熟した大人になれば手にできると思い描いていた、家庭、仕事、仲間。しかし、それは、時代と共に消えていたことに気づいてしまったのです。

 

 

「失われたもの」に抵抗するアラフィフ世代

人によっては、なにか持病を抱えている場合もあるでしょう。男女にかかわらず、更年期特有の頭痛や、倦怠感、不眠症などの症状も出てきます。さらに、筋力や体力低下、肩の痛み、腰痛などの症状、もの忘れなどの症状が現れてくる人もいるかもしれません。年齢を重ねていくにつれ、心身の衰えを感じる時期になります。ですから、この更年期の時期は自分の「老い」や「病気」について考える必要があるのです。

「あ〜自分はもう若くはないのだ」

精神力の面からいえば、今までの経験値から得たものをたくさん持っていますが、瞬発力や行動力はそうもいきません。以前ならすぐにできていたことができないと自覚し、ふと虚無感を感じてしまいます。人生の後半を考えながら、これからの年月をどう過ごすか考える方も多いでしょう。

 

 

これからは自分自身を生きる!

しかし、「気持ち」は若い時と一緒です。加えて、今までの経験値を持っているのですから、「これからは自分のしたかったことだけしよう!」と考えて生きることが大切です。行きたいところに行き、会いたい人に会いに行き、自分が幼い頃にやりたかったことを思い出しましょう。たとえ、それが叶わなかったとしても、自由に多様な選択ができる年齢なのです。

現在におけるアラフィフ世代、つまりロストジェネレーション世代は、若いとも高齢者とも言えない微妙な時期に位置付けられます。若者みたいに未来を夢見る力を持っているわけでもなく、高齢者のように角がとれているわけでもないのです。

 

 

チャンスをつかむロスジェネ世代

家庭を持って子育てがひと段落した人でも、結婚していない人でも、パートナーがいてもいなくても、すべての人が同じように多くの選択肢を持っていて、自ら選び取れるのがロスジェネ世代です。
更年期の「更」という文字には、「かわる」という意味があります。だれもがこれまでに多様な経験をしてきたことでしょう。ようやくそれらが活きてくる年齢になったのです。角も取れておらず、達観しているわけでもないロスジェネ世代だからこそ、まだまだできることがあるのです。そこをお忘れなきように。

 

 

≪心理カウンセラー 岡部愛さんの他の記事をチェック!≫

 

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