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【全夫に告ぐ】「この1年妻とうまくいってない」なら、一緒にピザを「粉から作る」べし【男の料理・後編】

OTONA SALONE / 2024年9月20日 20時46分

夫婦円満には、日頃のコミュニケーションやスキンシップが欠かせません。しかし、「今さら改めてコミュニケーションに努めるのもなぁ……」「スキンシップなんて恥ずかしくてとても……」と思う方も多いのではないでしょうか。

 

夫婦関係にお悩みの方のヒントになればと思い、私なりに実践してきたことや、妻や私が工夫してきたことを皆さんとシェアしていきたいと思います。

 

連載第一回目となる今回ご提案するのは、「夫婦で一緒に作る自家製ピザ」。

一緒に作れば愛が深まるピザ作りのレシピをご紹介します。

 

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ピザの作り方/愛が深まるおすすめの役割分担つき

1.ピザ生地を作る(夫)

生地作りには多少の力がいるので、男性が担当するのがおすすめです。

 

まずはボウルに(A)をすべて入れ、全体を指先でなでるようにかき混ぜましょう。この時点ではまだぎゅっとひとまとめにせず、パラパラと全体を混ぜるのがポイントです。

上の写真のように全体的に小さな塊がたくさんでき、粉っぽさがなくなったら、ここでようやく全体をぎゅっとひとまとめにします。たくさんの小さな塊が一つの大きな塊になるよう、ギュッギュッと力を入れてまとめましょう。

 

耳たぶ程度の柔らかさの生地になれば理想的です(多少硬かったり柔らかかったりしても問題ありません)。

 

2.ピザ生地をこねる(夫)

ひとまとめにした生地をこねていきます。

 

本場ナポリのピザ職人は、この工程に40分以上の時間をかけるといいます。生地をこねるとグルテンが形成されます。形成されるグルテンが多ければ多いほど、食感のいいおいしいピザに仕上がるのです。

ちなみに筆者はせいぜい5分くらいでこの工程を終えます(笑)。仕上がりにこだわりたい方は、ぜひできるだけの時間をかけてこねてください。

こね方は自由ですが、参考までに筆者のやり方をご紹介します。

 

まずは生地を手根部で押しつぶして平らにしたら、次に生地を折りたたみます。

折りたたんだ生地をもう一度手根部で押しつぶします。これを延々と繰り返すだけです。難しいこともなく単純な作業ですが、意外と体力を使います。

 

>>か、かわいすぎる!生地を丸めるとこんな感じ!

丸めた生地の表面がつるっとした質感になったら、こね作業は完了です。生地をボウルなどに収め、乾かないよう濡らした布巾やラップをかけて常温で40分ほど発酵させましょう。

 

夏場はエアコンをかけていない部屋、冬場はこたつの中など、温かい場所に置くほど発酵しやすくなります。

 

また、必須ではありませんがナイフで生地のてっぺんに十字の切り込みを入れておくと、より発酵しやすくなります。

 

3.ソースを作る(妻)

旦那さんの生地作りと並行して、奥さんはピザソース作りに取り掛かりましょう。

 

マルゲリータのピザソース作りはとてもシンプルです。鍋やフライパンにトマト缶と塩を入れ、木べらなどでトマトをつぶしつつかき混ぜながら、弱火~中火でじっくりと水分を飛ばします。鍋底が焦げないよう気を付けて火力を調整しましょう。

 

また、鍋の底やヘリについた焦げかかっているソースはすべておいしさの元なので、木べらなどでこそげ落としながらソースに混ぜ込むのがポイントです。

 

ケチャップより少し重いくらいのテクスチャまで煮詰まったら、ピザソースの完成です。

 

>>生地を伸ばす工程はぜひ二人で!スキンシップを楽しみましょう

4.生地を伸ばす(夫婦で)

生地がうまく発酵すれば、元のサイズの3倍ほどにふくらみます。上の写真の左が発酵前の生地、右が発酵後の生地です。

 

