「自分のお金はもう、自分だけのために使いたい」41歳バツ2女性が思い描く未来
OTONA SALONE / 2024年10月2日 20時5分
高校時代から付き合っていた男性と結婚するも、看護師という職業柄、給与が高いことから夫がヒモ化してしまい、離婚を選んだB美さん。その後、ようやく再婚したいと思える相手と出会えたものの、その先に待っていたのは悲しい現実でした。
◀◀前編はこちら◀◀2度目の結婚でも夫が「ヒモ化」、41歳バツ2女性がマッチングアプリで探す男性とは
【マッチングアプリに集まる「バツあり女性」たち】#2
2度目の結婚でも夫が「ヒモ化」
再婚したB美さんはふたりで話し合い、生活費は折半することに。彼は夜勤のない工場で働いていました。「結婚するとき、彼は『B美より給与は少ないと思うけど、俺なりに頑張るよ』と言ってくれました。彼もお金に苦労したから安心していたんですが、半年ほど経ったころ、引き出しに隠していた預金通帳を盗み見されました」
B美さんの貯金額は、彼が予想していたよりも多かったよう。「出来心で見て悪かった」と謝ってくれたものの、この件以来、態度が変化。「今月は残業が少なかったから生活が厳しい」など言い訳をし、生活費を払わなくなったのです。結局、結婚生活は1年で破綻。この離婚でB美さんの結婚願望はなくなりました。
「私の悪いところは給料や貯金額など、お金に関する情報管理が甘い、パートナーから頼まれるとお金を出しちゃうところ。パートナーから「払う余裕がない」とか「払ってほしい」と言われると、私がどうにかしてあげたいと思ってしまう。甘いとわかっていても、性格はなかなか変えられません」
人恋しさを埋めるために無料のマッチングアプリを利用
離婚後、B美さんは金銭的には楽になったものの、ふとした瞬間にさびしさを感じるように。誰かと添い遂げたくないのに、人と関わりたい。そんな複雑な気持ちを同僚に相談すると、「友だちを探してみたら?」と無料のマッチングアプリを紹介されました。
無料のマッチングアプリに集う人の目的はさまざま。「THE婚活」という雰囲気ではなく、職業や年収を明記しなくてもいいため、B美さんは利用しやすいと感じました。現在、B美さんはアプリを使って、さびしくなったときに通話できたり、ごはんに行ける人とマッチングしています。
「誰と繋がるかわからないランダム通話機能もあるので楽しいですよ。ランダム通話は下ネタをぶっこんでくる人が多いですが、悩み相談に乗ることもあります。コロナ禍には、店が自粛になって稼げないというホストの悩みを2時間ほど聞きました(笑)」
B美さんの中には、自分なりの“返信基準”もあります。例えば、最初から下ネタ全開の人には、返信はしません。「既婚者にも返信しません。後々、面倒なことに巻き込まれたくないので。あと、話が合わない相手だと退屈しちゃうので、40歳以下の人にも返信をしないようにしています」
恋愛に発展しない男性と定期的に会うことで心を満たす
B美さんは「選ぶ手間が面倒」という理由で、自ら積極的にアプロ―チすることはなく、いつも相手からのアクションに応える形でマッチングしているそう。これまでに、アプリを通じて実際に会った人数は2人。どちらも男性で、うち1人とは今も定期的に食事をしています。
「もうひとりの人は会った時にホテルに誘われたので、ブロックしました。私は会う前に『男女関係は求めてません』と伝えているのに。拒否したらおとなしく引き下がってくれたので、そこはホっとしました」
恋愛の先には結婚があると思うから、もう恋はしたくない。そう思っているB美さんにとって現在、定期的に会っている男性はぴったりの人材なのだとか。「彼は、恋愛や結婚を求めていないので楽。とある病気のため、家族を作ることをあきらめたそうです。私と同じで、定期的に話せる相手がほしくてマッチングアプリを始めたと言っていました。6回ほど会っていますが、エロい雰囲気になったことは一度もありません」
なお、B美さんは同性の友人探しはしていません。同性の友人は、職場仲間や学生時代の友人でこと足りると感じているからです。「恋愛はしたくないけど、女として扱ってほしいっていう矛盾した気持ちもあるからかも。やっぱり異性との食事って、同性の友だちと会うときとは違う。向こうもある程度、気を遣って異性扱いしてくれるじゃないですか。そういうとき、私まだ女なんだなって実感できて、ちょっと心が満たされます」
今はこのくらいの距離感で人と関わるのが、ちょうどいい。そう語るB美さんが思い描く理想の老後は、プライベート空間がある高級老人ホームで過ごす日々。頑張って働いて得た自分のお金はもう、自分だけのために使いたい。そう話すB美さんの生き方に共感する女性は意外に多そうです。
【マッチングアプリに集まる「バツあり女性」たち】
▶アラ還こそ「タイパ重視の恋愛を」。教えてくれたの大学生の男の子でした
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