婚活アプリで、トラブルに遭遇しないための「3つのルール」とは。デート服は4パターンを繰り返すといいのはナゼ?
OTONA SALONE / 2024年8月25日 19時30分
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。
今回は、アプリでパートナーに出会った女性の婚活ストーリーを紹介します。
※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。
働く女性の婚活百景 #21 前編
初対面でときめかない相手とは、恋愛に発展することはない
R子さんは、出版社に勤める40歳。これまでにつき合った人とは、さまざまな事情で結婚には至りませんでした。
親や友達に紹介してもらって、カジュアルなお見合いをしたこともあります。ですが、「ぜひまた会いたい」と思える相手に出会えないまま、40歳の誕生日を迎えようとしていました。
R子さんは、どちらかというと面食いで、一目惚れで好きになるタイプ。初対面でときめかない相手とは、恋愛に発展することはないと思っていました。
そんなR子さんの心境が大きく変化したのは、1歳下の妹から「妊娠した」と告げられたことがきっかけでした。20代で結婚した妹は長年妊活をしていたので、R子さんの喜びもひとしお。と同時に、「家族ができるっていいな」という思いがわいてきたそうです。
子どもを産むことを考えたら、年齢的にそろそろギリギリのタイミング。R子さんは、本格的に婚活を始める決意をして、私のところへ相談に来てくれました。職場の後輩が、アプリを活用して毎週のようにいろいろな人とデートをしていると聞いて、まずは婚活アプリに登録することにしたのだそうです。
婚活アプリ登録に関して、まず私がアドバイスしたのは次のようなことです。
・できるだけうつりの良い、笑顔の写真をアップすること。
・写真を公開していない相手とは、基本的に会わないこと。
・住居や職場が特定されないようにすること。
アプリやネットの中には、登録する際に本人確認書類などが必要ないところもあります。なかには、既婚者や悪意のある人物が潜んでいるかもしれません。写真を載せていれば100%安心というわけではありませんが、写真やプロフィルの情報が多い相手を選ぶことで、少しでもリスクを低くすることはできると思います。
結婚歴のある50代男性からはモテるけれど…
いざ登録してみて、R子さんは「婚活での自分の市場価値」を突きつけられたといいます。具体的には、50代以上の結婚歴のある男性からはメッセージがたくさん届くけれど、同世代やそれ以下の人からは、妻を亡くしたシングルファーザーからしかアプローチがない、とのこと。婚活では、男性は年下の相手を望む傾向があるので、それは無理もないことです。
私がR子さんに伝えたのは、「お断りするのはもちろん自由。でも、アプローチしてくれたことには心の中で感謝しましょう」ということです。断るのも、断られるのも、婚活では日常茶飯事です。特にネットではたくさんの出会いがあるので、断ったり断られたりするたびに一喜一憂していたら身が持ちません。断られても気にせず、断るときは心の中で相手に感謝をして、軽やかに出会いを楽しむのがコツです。
R子さんは、アプリでメッセージをやりとりした約10人と、婚活パーティーで話をした約20人の中から、5人の男性と2人で会ってみることにしました。
婚活仲間に「よほどイヤな相手でなければ、最低3回は会ってみるべし」というアドバイスを聞き入れて、初対面でときめきを感じられず、今までならお断りしていただろう相手とも、できるだけもう一度会ってみることにしたのだそうです。
「初対面の相手の車には乗らない」アプリ婚活ならではの注意点も
初めてアプリでの婚活を体験したR子さんは、「知り合いの紹介ではないから、しがらみがないところが気楽でいいかもしれない」と感じていました。それこそが、ネット婚活のメリットです。断るのも断られるのも気楽で、並行して複数の人とデートをするのも自由。ただし、万が一トラブルがあったとしても基本的には自己責任になってしまいます。
そこで、
・初対面では二人きりの空間では会わない。
・初顔合わせは、1時間ほどお茶をして別れる。
・相手の車には乗らない。
ということを心がけるようアドバイスをしました。
また、並行して複数の男性とデートをしていると、同じ人と会うときに洋服がかぶってしまうことがあります。
そこで、上下2着ずつ婚活用の服を用意して、「お見合い写真用」「1回目用」「2回目用」「3回目用」と4パターンのコーディネートを決めておくことを私はおすすめしています。短期間に複数の人と会わなければならない婚活では、効率化も大きなテーマ。「婚活ユニフォーム化」も、その一つです。
R子さんも数パターンの婚活コーディネートを用意して、会う回数ごとに着まわしていました。また、「あとでネタになるかもしれないから」と「婚活ノート」を作って、会った場所やそのときに相手と話したことなどをメモしていました。R子さんのように、あえて婚活を楽しむ工夫をするのも、「婚活ウツ」に陥らない秘訣だと思います。
▶次のページ【後編】▶ 婚活をルール化&効率化をはかって楽しみ始めていたR子さん。彼の勘違いから交際がスタート? __▶▶▶▶▶
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結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)
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