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「奥さんが美人と知って、取りたくなった」医師の夫、浮気相手は地雷系20代だった。51歳の妻がとった行動とは

OTONA SALONE / 2024年9月5日 20時1分

2024年に発表されたジェクスによる調査では「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか。」という問いに対して、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」の合計値は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。

 

男性のほうが若干高い割合ですが、俗に言う「サレ妻」たちの状況は千差万別。前編では50歳の皮膚科クリニック広報・中谷典子さん(仮名)が、夫に浮気された上に「浮気相手の若い女性」に呼び出される羽目になった経緯を紹介する【後編】です。

【昼顔妻と夕顔夫 不倫に走る大人たち ♯2】後編

 

この記事の【前編】を読む◀自分を遊び人に見せたい医師の夫。越えないはずの一線を越えただけでなく、なんと相手が妊娠! __◀◀◀◀◀ 

あまりにも幼い不倫相手に唖然とする妻

「その週末に、チェーン展開しているコーヒー店の個室を予約して、美弥さんと1対1で会うことにしました。美弥さんは、悪びれる様子もなく、のらりくらりした口調で『たいちー先生は大学時代にバンドサークルに入っていて、プロのギタリストになりたかったから、バンドやっている時やライブハウスにいる時が一番リラックスできるって言っていましたよ。病院では院長先生、家では良き父に良き夫、たまに肩が凝るんだよねって私に甘えてきたんです』と語っていました。挑発されているのかなと思いましたが、あのラインを見た後では逆に痛々しく感じて、怒る気にもなれませんでした」

 

美弥さんのあまりの幼さに、怒る前に引いていたという典子さん。

 

「美弥さんの手首にはリボンのタトゥーが入っており、リストカットを隠すように彫られたその上にも生々しいかさぶたがあって…。若い子は、今こんな感じなのかと驚きました。いきなり自分のことを『ブス』と言い始めるし。彼女『あたし、スタイルはいいけど目が細くて出っ歯で、正直ブスじゃないですか。でも、たいちー先生さんはバンドの自主制作CDジャケットに使ってくれたんです。細い目がハリウッドのアジア人女優さんみたいで色っぽいって。まぁ、太一さんは若い女の子にはほぼ全員、かわいいとか色っぽいとか言う人ですけど。奥さんにはどうですか?』とかいい始めて」

 

挑発されていると感じた典子さんは、グッとお腹に力を入れて姿勢を正して冷静さを保っていたそうです。

 

「こっちも、泣きたいような笑い出したいような、変な精神状態になっちゃって。『ブスっていうけど歯の矯正でもすればオリエンタルな顔立ちになりそうだけど』とか、妙に冷静な考えが浮かびました」

 

それ以上に、間近で見た22歳の女性が、小学6年生の娘を思わせるほどあどけなくて驚いたという典子さん。

 

「自分が22歳の頃は小学生と同じ顔をしているなんて考えたこともなかったですが、私から見ると本当に子供に見えて…だからこそ、すべてが悪い冗談のように感じられて、より胸糞が悪くなりました」

 

美弥さんは居心地が悪そうに足をブラブラさせていて、そんな仕草もまた、子供っぽくて癇に障ったという典子さん。

 

「美弥さんは、『太一さんの奥さんが美人だってみんなが言うから、手を出してやろうと思ったんです。私、彼氏を美人にとられたことがあるから、顔がきれいな女が嫌いなんですよ。若い美人には負けちゃうけど、年をとった美人ならワンチャン勝てるんかなって』と話していました。勝てる、って一体何なんでしょうね。離婚させて再婚したいわけでもなさそうですし」

 

2人が会った30分ほどの間の、8割は美弥さんが話していたとのこと。

 

 

夫の浮気相手は妊娠していなかった

「妊娠しているかどうかが気になっていましたので、『あなた、妊婦さんなんでしょ?どうするの?』と聞いたところ、『堕ろすお金を払ってもらえますか? って言いたかったんですけど、家で検査したら陰性でした』とあっけらかんと答えられて、絶句しました。美弥さんが『本当に妊娠したなら病院に行きましょう。それなら僕もついて行きます』と告げたら、面倒くさくて自宅で検査をしてしまったと話していました」