生地が発酵したらボウルから取り出し、作業台の上に一つかみの強力粉(分量外)を打ち粉として引いてから生地を丸めましょう。

ここからいよいよ生地を伸ばしていきます。ぜひご夫婦ご一緒に作業をお楽しみください。

 

それでは生地の伸ばし方を解説します。

まず、丸めた生地を上から優しく押しつぶします。

全体が1cm程度の厚さになるよう、てのひらで優しく伸ばしましょう。発酵時に生じたガスを生地の中から外へ押し出すイメージです。

次に両手をハの字に構え、生地の上から下に向かってトントントントン──とリズミカルに、優しく叩くようにして伸ばします。

上の写真は、ハの字にした手を生地の上から下に移動した様子です。両手の指先を交互に生地に押し付けるようにして移動させます。

生地を90°ほど回転させ、先ほどと同じようにハの字の手で伸ばします。

これを何度か繰り返すうちに、ピザ生地らしい形になっていきます。本場ナポリのピザ職人の技ですが、ピザ作りに初めて挑戦する方も実践しやすい便利なテクニックです。

 

とはいえ、妻はいまだに上手に伸ばせませんが(笑)。

 

生地をボロボロして「できなーい!」と笑う妻の姿は、もはや我が家の風物詩になりつつあります。

 

5.生地にソースを塗る(夫婦で)

生地を伸ばしたら、ピザソースを塗りましょう。ソースの量はお好みで構いませんが、あまり多く塗りすぎると味が濃くて食べにくいピザになってしまうので、写真程度の量がおすすめです。

 

上の写真のソースは、トマトをよくつぶせていなかったせいで滑らかさに欠けていますが……ま、細かいことは気にしないでOKです。

 

6.トッピングをする(夫婦で)

ソースを塗ったら、スライスしたモッツァレラチーズとちぎったバジルをトッピングします。お子さんなどご家族がいる方は、ぜひご家族みんなでこの工程をお楽しみください。

 

ちなみに、ピザを焼く前にバジルをトッピングするか、ピザを焼いてからバジルをトッピングするか悩まれる方が多いですが、どちらでもかまいません。

 

バジルの香りや食感が苦手なお子さんなどがいる場合は、ピザを焼く前にバジルをトッピングするのがおすすめです。加熱によりバジルの香りが和らぎ、食感も食べやすくなるからです。

 

逆にバジルの香りやフレッシュな食感を楽しみたい場合は、ピザを焼いてからのトッピングがおすすめです。バジルをトッピングする際は、ピザの上でバジルをちぎって振りかけ、フレーバーを立たせるのがポイントです。

 

7.焼く(夫婦で)

220℃に余熱したオーブンレンジで15~20分焼いたら、ピッツァ・マルゲリータの完成です。

 

自家製ピザを作って10年の私たち夫婦も、ピザが焼き上がった瞬間はいまだにハイテンションでハイタッチをします。ピザ作りにはそれだけの不思議な魅力や特別感があります。

 

ぜひ皆さんもピザ作りの楽しさをご夫婦、ご家族で体験してみてください。

 

ハプニングも許し合って、若い頃の関係を取り戻す。自家製ピザで豊かな食卓を

結婚記念日など夫婦の特別な日や家族のお祝い事など、特別な日のファミリーイベントとしてはもちろん、夫婦のコミュニケーションやスキンシップ、関係修復にも自家製ピザ作りはおすすめです。

 

粉物の仕事には思いも寄らないハプニングがつきものですが、そうしたハプニングも笑って楽しむのがポイント。相手や自分の失敗を怒らず責めず苛立たず。成功しようが失敗しようが最終的にはおいしいピザを楽しめるのですから、寛容な心ですべての体験を楽しみましょう

 

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■「思春期の子ども」がいる方にお聞きします。OKという方は こちらから

 

≪料理ライター/事業家 ちこさんの他の記事をチェック!≫

 

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