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「ふさぎこんだり怒鳴りだしたり、最近ヘン!」夫はホントに男性更年期? 隠れている「あの病気」のリスクに要注意

OTONA SALONE / 2024年9月27日 21時1分

近年注目されている「男性更年期(LOH症候群)」。
更年期症状は女性だけでなく、男性にも起こることが知られるようになってきました。

しかし、不調の原因は男性更年期以外の別の原因が隠れている場合も……。
今回は、男性更年期とそれ以外の症状の違い、受診の目安も併せてご紹介する【後編】です。

 

この記事の【前編】を読む◀ 最近、夫の様子が変。元気がないかと思えば、急にカッとなって怒鳴ったり…男性更年期でしょうか? __◀◀◀◀◀

 

Q.男性更年期は自分でも対策できますか?

PhotoAC

A.
病院の検査でとくに異常がなく、軽度な症状だった場合は、漢方薬の使用がおすすめです。

漢方薬は不調の根本改善と体質改善により理想の健康へ導くことを目的としており、効果も認められています。
自然の生薬で作られた漢方薬は、毎日のむだけでからだにやさしく作用していき、理想の健康を目指せます。

男性更年期による不調には、「消化・吸収の機能をよくして疲れをとる」「自律神経の乱れを整えて、イライラや不安感を抑える」「睡眠の質を上げてストレスを改善する」といった漢方薬を選びましょう。

男性更年期の改善には、以下の漢方薬が使われることがあります。

 

<男性更年期におすすめの漢方薬>

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲れやすく、胃腸のはたらきが衰えている方に。
胃腸の機能を高めて、倦怠感を改善します。

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
イライラやストレスを感じている方に。
エネルギーの巡りを整え、からだにこもった余分な熱を冷まし、気持ちを落ち着かせます。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
相談もスマホで完結ですので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できますよ。

 

 

 

まずは病院を受診してみよう

Photo:O-DAN

気分の落ち込みやイライラは、男性更年期が原因の場合と、うつ病が原因の場合があります。
まずは泌尿器科や心療内科を受診し、原因を特定してから治療を行いましょう。

 

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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