40代は「女性としての自分を大切に」。既婚者専用マッチングアプリで「婚外彼氏」に言われたこととは(後編)
OTONA SALONE / 2024年9月27日 20時30分
なかなか語られることのない、レスに悩む女性の本音にアプローチする「セックスレスの本音」。
今回は一児の母である、会社員のショウコさん(仮名・41歳)に話を伺いました。前編では、レスをきっかけに女性風俗へ行った彼女。その後、夫の本棚でとんでもないものを発見…激動の後編を紹介します。
【セックスレスの本音#5】後編
◀◀前編はこちら◀◀妊娠してレスに。満たしてくれたのは「女性用風俗」でした。(前編)
本棚にあったものは?彼女がした決意とは
「本棚の中に、今までみたことのない箱がありました。そこには精力増強剤のようなドリンクやサプリメント、そしてバイアグラのシートが入っていたんです。しかも、いくつか減っていました。確かに思い返すと『やたらと保ちがいいな?』という日がありました。今まで、これでがんばってたんだな……と思うと、一気に気持ちが冷めてきたんです。
もう一回だけ誘ってみましたが、話題をかえられて、終了。夫に求めるのはそれきりにして、割り切って“セフレ”を探すことにしたんです」
既婚者専用のマッチングアプリへ
「私が41歳、夫が38歳、レスは4年目になっていました。女性用風俗で心の平穏を得ることはできますが、もっと継続的な関係がほしい……そう思って、既婚者専用のマッチングアプリに登録してみました。
平日は仕事があり、子どももいるので、会うのはもっぱら週末。結婚する前から定期的に飲みに行く友人グループがいたので、土日に友人と会うふりをして、マッチングした相手とデートしていました。何人かとはセックスもしましたね。1年くらいアプリを続けて、もう止めようと思っていたころ。今の彼氏と出会ったんです」
>>婚外彼氏との出会い。夫とのレスのゆくえは
婚外彼氏との出会い。夫とのレスの行方は
「その彼は奥さんも子どももいて、5年くらい奥さんとはレスみたいでした。彼との時間はすごく楽しくて、体の相性もいいんです。付き合って半年くらい、月に1回くらい会っています。今は彼の仕事が忙しいみたいなので連絡は控えていますが、できれば月に2回は会いたいかな。一緒にドライブにも行きたいですね。
今も夫とのセックスレスは続いています。彼との関係が始まってから、夫とのセックスレスについて深く考えなくなりました。夫とはセックスの相手としてではなく、家族として円満に過ごすことを優先しているので。彼氏がいるので、もう悩んでいません。こう思えるようになったのは、彼氏の言葉がきっかけでした。」
「女性としての自分」を大切に
「既婚者専用のマッチングアプリに登録した理由を彼にたずねたら、『僕はもう40歳を過ぎて、人生の折り返し地点にきている。これまで家族のために頑張ってきたのに、ある日とつぜん虚無感に襲われたんだ。あと何年男性として自信を持っていられるのだろうと考えてみたら、そんなに長くはない。これからいい人に出会って生き生きと過ごしてみたいと思ったんだ』と。
私も40歳を過ぎているので、人生の残り半分をどう生きるか考えたとき、「女性としての自分」を大切にしていきたいと強く思いました。夫とのセックスレスは解消されないかもしれませんが、私は私のしたいことや幸せを、見失わずに生きていくつもりです。
40代のレスは、20代や30代とはちがう。人生は1回しかないので、自分がどう生きたいのか、もっと40代の女性はフォーカスしてみるべきなんじゃないでしょうか。悩むくらいなら、婚外恋愛もアリだと思いますよ。もちろん、うまくやりつつですが……」
ショウコさんは「彼と会えない週末には、新しく通いはじめたホットヨガで楽しんでいる」とのこと。明晰な頭脳と行動力によって自分を取り戻した彼女は、いきいきと輝いていました。
セックスレスについては、多くの女性が悩んでいます。それに対してどのように向き合い、どのように自分の生き方を選んでいくかは、人それぞれ。レスは終わりではなく、新しい自分を発見するきっかけでもあるのかもしれません。
■あなたの「家族のカタチ」について教えてください。OKという方は
<取材・文/綾部まと>
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