「まぁ、こんな色の花を送ってくるなんて非常識!」切花なら何でもOKなわけではない。お盆のお供え花、色や送る時期にも「マナー」があった!
OTONA SALONE / 2024年8月8日 11時0分
蒸し暑い日が続きますが、暦の上ではもう立秋を過ぎ、お盆まであとわずかです。お盆のお供えには、線香や蝋燭、お花やお菓子などが好まれますが、消えて無くなるもの(消えもの)がいいとされています。
今回は、故人を偲ぶにふさわしいお花を送る時のマナーについて、宮内庁御用達の花屋「青山花茂」の北野雅史さんに教えていただきました。
亡くなられた時期によって花の色が変わる
お盆のお供えに花を送る場合、亡くなられた時期によって花の色が変わります。
亡くなられてから初めてのお盆のことを新盆とか初盆と言いますが、その場合は、亡くなられてから間も無いので、白を基調としてグリーンを少し入れるといいでしょう。
既に亡くなられてから何年も経っている場合は、白とグリーンだけだと寂しいので、少し淡い色の花を入れます。地域にもよりますが、淡いピンクや紫が一般的です。ただ、赤い花や濃い色の花は、亡くなられてから何年経っても入れてはいけないとされています。
花の色はビジネスシーンの仏花でも同じで、初盆の場合は白が基調。何年か経過していたら淡い色の花を3〜4割入れるのがおすすめです。
故人との関係性によっても色が変わる
故人との関係性によって花が変わることもあります。とても近しい関係で、お届け先の好みが分かっている場合は、白い花にこだわらず黄色い花などで色を入れることもあります。故人が好きだった花でアレンジメントや花束を作る場合も、基本的には落ち着いた感じの花にしますが、それほど白基調にとらわれる必要はありません。
和花と洋花、どちらがいい?
お供えというと菊と思われる方もいらっしゃいますが、今は花屋にも洋花がほとんどになりました。和花は、菊と桔梗くらいです。白い菊を用意しているところもありますが、特に指定されなければ洋花で作る花屋が多い印象です。50代以下の人に菊が好まれなくなったという背景もあります。
百合も花屋に並んでいるのはオリエンタル百合といって、海外で品種改良された洋花です。お届け先の方が香りの強い花を好まない場合は、百合は避けた方がいいでしょう。バラは棘があるから避ける方もいますが、昨今はお供えにバラを選ぶこともあります。
地域によってお盆の時期が違う
お盆のお供えの花はお盆の入りの日の午前中か、その前日には送りましょう。遅れてしまうと、故人のことを忘れていたようであまり気の良いものではありません。
2024年(令和6年)のお盆は8月13日(火)~16日(金)の4日間ですので、12日か13日の午前中着で送ってください。この時期の花屋はどこも忙しいので、早めに注文すると要望通りの花を届けやすいです。花が日持ちしにくい夏場のアレンジメントや花束は、お届け先の近くの花屋に委託して届けてもらう仕組みになっています。東京の花屋で注文しても、実際に届けるのはお届け先の近隣の花屋であることが多いです。暑くて花が萎れてしまうので、夏は宅配便では送れないのです。
東京や一部の地域では7月盆といって、7月13日~16日がお盆です。もともとどの地域も旧暦の7月15日がお盆だったのですが、明治に暦が変わった時に、「7月15日は田植えの時期と重なる、忙しい時期にお盆ができない」という理由で、8月に変わりました。東京は田植えをしないので、7月のまま残りました。ただ、東京も地方から出てきた人が多いので、8月にお盆をするという人もたくさんいます。ビジネスのお付き合いやお相手が東京出身の方でない場合は8月に送ってもいいでしょう。
【後編】は、お盆にぴったり、華やかなのに お手入れ簡単、お届け先に喜ばれるミディ胡蝶蘭をご紹介します。
▶つづきの【後編】記事を読む▶ 『「送られる側への “ 気配り ”がある、素敵な女性ね」と思われる、お盆にお供えする花のマナーとは? 送るなら○○○○○○がおすすめ!その理由とは』 __▶▶▶▶▶
青山花茂本店は、1904年に東京・表参道に創業。宮内庁御用達の生花店として知られる。
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