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「パッと見」の印象が9割!今日からマネできる「第一印象が良くなる秘訣」とは(後編)

OTONA SALONE / 2024年8月22日 11時46分

職場でも、友人関係でも、例えば会議や面接でも、第一印象は、素敵な縁を結ぶための大事なポイントといえます。さて、第一印象はどこで決まってしまうのでしょうか。(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きした【後編】です。

 

【 気品を身につけるシンプルな教え・リバイバル 第一印象をよくする編 後編】

 

 

これを知っておくと、会話が弾み、和やかな雰囲気に 次ページ

3.スムーズな話に移行するために「話のきっかけ」の用意を

「カンバセーションピース」という言葉をご存じですか? スムーズな会話のために便利なものとして、カンバセーションピースを身に付けるということがあります。男性であればネクタイの柄に取り入れることができますし、女性ならばアクセサリーやスカーフの色に取り入れ「本日は御社のテーマカラーで……」など、会話の材料になるものを身に付けるのです。会話が弾み、和やかな雰囲気を作ってから本題に入ることができます。

 

■相手に関心を寄せ、共感をもって会話をします

コミュニケーションにおいて“相手が自分に興味を持ってくれている”と感じると、良い印象を与え親交が深まるケースも多いようです。視線を合わせながら話に相槌を打ち「おっしゃる通りですよね」などと共感することで、話し手側は“興味を持ってもらえている”ということで、良い印象を持つと言われています。

 

名刺交換のとき、ここが見られています 次ページ

4.名刺交換の時の指先と手の振る舞い、実は見られています

第一印象は普通だったのに、いざ名刺交換の段階になり、出された指先の爪が長すぎたり乾燥していたら幻滅どころか相手は驚きます。爪は長すぎず、指先にはささくれがないようにこまめにクリームやオイルでお手入れを。淡い色のネイルがうっすら塗られている、そのような指先ならば清潔感を感じ、気持ちがいいものです。

私たちは本能的に不潔を嫌い、清潔を好みます。もちろん初対面でお会いする場面においても「清潔」であることが第一条件です。

 

■名刺は胸の高さで渡すのは相手への敬意表現です

なおかつ、名刺の受け渡しの際、下の位置で交換せず、敬いの気持ちから胸の高さで渡し、相手の名刺を受け取るときも渡す際も丁寧に扱います。そして、目と目を合せてアイコンタクトができていると、それだけで印象がグッと上がります。

 

好印象になること間違いなしの「挨拶のコツ」とは 次ページ

5.挨拶や自己紹介で「一回一動作」をすると好印象に

初対面であれば、まず初めに挨拶をして、自己紹介となりますが、この時に気を付けることがあります。たいていの方は「おはようございます、はじめまして」とか、「こんにちは、はじめまして」といいながら同時にお辞儀をしていると思います。これは「ながら動作」といって、軽々しい印象を与えるだけでなく、相手に言葉が聞き取れないこともあります。
きちんとあいさつの言葉が言い終わってからお辞儀をする、「一回一動作」をしてみてください。自分も落ち着き、相手にも安心感を与える事ができるでしょう。一回一動作で行うとエレガントで落ち着いた振る舞いになり、お相手への好印象にもつながります。

 

■お辞儀をする時には、腰から頭までは一直線上に

お辞儀をする時には、腰から頭までは一直線で、腰から身体を傾けます。傾けたところで一旦、身体の動きを止め、傾けた時よりも時間を掛けて身体を元の正しい姿勢になるように起こすと、さらに丁寧なお辞儀となります。挨拶は「残心」がとても大切です。「残心」とは、最後まで心を込めることによって相手にその心が伝わることです。この残心が有る場合と無い場合とでは、お相手が受ける印象も大きく変わるものです。

 

オンラインでの初対面のとき、気をつけることとは 次ページ

6.オンラインでの初対面こそ気を付けましょう

最近では初対面でも、オンラインでのコミュニケーションが増えています。画面上で意思疎通を図るのは、オフラインの対面より難しく感じる方もいるでしょう。そんなときこそ、最初の挨拶では明るい表情と声のトーンを意識してみます。

 

■表情や挨拶だけでなく、良好な関係づくりのために「話題」の準備も

自己紹介の後にいきなりビジネスの話をするのではなく、コミュニケーションをスムーズにするためにも、話のきっかけをつくってください。前述の「カンバセーションピース」を使ったり、相手の方のことや、会社にまつわることなどを事前に調べて準備しておくことも大切です。

自分の印象を良くする秘訣は 次ページ

7.自分は初対面の相手に、どんな第一印象を与えていると思いますか?

誰かに出会ったとき、あるいは初めてコミュニケーションをとったとき、「この人は優しい感じがする」「なにか怒っているのかしら」と直感で印象を受けるように、自分自身も相手になにかしらの印象を与えています。

 

■冷静に自分の表情や好感度を分析してみましょう

自分では落ち着いて丁寧に、美しい言葉を使って話していたとしても、表情が暗く曇っていたり、不機嫌そうな様子がうかがえたり、言葉とは異なる態度が見られると、やはり相手に映るものが第一印象を決めてしまうケースも多いようです。

 

その一瞬の間に受ける「第一印象」は、その後の好感度や評価にも大きく関係するとも言われています。自分の行動を思い返し、上記のことをこころがけることで、コミュニケーションも人間関係もより良好になっていくと思われます。素敵な出会いの季節にしていきたいですね。

 

 

 

 

≪エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美さんの他の記事をチェック!≫

 

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