 

妊娠していなかったと聞いて、安心してドッと疲れを感じた典子さん。

 

「じゃあ、なんで私を呼び出したの? 私に慰謝料を請求される可能性だってあるんだよって言ったら、『会ってみたかったから。バンドのみんなが、いつまでたっても若くて美人だ、非の打ち所がない、なんていうから』と、他人事みたいに言われて…」

 

美弥さんは、年齢問わず「美人が嫌い」と何度も繰り返していたそうです。

 

「美弥さんは、私の顔をジッと見ながら、『奥さんはきれいだけど、思ったより地味ですよね。地方の女子アナみたいな。私の元カレの今カノ、アメリカとのハーフなんです。お人形さんみたいなんですよ』と、憎々しげにつぶやいていました」

「年をとった美人より若いブス」と謎のマウント

「美弥さんが『妊娠はしていなくて、好奇心で呼ばれただけなら私はもう帰りますね。女子会じゃないんだから、これ以上お喋りするのも不自然でしょう。とにかく夫とはもう2人で会わないで。万が一続いていたら、訴えるかもしれないですよ』と言った後、帰ろうとしました」

 

娘もいる身でメンタルが不安定な相手を刺激したくなかったので、お金は払おうと伝票を掴んで立ち去ろうとしたという典子さん。

 

「その時、美弥さんから信じられない捨て台詞を投げられました。『年を取るって、悲しいですよね。こんな美人でも、こんなブスと同じ土俵に立たなきゃいけない。付き合うだけなら年を取った美人より若いブスの方がいいってよく言うけど、時の流れって残酷。きれいな奥さんがいる男を引っ掛けると、自己肯定感が爆上がりします』って。あなたの自己肯定感って何なの? と呆れるを通り越して悲しくなりました」

 

無視しようと思いつつ、腹立ちのあまり、ついつい振り返ってしまったそう。

 

「美弥さんは小柄なので、小学生の娘と同じくらいの座高のぷっくりした頬の子供がポツンと座っていて、なんとも言えない気持ちになりました。頭がきたので、言ってやりました。『あなた今、すごく意味のないことをしているって分かっている?小学6年生の模試の偏差値が50だったからって、悔しくて5年生の模試に潜り込んで65とってなんの意味があるの。自分のレベルも受かる学校も変わらないでしょ? 自己肯定感もなにも、あなた自身の偏差値は同じ。そんなことをする暇があったら、お化粧でも練習したほうがよっぽどマシ』って。まるで子供への説教のようでしたね」

 

典子さんは「若さがもったいない」と言い捨てて、そのまま振り返らず店を後にします。

 

「背中から『偏差値50かぁ……。あ、たいちー先生と私とのFBのやり取りに、奥さんの写真がありますよ。私とライン交換した最初の日だったかな。あれを見て会いたくなったんです。雑誌に出ている人を見てみたいな、って』という声が追いかけてきましたが、もう振り返ることはありませんでした」

 

 

「二度と顔出ししない」と決意した妻

店の外に出ると、「やりきった」という充実感と「なんでこんな目に」という脱力感が同時に湧いてきたとのこと。

 

「夫からはすぐに『ありがとう。例の彼女から『奥さんに怒られたので終わりでいいです』ってラインがきました』と連絡があり、地面を頭突きで割る勢いで土下座している猫のスタンプが送られてきました。取り急ぎ、親指を立てたスタンプのみ返信しましたが、正直なところ、大迷惑でした」

 

今回の騒動で夫のSNSのパスワードは聞いた上で、いつでもログインする許可をもらっていたので、その場で美弥さんとのやり取りを確認した典子さん。

 

「私が雑誌のストリートスナップに掲載されたときの写真を、送っていました。『あのね、僕の奥さん、おばさん向けの雑誌に出てるの。おしゃれ読者の秋の着こなし。ってね。ショートカットで男みたいでしょ』と、惚気っぽい自虐発言をしていて。こんな言葉が彼女を刺激したと思うと…なんというか、毒気を抜かれて、ため息しか出ませんでした」

 

典子さんはそれ以来、広報担当としても裏方に徹して、雑誌やイベントなどへの「顔出し」を頑なに断っているそうです。

 

 

 

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