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夏休みの学童での悲劇。「カーペットに落ちたお弁当なら食べれるよ」みんなで拾い集めた結果……

OTONA SALONE / 2024年8月28日 11時0分

東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。

夏休みに入ってからというものの、毎日子ども達の三食を準備することに疲弊困憊しています……。(そんな夏休みもあと少しで終わり!やったー!)

働くママ&パパにとって、ありがた~い学童だけど、先生個人の判断に任せられるような事件が起きた時、あってはならないことだって起きる可能性があるんです。

今回は、夏休みの学童で起きたお弁当にまつわる悲劇をお話します。

【東京こども4人育児日記 #31】

 

◀前の話を読む◀ 『※主観です。「ほめて伸ばす子育て」の適正時期は? 4人の子ども達に試した結果とは』__◀◀◀◀◀

 

ありがた迷惑な善意の圧

とある夏休みの日。学童から帰ってきた長女(当時小1)がいつになく落ち込んでいました。

話を聞くと、いつになく素直に口を開いた長女。

「今日ね、お弁当箱のフタが開かなくて、力が強いお友達に開けてもらったの」

「うんうん。それでちゃんと開いた?」

「そしたらね、お弁当の中身が全部落ちたの」

「え!本当に!?だったら何も食べてないんじゃないの!?」

「お弁当は全部食べたよ」

「ん?どーゆーことかな……?」

shutterstock.com

どうやら、落ちた場所はカーペットの上だとのこと。とは言っても、そこは学校内の教室。靴を脱いで、靴下や素足で大人や子ども、いろ~んな人がスタスタ歩く場所なのです。

「カーペットの上だから食べれるって先生に言われたの。だから、みんなでお弁当の中身を拾ったの」

思わず絶句する私……。

「みんなが拾ってくれたのは嬉しかったんだけど、床に落ちてみんながベタベタ触ったご飯を食べたくなかったの。でも、みんなが“せっかくお母さんが作ってくれたんだよ”って言うから食べたの」

イヤな気持ちになった話をして精神的に辛くなったからなのか、それとも食中毒になってしまったのかは不明ですが、この後すぐにお腹をくだしてしまい、トイレに閉じこもったのです。

 

 

「清潔の価値観」は十人十色

shutterstock.com

お世話になっている学童さん。でも、この対応はないんじゃないかなぁ。長女は強迫性障害を持っていて、分刻みに手を洗うほどの潔癖症。きっとみんなの善意やママが作ってくれたものだし……とか、イロイロ悩んだ末に気持ちが爆発しそうになるのを抑えて頑張って食べたんだと思う。

でも、発達障害あるなし、こだわりが強い強くないに関わらず、子どもがうっかり床に落とした食べ物を「食べても大丈夫」の指導はNGだと思うんだけども……!

この対応はいかがなものか。学童に電話をしたところ、あいにく直接対応してれた先生が不在。電話口の先生に用件を伝えたところ、申し訳なさそうに「その対応はありえないですね……。お弁当を落としてしまった時点で、保護者への連絡も必要でした」と謝罪をいただきました。

後日、対応した先生とも話したのですが、なんでも「カーペットの上なら大丈夫だと思った」ということは本当だそう。その時に連絡がなかったことに対しては「きっと親御さんは仕事中だろうから電話をするのは申し訳ないと思った」とのこと。

うーむ……。

本当に悪気はなかっただろうし「こどもが食べるものがなくなる」とか「作ってくれた親御さんに申し訳ない」という気持ちも伝わるんだけど、やっぱり私個人的には床に落ちた食べ物はNG!子どもに食べてもOKの指導もNG!

床に落ちたものを食べることができるかって、個人によって基準は違うと思う。

「3秒ルール内だったら大丈夫」

「床に触れたところだけ取り除けばセーフ」

「べちゃっと床につくもの以外だったらOK」

「どんなところに落ちてもNG!!」

うっかり落としてしまった食べ物、あなたならどこまでがセーフですか?

 

 

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