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42歳から毎日しんどい。「更年期? それとも別の病気⁉」夜眠れず昼に眠くなる日々。ついには過食と拒食を繰り返すように

OTONA SALONE / 2024年8月18日 21時0分

閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#110】前編

◆リリテさん 60歳

名古屋市の自宅でエステサロンを営むエステティシャン。42歳から18年にわたり更年期のさまざまな症状に悩まされ続けた

過労で仕事を退職したら過食が始まり、あっという間に体重が15kg増!

更年期は一般的に閉経の前後5年ずつ、計10年間が目安期間ですが、体調変化の感じ方や感じる期間は人によって異なり、まったく感じない人もいれば、1~2年だけ感じる人や、10年以上感じる人もいます。

 

名古屋市でエステサロン『リリテ*エステヤ』を営む現在60歳のリリテさんは、42歳から18年にわたり、更年期のさまざまな症状に悩まされ続けたといいます。

 

「42歳のときに過労で倒れてから、さまざまな体調不良に見舞われました。いま思えば、原因は過労だけでなく、この頃から更年期に入っていたと思います」

 

リリテさんは42歳まで、エステサロンでエステティシャンとして働いていました。長時間労働の中、人気の瘦身メニューが体力の消耗に追い打ちをかけ、体は歩けないほど衰弱し、限界を迎えたある日、仕事中に立き上がれなくなってしまいました。

 

「もう、エステティシャンとしては働けない」と思ったリリテさんは、引退も視野に入れて退職し、自宅で休養していましたが、体力が回復してくると、次第に「やっぱり働きたい」と思うようになりました。

 

とはいえ、再びエステサロンで働けば倒れてしまう可能性が高い。そう思ったリリテさんは、自宅の空部屋でプライベートサロンを始めることにしました。

 

「せっかく自分のペースで接客できるようになったのですが、体は毎日しんどくて、眠れなくて、眠れないぶん昼間に眠くなるような日々でした」

 

この頃から、リリテさんは過食するようになり、みるみるうちに体重が増え、最高15㎏太ってしまいました。そうかと思えば、今度は食べ物を受け付けなくなってしまい、次第に過食と拒食を繰り返すようになりました。食べられない期間も、体は太ったまま。リリテさんは、メンタルの病気になったと思い、心療内科を受診しました。

 

「医師からは、『仕事のストレスが原因でしょう。この状態で仕事を続けると車椅子生活になりますよ。それが嫌ならゆっくり休むようにしてください』と言われました」

 

 

汗をかかない体質なのに、45歳から急に汗かきに!加えて体のふらつきも始まった

体を休ませながら、調子がいい日を見計らって営業する日々を過ごし始めたリリテさん。3年が経ち、45歳になったころから、体に新たな異変が起き始めました。

 

「若いときから汗をかかない体質だったのに、すぐに汗をかくようになったんです。加えて、貧血のようなふらつきを感じることが増えました」

 

体がつらくて起きているだけでも気力が必要な状態だった上に、急な発汗やふらつきが加わり、毎日生きるだけでも大変だったリリテさんでしたが、幸い夫に理解があり、自分のペースで生活させてくれたおかげで、なんとか日々の暮らしを過ごせていました。

 

そんなリリテさんが47歳になったとき、さらなる変化が起こりました。

 

つづきの記事【後編】を読む▶ 体調不良が続くなか、どうにか仕事を続けていたリリテさん。そして、47歳。心身ともに消耗する毎日を過ごすことになる「新たな試練」が…。 __▶▶▶▶▶

 

 

≪ライター・薬機法管理者 力武亜矢さんの他の記事をチェック!≫

 

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