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「平凡な主婦」の、おそろしい「裏の顔」…。SNSで知り合い、トラブルに巻き込まれた私が取った行動は(後編)

OTONA SALONE / 2024年9月28日 20時1分

本記事では、SNSで出会った人とトラブルに発展した女性の「とんでもエピソード」を紹介します。【後編】です。

 

『ママ垢』で他のママと交流するようになって

久恵さんがママ垢を運用し始めてから2週間後、名前の後ろに「@知育ママ」と付けた方からDMが届きました。

彼女は「みどり」と名乗り、久恵さんの息子と同じ6歳の男の子を育てているとのこと。みどりさんは知育に目覚め、色々な知育教材に手を出しているそうですが、思うように息子が勉強しないため頭を抱えているようでした。

 

久恵さんは、育児が上手くいかないとぼやく緑さんに対し「大丈夫」と励ましたそうです。

ところが、みどりさんは「知育は早く取り掛かるほど、子どもは上手く育つの。久恵さんは、何もやっていないんですか?」と言い、逆に諭されるかたちになってしまったのだそうです。。

 

夫が単身赴任で、文字通りワンオペ育児に追われていた久恵さん。(そういえば知育にまで頭が働かなかった…)とハッとして、みどりさんとXでコメントのやり取りをするようになったそうです。みどりさんは他のママ垢とも交流があったため、Xを続けていくうちに他のママ垢の方々ともコメントのやり取りをするようになっていきました。

 

それから数日経った頃、みどりさんから「育児アカで仲良くなったメンバー同士で、オンライン交流会をしませんか?」というDMが届いたとのこと。最初は戸惑ったものの、「育児に悩むママ同士で話せば、気持ちがスッキリするかも」と思い、久恵さんは参加を決意しました。

 

オンライン交流会。蓋を開けてみると、なんと… 次ページ

オンライン交流会へ参加することに

zoomを使って開催された交流会。みどりさんは黒ぶち眼鏡をかけて、キリッとした顔立ちの女性だったそうです。DMやコメントのやり取りでも若干「上から目線」なところを感じていたのですが、実際に話してみると

「知育教材をやっていないのは、ママをさぼっているようなもの」

と辛辣な発言……。きつい物言いのみどりさんに、久恵さんはやや引いてしまったそうです。

 

参加している他のママ達は、みどりさんの話に熱心に耳を傾けている人ばかり。この交流会で集まったママ達はみどりさんの考え方に賛同している方たちのようでした。

久恵さんはというと、みどりさんの性格にはついていけないと思ったため、この交流会以降、Xでも彼女のコメントに素っ気なく対応するようになりました。「彼女とは性格も合わなさそうだし、関係を続けても仕方がない気がする。このまま、自然と縁が切れればいいのかも」と考えていたのです。

まさか、この作戦が裏目に出るとは……。

 

ある日、不穏な書き込みを見つけて。 「えっ、まさか」 次ページ

ママ垢の返信に、妙な胸騒ぎを覚えるように

それは、ある日のことでした。

久恵さんが何気なくXを眺めていると、オンライン交流会に参加していたママの1人が、誰かのツイートに対して嫌味なコメントをしているのを発見しました。そこには「そんな失礼な人とは、もう関わらなくていいと思う。常識や礼儀が無い人って、最低!」と書かれていたそうです。

 

(えっ、いつもは『今日は〇〇ちゃんとランチ♪』といった風に、キラキラした内容のツイートばかりなのに……)

普段は温厚そうな彼女が、きついメッセージを誰かに送っているのを見てしまい、久恵さんは妙な胸騒ぎを覚えたのでした。

 

そのママが返信していた書き込みをチェックすると

「こっちが心配して声をかけてあげたのに、失礼な態度を取るママが多すぎて疲れる」

と呟いていたのだとか。

 

そのアカウントが他に呟いている内容をチェックすると、そこには

「せっかくオンライン交流会に声をかけてあげたのに、参加した途端にコメントが素っ気なくなった」

「単身赴任で大変だと思って誘ってあげたのに、交流会が終わった後にお礼のひとつもないなんて常識がない」

など、悪口のオンパレードだったそうです。そう、なんとそのアカウントは、みどりさんの裏垢だったのです。

 

過去のつぶやきを辿ると、なんと… 次ページ

ネットで向けられた悪意に、恐怖を覚えて…

過去のつぶやきには、他にも「そっけない返事がきて鬱」などの嫌味もあったとか。そのような呟きが「オンライン交流会」の後に続いていたので、久恵さんには(みどりさんが自分への嫌味を書いているのだ)と分かったそうです。

 

恐怖を感じた久恵さんは、すぐにアカウントを削除。もう二度と、Xのアカウントは作らないと決めたそうです。

今はインスタグラムでゆるっと育児アカウントを運用しているそうですが、リアルな知人同士でしか交流しないと決め、非公開の「鍵垢」にしていると、久恵さんは語ります。

 

オンラインの出会いは素性がわからない人と交流をするので、トラブルも多いもの。

トラブルに巻き込まれないためにも、「交流には使わない」「育児垢は鍵をつけて、リアルな知り合いとのみ交流する」などの対策を取ることも大切と言えるでしょう。

 

 

 

≪恋愛コラムニスト兼占い師 みくまゆたんさんの他の記事をチェック!≫

 

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