乾かし方の順番を変えるだけで40代のぺたんこヘアもふんわり!
OTONA SALONE / 2017年11月4日 16時0分
髪のうねりやボリューム不足など悩みがつきない40代。頭皮マッサージや保湿など、髪のエイジングケアも大切ですが、髪の乾かし方を見直すだけでも美髪に近づくんです。
髪を洗ったら自然乾燥という人もいますが、髪が傷むだけでなく頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
また、うねりや毛先のハネもつきやすくなるので、面倒と思わずドライヤーでしっかりと乾かしましょう。
夜、これだけやっておけば朝のスタイリングがラクになるコツをZACCで教わってきました。
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乾かす順番は前髪→根元→毛先が基本
スーパー銭湯などで髪の乾かし方を見ていると、下を向いてえり足からドライヤーをあてる人、いきなり前(顔側)からあてる人、髪をわしゃわしゃと動かし乾かしている人などさまざまです。
40年も生きてきたわけですから、シャンプーや髪の乾かし方はルーティンワークとして体にしみついていますよね。自分流があるので、今からやり方を変えるのは難しいかもしれませんが、まずは順番から見直してみませんか。
根元から乾かすというのはなんとなく頭にあると思いますが、まずは前髪から着手。
タオルドライをした後、時間をちょっと空けただけでも前髪は乾いてきてしまいます。横に流していたり、タオルで髪を包んでいたりするとヘンなクセがついたままに。パックリと割れる、浮いてしまう原因はココにあるのです。
ドライヤーをあてる前に前髪が乾いていたら、ラッキーと思わずに水で根元を濡らしてください。きれいな毛流れをつくるための重要なポイントなんです。乾かすときは指の腹で根元をこするようにして動かし、ドライヤーを根元の上からあてます。流したい方向とは逆に向けてから、流したい方向へ乾かすとふんわりと整います。
ちなみに、寝グセを直そうとハネている毛先やうねっているところを濡らす人がいますが、それでは修正できません。クセは根元からはじまっているので、根元を濡らすことが大切です。
ボリュームが欲しいところをピンポイントで狙う
髪にハリやコシがなくなりはじめている40代。やはり欲しいのは髪のボリュームですよね。ふんわりと仕上げるためには、根元を起こすことがポイントです。
髪を乾かす順番は前髪→根元→毛先とお伝えしましたが、根元でいえば、ボリュームが欲しいところを先に処理してしまいましょう。
つむじ付近のトップは髪を持ち上げて根元を起こします。表面は色々な方向に向けてかまわないので、左右へ髪を分けながら根元を乾かしていきます。さらに分け目は気にせずに適当に毛束をつかみ、ドライヤーの温風を下からあてます。一カ所に熱が集中しないよう、小さく左右に振り、3~5秒を目安に温風をあてます。
重要なのは、温風をあててから! すぐに髪をおろさずに熱が冷めてから手をはなしてください。なぜかというと、髪は熱が冷めるときに形が決まるからです。
ペタンとしがちな側頭部も同じです。根元を起こして下から温風をあてたら熱が冷めるのを待って髪をおろします。
このひと手間で自然なボリュームが手に入ります。
根元より頭皮を乾かす気持ちで
ドライヤーが根元を狙っていても、髪の表面部分だけになっていませんか?
頭皮を乾かす気持ちで、手ぐしを入れて内側まで温風を届けましょう。髪をめくっていくと内側の根元までしっかりと乾かすことができます。
ドライヤーを大きく左右に振る人もいますが、風が分散してしまい乾きが遅くなるので、小刻みにゆらす程度に。風があちこちにいくと、毛流れもあちこち向いてしまうので、ドライヤーを振りすぎないこと。
特にえり足は水分がたまりやすい場所なので、入念に行ってください。乾いたと思っても意外と内側が湿っているので、手を入れてチェックしながら行って。内側が湿っていると、クセが出たり、膨張してくるのでまとまりが悪くなってしまいます。
頭皮と根元が乾いたら洗い流さないトリートメントを髪の中間から毛先になじませます。
上から下へ、後ろから前へ
根元が乾いたら中間から毛先を乾かしていきます。
内側から手ぐしを入れて毛先を内側へ自然に入れ込みます。このとき、軽く引っ張ると少しのクセならのびます。
重要なのはドライヤーの動き。同じ場所にとどめておかず、手ぐしの動きとあわせて、上から下へ動かします。
髪を覆っているキューティクルは毛先に向かって重なり合っています。下から風をあててしまうとめくれ上がってしまうので、ドライヤーの温風は上からあてましょう。髪の毛に対して平行ぎみにあててあげるとキューティクルが整い、ツヤ髪に。
丸みのあるシルエットを目指すためには、後ろから前へ髪を流すように乾かすのもポイントです。
仕上げに毛束をまとめてねじり、温風をあてるとさらにまとまりがよくなります。
強いクセがない人なら、手ぐしだけでもつるんとまとまりのあるスタイルに。
ポイントをまとめると…
●前髪→根元→毛先の順番を守る
●ドライヤーをあてる向きは上から下、後ろから前
●髪が濡れているときに形を決める
●熱が冷めるときに形づくので慌てない
●ドライヤーを大きく振らない
●でも熱は1点に集中させない
ブラシがなくてもできるので、夜のシャンプー後だけでなく、ジムや日帰り温泉でも役立つ方法です。
ちょっとしたコツを頭に入れて、実践してみてください。
教えてくれた人
ZACC( http://www.zacc.co.jp/ ) 近藤未来さん
女優やモデルがこぞって通う東京・青山にあるサロン。オリジナルのヘアケア剤も人気です。
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