4年のセックスレスを機に離婚。3年後、40歳の再婚活で気を付けたこととは【後編】
OTONA SALONE / 2024年8月30日 20時32分
ジェクスによる令和5年の調査によると、夫婦で1ヶ月以上性交渉がないセックスレスは約64%にのぼり、令和2年の約52%から増加しました※。レス社会に突入した日本。「セックスレスの本音」では、なかなか語られることのない、レスに悩む女性の本音にアプローチします。
前編ではユイさん(仮名)が、セックスレスを機に離婚をしたことを紹介しました。後編では彼女が再婚活を始めたあとについて、話を伺いました。
【セックスレスの本音#1】後編
<<記事の【前編】<<「触らないで!」複雑な家庭環境で育った夫にセックスを拒否されて…
再婚活で二度目の結婚、婚活で気を付けたこと
「離婚後3年くらい自由に過ごして、再婚活を始めました。再婚活にはマッチングアプリを使いました。40歳手前でまじめに出会いたかったので、女性も課金や身分証が必須のアプリを使いました。女性は無料のアプリも多いなか、ちゃんとしているように思えたので。
注意したのは、元夫と同じ欠点を持つ人を選ばないこと。元夫はレス以外に関すると、お金遣いがすごく荒かったんです。だから次は経済観念がしっかりしてる人がいいなと思って、相手を選んでいました。そこで今の夫と出会ったんです。
彼は43歳、私は39歳で結婚。夫は倹約家で、ちゃんとしすぎてるくらい。元夫と違って仕事が終わったらすぐ帰ってくるし、土日は出歩かず家にいるタイプ。お風呂も毎日一緒に入っていて、コミュニケーションもすごく増えました。ちゃんと会話ができる結婚生活ってこんなにいいんだ! と思うようになりましたね。前の結婚生活では、会話の量が圧倒的に足りなかったんだろうなと思います。
私は周りによく思われたいタイプで、元夫にも嫌われたくないとずっと思っていました。不満があっても我慢して、爆発するまで言わない。それで爆発した時に彼から返された言葉を真に受けて、その言葉だけをずっと頭に残してしまっていたんです。
例えば元夫から『そんなにセックスしたいなら、ほかですればいいじゃん』と言われたことがありました。その言葉をずっと引きずっていたのですが、彼がどんな気持ちで言ったのかわからないですよね。「なんでそう思ったの? どうしてそういうことを言うの?」ということをちゃんと聞くべきだったんです。
だから今の夫には、違和感を感じたり、嫌なことがあったら、すぐに伝えることにしています。彼に受け止めるかどうかは別として、自分の思っていることを伝えるんです。そうしたら意外と受け取ってもらえて、夫婦関係もうまくいくようになりました。
セックスレスになることもなく、むしろ『週に1回でも少ない』と言われて、元夫とのギャップに驚いています。だから、すぐに子どももできると思っていたのですが、なかなかできませんでした」
>>40歳を超えて不妊治療。レスだった結婚生活を振り返って思うこと
不妊治療、ラストチャンスで念願の妊娠へ
「1年間頑張ってみたのですがダメで、不妊治療をすることにしました。もう40歳を超えていたので、体外受精となると保険適用になるのは3回まで。4回目以降は自費になるので金銭的に結構きつくなるんです。2回目も授からずもうダメかなと思っていたら、3回目で妊娠。うれしかったです。今は安定期に入り、もうすぐ出産予定です。
そこでようやく、当時を冷静に振り返ることができるようになりました。今まではすべて元夫が悪いと考えていました。向こうにトラウマか何かがあるのは知らないけど、私がそこに介入して助けてあげて、心を整えてあげて、レス解消まで持っていくなんてとても無理だと。そう考えて彼のことを突き放していたんです。
でも、本音を聞けていなかっただけなんですよね。元夫の言葉の裏に、意味があったはずなんです。私が彼の本音を聞けるようなコミュニケーションが取れていたら、別れずにいられたのかもな、と」
>誰と結婚しても、結婚生活には課題が出てくるもの
大事なのは「自分の気持ちに正直に生きる」こと
「結婚生活って、相手が変わっても”違う形で”課題がどんどん出てきます。ときには自分がなくなっていくように感じたり、自分らしさを失っていくこともあると思います。それでも”心のガソリン”が満タンになっていれば、自分の気持ちに正直になることができるんです。
夫婦再構築を目指している人は、納得いくまで自分の気持ちを伝えてください。いきなり会話するのがしんどかったら、挨拶から始めてみるとか。コミュニケーションをあきらめずに取り続けていたら、何かが変わるはずです。
それでも無理なら、結婚生活を続ける必要はないです。私も、離婚したことは後悔はしていません。基準は『自分がどうしたいのか』という気持ちですね。相手を変えることはできないので、苦しくなってきたら、自分のために別れる決断をしてもいい。
あまり頭でっかちにならず『常識だったら』とか『周りからこう見られたら』よりも、自分の気持ちに正直に生きたいですね。そうすれば、これから生まれる赤ちゃんも一緒に、家族で幸せに暮らせるような気がします」
始終、明るく話してくれたユイさん。その幸せそうな様子には、筆者までつられて笑顔になってしまうほど。かつてセックスレスに悩んでいた面影は、まったく見当たりませんでした。
<<記事の【前編】<<
【オトナサローネアンケート】
■あなたの「セックスレス」についてお話を聞かせていただけませんか? OKという方は
■あなたの「家族のカタチ」について教えてください。OKという方は
※出典元:
<文/綾部まと>
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