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「何を見ても悲しくて泣けてくる」52歳フリーアナウンサー堀井美香さんが3年以上悩まされた更年期症状とは?ホルモン値は正常、体は元気なのに…

OTONA SALONE / 2024年9月19日 17時0分

日本で初めてシワを改善する医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」を発売したポーラが、「深層美」を探求する体験型イベント「Dive To Me by Wrinkle shot」を開催しました。

 

ゲストには、TBSで27年間アナウンサーとして活躍後、2022年にフリーランスに転身した堀井美香さんが登場。40代後半から更年期症状を感じ始め、特に激しいメンタルの落ち込みに悩まされたそうです。その時の状況と現状についてお話をお伺いしました。

【堀井美香さんインタビュー/前編】

 

仕事が最も忙しい時期と重なった更年期症状

――過去のインタビューなどで、堀井さんはひどい更年期症状に悩まされていたということを公表されていますが…

 

「はい。最初に感じたのは会社員時代です。重要な仕事を任せられるなど、自分の中でとても大変な時期に、定期的にメンタルの落ち込みに襲われることが増えてきて。のちに更年期症状の一種だとわかるまでは、「精神的にもろい人間なんだ」と自分を責めたりもしていました」

 

――メンタルの落ち込みとは具体的にどんなことですか?

 

「急に悲しくなるんです。悲しくて涙が出てきたり、すべてにおいてやる気が出ない。「なにもかも全部いや、どこも行きたくない」という感じですね」

 

――更年期症状だとわかったきっかけは?

 

「ずっと「自分が弱いせいだ」と思っていたのですが、このことを周りに話すと「それは更年期症状じゃないか」と言われました。それから紹介してもらった病院に行ったり、さまざまな対処法を先輩方から教えてもらいました。

 

病院で検査も受けましたが、ホルモン数値は正常の範囲内だったんです。体はめちゃめちゃ元気でした(笑)。それでも病院で処方された経皮剤を使っているうちに、少しずつ症状は落ち着いてきましたね。」

 

――やはりきちんと診断を受けることは大事ですね。

 

「そうですね。私の場合は「更年期」というタグをつけてもらったことで、すごく心が楽になりました。私だけじゃなくてみんなが通る道なんだなって。

 

その後も気分の落ち込みは3〜4年は続きました。今でも油断をしていると襲ってきます。でも、これまでの経験があるので、以前ほど苦しくはないですね。「今は落ち込んでいるけれど、何ヶ月かしたらまたハッピー周期に入る」というのがわかっているので、わりと冷静でいられます」

 

落ち込み期に備えて準備しておくべきことは?

――落ち込み期に入った時の、堀井さん流の対処法はなんですか?

 

「結局は仕事ですね。おかげさまでスケジュールがいっぱいなので、メンタルが落ちていても仕事には行かないといけません。実際、仕事中に笑ったりしゃべったりしているうちは平気なんですよね。

 

私の場合、落ちてしまうと何もやりたくなくなってしまうので、そうなる前に「やるべきこと」をたくさん準備するようにしています。ハッピーな時に仕掛けておいて、予定が入っているからやらざるを得ない、という状況に持ち込むんです。

 

そうやってあらかじめ決まっているスケジュールを淡々とこなして、月日が経つのを待つという感じですかね。少しずつ心の充電をチャージしながら」

 

――家族や周囲の協力も大切ですか?

 

「そうですね。でも私の場合、そういう時に言葉をかけられるのもイヤなんですよ。「大丈夫?」と心配されても「放っておいて!」って思っちゃう。それを知っているから、今は私の落ち込み期には誰も寄ってこなくなりました(笑)

 

家族もつかず離れずの距離感でサポートしてくれて。例えば、帰宅したら家がキレイに片付いているとか。それだけで家事がひとつ減るので、すごくありがたいですよね。直接声をかけない代わりに、少し離れた距離から気を遣ってくれるのは助かりました」

 

更年期症状の改善のために「大きく変えたこと」とは?

更年期を機にショートスリーパーを卒業

――不調改善のために、生活面で変えた部分はありますか?

 

「睡眠を見直して、きちんと眠るようにしました。今はできるだけ、22時半から23時の間には寝るようにしています。

 

私元々はショートスリーパーで、ずっと毎日の睡眠時間が2〜3時間だったんです。どうしても眠い時は昼寝を1時間すればすぐに回復しますし。そんな生活で特に体調が悪いということもありませんでした。

 

それが更年期症状を感じ始め、周囲の人や医療関係の者の方と話すようになると「まずは睡眠をちゃんととった方がいい」と言われ、遅くとも23時までには寝るようにしました。

 

最初はなかなか寝付けなかったり、1時間おきに目が覚めることもあったのですが、次第に体が慣れてきて、今は長く眠れるようになりました。起きるのはだいたい朝5時ごろです。

 

――睡眠時間を増やして体調はよくなりましたか?

 

「格段によくなりました! 体調もそうですが、体重も減ったんです。起きた時に体もすっきりしているので、きっと体にいい影響があったのだと思います」

 

――食生活で心がけていることはありますか?

 

「私はお菓子が大好きなんですが、これに関してはやめるつもりはありません。好きだからしょうがないですよね(笑)。若い頃は食生活も不規則で、ご飯を食べる時間がなくてお菓子だけ、という日もありました。

 

今は野菜や海藻、エネルギーをつけるお肉などをバランスよく食べるようにして、疲れにくくする工夫をしています」

 

――運動面はいかがですか?

 

「運動は好きではないので、特別なことはやっていないですね。その代わり、すごく歩きます。移動はできるだけ歩くようにしているので、1日に1時間とか2時間とか歩くこともあります」

 

人のために動きがちな年代こそ1人になる時間を

――話は変わりまして、堀井さんは忙しいテレビ局の社員として働く一方でお母さんとしての生活も両立されていましたが、その頃はどのような毎日を過ごしていましたか?

 

「何をどうやろうとか、考える暇なんてまったくなかったですね。目の前のことをこなすので精一杯。自転車操業のような日々でした。いろいろなことに巻き込まれているとあっという間に24時間が経つ。そして次から次へと明日がやってくるんです…(笑)」

 

――仕事と育児に追われる生活の中で、リフレッシュはどうしていましたか?

 

「「1人になる時間」を意識して作っていました。30代40代って、24時間が会社のため、家族のため、となりがちです。私も実際そうでした。そんな時は、仕事中1時間だけ外に出て喫茶店に行くとか、子供が習い事に行っている1時間だけは自分の好きなことに没頭するとか。

 

そんな、誰にも会わない1人の時間を作ることが、私にとってストレス解消になっていたと思います。夜のドライブも好きでしたね。子育てが終わった今もその癖で一人でドライブによく行くんです。おすすめですよ」

【続きを読む】▶▶「美容に無頓着で運動も好きじゃなかった」堀井美香さんがアナウンサーという仕事柄、唯一続けていた「シワケアの秘訣」とは?

 

Profile

堀井美香 /フリーアナウンサー、ナレーター
1972年、秋田県出身。法政大学卒業後、アナウンサーとしてTBSに27年間勤め、2022年3月にフリーランスに転身。数々の番組やCM等のナレーションのほか、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の“OVER THE SUN”」(金曜配信)に出演中。自身が開催する朗読
会もチケットが即完するほどの人気を誇るほか、SNS上での活動や書籍の出版など、活動の
幅を広げている。プライベートでは1男1女の母。

 

≪ライター 皆川知子さんの他の記事をチェック!≫

 

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