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DV夫と離婚したら、娘は私立から公立に転校。八方塞がりの50歳妻がとった現実逃避とは

OTONA SALONE / 2024年10月10日 20時0分

2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか。」という質問に対して、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。

 

損保会社で働きながら2人の子供を育てている美幸さん(仮名:50歳)も、現在不倫中の既婚者。夫の正太郎さん(53歳)から壮絶なDVを受けながらも、子供の教育費のために離婚できないストレスを、不倫相手と会うことで解消しているそうです。

【昼顔妻と夕顔夫 不倫に走る大人たち ♯7】前編

夫のDVが「洒落にならないレベル」に

大学生の息子と高校生の娘を持つ美幸さんが、不倫相手の牧夫さん(仮名:55歳)と出会ったのは、女子校時代の同級生に誘われて参加した「既婚者限定の交流サークル」とのこと。

 

「出身校であるその女子校は、当時はお嬢様学校と言われていたミッションスクールで、私は小学校から高校まで通った内部生です。当時は偏差値も高かったんですが、厳しい校則をリニューアルしなかったせいか、今は下がりまくっています。最近、中堅共学大学の推薦枠を確保して少し盛り返したと聞きましたが、時代の波に乗れていない感はあります。それでも卒業生の結束は固くて、今でも半年に1回はランチ会を開催しています」

 

同女子校から推薦で4年制女子大学に進み、新卒で大手繊維メーカーに就職したという美幸さん。27歳の頃、同じ会社で3歳年上の正太郎さん(仮名)と親しくなり、29歳で結婚します。

 

「当時はまだ、『30歳までに結婚しないと行き遅れる』という風潮が、うっすら残る世相でした。
夫の正太郎はスタイルが良くて博識。少し地味ですが、メガネの似合うきれいな顔立ちをしています。交際中も、間違いを指摘されると不機嫌になるようなプライドの高さが見え隠れしていましたが、私は元彼2人で男性経験が少なく、交際期間も短かったので、『大人の男性ってそういうものかな』と深く考えることはしませんでした」

 

美幸さんは31歳で長男、34歳で長女を出産し、子育てに専念するために産休後に退社。下の子が小学校に入ったタイミングで、損保会社で事務の仕事を始めます。

 

「契約社員として入社したのですが、人手不足もあって半年後には正社員になれました。繁忙期は少し残業がありますが、基本的には定時で帰れる仕事で、職場環境に不満はありません。私は事務のような細かい仕事が苦にならないタイプなので、楽しんでいます。
傍目には何不自由ない環境に見られがちですが、実は子供が生まれた頃から夫の癇癪や暴力が『洒落にならないレベル』になってきたんです」

>>>「洒落にならないレベル」の癇癪や暴力の実態とは……

それは幼児虐待だと妻がキレたら、グーで殴られる

もともと、正太郎さんは外面が良い反面、家ではちょっとしたことで癇癪を起こして、椅子を蹴ったり壁を殴ったりして怒鳴ることが多かったそう。

 

「子供が小さい頃は、大人の思うようにならないことが多いじゃないですか。
やれ、子供に物を投げられたから、しつけとしてひっぱたいたとか。やれ、おもらしをしたから、罰を与えただとか……。
『入っちゃいけない』と言っていた彼の仕事部屋に子供が入って、お気に入りのソファにおもらしをしてしまったんですけど、子供の目の前でおもちゃのラジコンを『今のお父さんの気持ちだ』と水没させて見せたんですよ。信じられません。
虐待すれすれというか、ほとんど虐待という行為が目立ちました。

それに対して、私が『あなたの怒り方は異常。サイコパスじゃないの? 虐待をやめないと通報する』と怒鳴って子供の味方をしたところ、グーで殴られました」

 

子供に対しては、痣ができるような暴力は振るわず、軽くひっぱたく程度だったという正太郎さんですが、美幸さんに対しては本気のパンチで、全治2週間の怪我をしたことも。

 

「カウンセラーさんに相談した時に、『ご主人の行為に対して、怒鳴り返すのではなく、試しに穏やかに注意してみたらどうだろう』と提案されたこともあります。
でも、もう手遅れでした。夫は、一度『自分を見下す敵』とみなした私を攻撃するようになりましたし、私は私で子供が小さいうちは雌ライオン状態。『子供に危害を加えるやつに冷静ではいられない』ガルガルなメンタルだったので、怒鳴ってしまう。それは、子供がある程度育っても続いていました」

 

子供が産まれる前までは、美幸さんにも余裕があったので、「そういう言い方はやめたほうがいいよ」と穏やかな口調で言い返しており、正太郎さんもイラッとはするものの「椅子を蹴る」「壁を殴る」程度の癇癪だったとのこと。

 

「夫の姑息なところは、子供に危害を加えたら即事件化することが分かっているので、子供に対する暴力は軽いんです。幼児期に何回か軽く頬をひっぱたいたことがあるくらい。ただ、物を叩いたり怒鳴ったり、嫌味な怒り方をして精神的に追い詰める。
そして、それを見て激昂して非難する私を、物のように扱って蹴ったり殴ったりするんです」

 

 

診断書をとって警察に相談しても迷いが

一度は、診断書をとって警察に相談した美幸さん。警察では事件化することは可能と言われたものの、その場合は夫の会社に連絡がいくが、それでも構わないか?と確認されたそう。

 

「正直、それは困ると思いました。そうなったら離婚待ったなしになるわけで、さらにクビになったら養育費がもらえるかもあやしいです……。
長男は、小さい頃は父親を怖がっていましたが、小学校にあがる頃から変わってきました。夫はヒステリーを起こすくせに甘やかすのも上手で、おもちゃやゲームをやたらと買い与えて息子に懐かれ始めました。さらに、子供達がある程度『やり返せる』体格になってからは、子供の前でのDVはなくなりました」

 

子供がいるリビングで夫婦喧嘩をした時には、正太郎さんはいったんは椅子などを蹴飛ばして外出し、子供の目がなくなったタイミングで酒臭い息をして部屋に戻ってきて、思い出したように妻を蹴りつけたりするとのこと。

 

「長女は思春期らしく父親のことを嫌っていますが、経済的には今の環境を手放したくないようです。私が卒業した女子校と同じ学校に小学校から通っているんですが、夫婦喧嘩の後に『もしパパとママが離婚しても転校しなくていいんだよね? 私、転校させられるなら離婚してほしくない』と言われました。かといって父親の元に残すのは不安ですし、多分、私1人で育てるとしたら公立の学校に行かせないとやっていけないと思います」

 

八方塞がりの美幸さんは、恥も外聞も捨てて、同窓会の後に同級生に悩みを相談したそうです。

 

▶つづきの【後編】を読む▶女友達に誘われ既婚者サークルへ。そこでの出会いが、DVの頻度を下げてくれた。妻のサークル参加で、なぜ__▶▶▶▶▶

 

 

 

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