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「10年後の肌年齢を左右します」エイジングケアに力を入れるベストな年齢とは「注目のレチノールは使いすぎると炎症が?」【スキンケアの嘘・ホント】

OTONA SALONE / 2024年9月11日 17時36分

あの雑誌では「NG」と言われていることが、美容系ウェブメディアでは「正解」と言っていたりする。Web検索やSNSなどのおかげで、知りたい情報を簡単に調べることができるようになりましたが、その反面「本当なの?」と思ってしまうような、不確かな情報もあふれています。

 

そこで、大ヒットコスメ「DUOクレンジングバーム」の生みの親でもあり、登録者数12.1万人越えの人気YouTubeチャンネル『さきめぐ Beauty Class』を運営、女性誌でも活躍する美容家の咲丘恵美さん・通称さきめぐ先生に、都市伝説になりつつあるスキンケアのあれこれについてお伺いします。化粧品開発者でもあり、科学的知見に精通した先生の解説は見逃せない!

 

◀◀前のページ 知らなかった!「同じスキンケアを使い続けると効果半減?」「同じブランドでライン使いしない方が美肌になれる?」【スキンケアの嘘・ホント】

 

Q1.若いうちから高い化粧品を使っているといずれ効果がなくなるから、エイジングケアを始めるのは老化サインが出てからがいいですか?

A.老化は後天的な影響が約8割と言われていますので、成長期が終わったらエイジングケアを始めましょう。

 

ヒトの遺伝子は生まれた時から変わりませんが、後天的に受けるストレスによって、どんな遺伝子が大きく発現するか、弱まって発現するかが変わることがわかってきています。たとえばメラニン(黒色または褐色の色素)関連の遺伝子が大きく発現してシミができやすくなったり……。

つまり、紫外線やブルーライト、大気汚染、精神的なストレスなどの後天的な影響によって、シミやシワ、たるみ、肌荒れなどといった肌エラーの悪化に繋がるのです。

 

成長期には個人差があるのですが、20代になったらエイジングケアを始めていいと思います。エイジングを感じる前からケアすることで、肌エラーが蓄積するのを防ぐことができます。

 

ですが細胞増殖には限りがあるので、健康な細胞が適正量ある20代のうちからコラーゲン促進成分(成長因子やレチノールなど)を無闇に使用するのは個人的にはおすすめしません。

さらにEGFやFGFといった成長因子は、肌細胞を活性化させる反面、メラノサイト(メラニンを産生する細胞)活性化因子にもなるので、シミが気になる方は要注意。私はシミ体質なので基本的に使わないです。

 

レチノールも使いすぎると炎症に繋がる可能性があるので、2〜3日に1回、夜のみの使用にとどめるなど、使いすぎない工夫を。

20代のうちは、無闇に“増やす”、“活性化する”成分ではなく、抗酸化力の高い「ビタミンC」や、抗炎症・美白効果のある「トラネキサム酸」などの人気成分をはじめ、肌のチカラを高めてくれるアプローチの成分を取り入れるのがおすすめです。

 

いかがでしたか?巷で話題となっているスキンケアについて、さきめぐ先生に教えてもらいました。毎日のことだからこそ、正しい知識を身につけて透明感あふれる美肌を目指しましょう!

 

 

お話を伺ったのは…

化粧品開発者・美容家 咲丘恵美(さきおか・めぐみ)さん、通称さきめぐ先生

科学的知見と実体験を織り交ぜた美容ヲタク的な解説を、おっとりと可愛すぎる語り口で行うそのギャップが大人気。美容情報の発信を行っているYouTubeチャンネル「さきめぐ Beauty Class」の登録者数は右肩上がりに増えて12.1万人(2024年8月現在)! その知識を基に化粧品ブランドの商品開発・研究にあたる一方、美容家としてセミナー講演活動なども行なう。

自身の肌トラブルに悩まされ続けた経験から、スキンケアの真髄を追求するべく皮膚科学や化粧品学などを習得。1990年代より、真摯に美を追求する姿勢が女性の共感を得て、女性誌でも多く活躍。

◆Instagram @megumi_sakioka 

 

◆累計1000万個ヒットコスメを開発した、さきめぐ先生開発商品「Re:CODE ワクチナイザー」

https://www.recode.co.jp/

 

>>「たるみが改善し肌が変わった!」など嬉しい口コミが続々到着。エイジングによるあらゆる肌エラーにアプローチする、12種類のハイスペックな美容成分を高濃度配合

「多くの人の役に立てるような、今までにない化粧品をつくりたいという思いから独立し、女性をエイジング悩みという宿命から解放するブランド『Re:CODE(リコード)』を設立し、理想の肌を叶える『ワクチナイザー』シリーズを発売しました。

私が理想とする美肌の条件<色・形・感>に対応できる商品をずっと探し求めていました。シミの悪化やシワの固着、フェイスラインや目元のたるみの加速など、エイジングの崖から落ちるのを食い止める、そんな化粧品を目指して開発。

この商品を作るにあたっては、まずはエイジングの原因を探るため、近年の遺伝子発現研究を基に自らの肌人生を徹底的に振り返り、ストレスと肌老化に大きな関係性があると判明。そのストレスによって蓄積する82の<肌エラー>に着目し、エイジングを加速させる根本原因のコード(肌設計)を書き換えるというこれまでにはなかった解決策を見出しました」

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