「親は仲が悪いし、家は居づらい」と荒れはじめた子どもたち。壮絶な夫婦喧嘩のなかで、蝕まれた子どもたちの末路
OTONA SALONE / 2024年10月10日 20時1分
2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対して、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。
損保会社で働きながら2人の子供を育てている美幸さん(仮名:50歳)も、現在不倫中の既婚者。夫の正太郎さん(53歳)から壮絶なDVを受けながらも、子供の教育費のために離婚できないストレスを、不倫相手と会うことで解消しているそうです。
前半では、大手繊維会社の同僚と結婚した美幸さんが、壮絶なDVを受けるようになった経緯についてご紹介しました。
【昼顔妻と夕顔夫 不倫に走る大人たち ♯7】後編
◀この記事の【前編】を読む◀夫の“しつけ”は幼児虐待だと妻が抗議すると、グーで殴られたり蹴られたりの暴力。診断書をもって警察に相談すると、会社へ連絡されるそうで事件化は躊躇。 __◀◀◀◀◀
女友達に誘われ既婚者サークルへ
夫の正太郎さんと大きな喧嘩をする度に、目の周りに痣ができるような激しいDVを受けていたという美幸さん。
「今までは、高校の友達には恥や見栄もあって相談できませんでした。でも、娘も息子も反抗的でストレスはマックス。
最近、娘のメイクの濃さや帰りの遅さについて叱った時に『両親は仲が悪いし、家は居づらい。彼氏や友達と遊べなくなったら私は死ぬ。それと、親友と離れて転校することになっても、死ぬかもしれない』と言われてしまいました。
私自身も更年期もあってか、死にたい気持ちが強くなって……。
同窓会の後に、一番仲の良い友人の真弓(仮名:50歳)とお茶をしながら、すべて打ち明けてしまいました」
真弓さんは、美幸さんの給料や実家の状況を聞き出して、「なるほど。どうしても娘を転校させたくないなら離婚は数年後だね」と、一緒に考えてくれたそう。
「それで、『じゃあ、大学卒業まで最低6年間は離婚の準備をしながら気晴らしをして、家で機嫌よくいるのが現実的かな』と、昼の飲み会に誘ってくれました。
その飲み会は、既婚者同士で交流を深める『フランス料理教室』という体裁をとっていますが、要は合コンサークルです。今はそういう場を提供するアプリやサービスもあるみたいですが、真弓が紹介してくれたのは知人の招待がないと参加できない会員制のものでした」
40代から50代の既婚者男女が集まった料理教室は昼間に行われており、参加者は料理を作ることなくシェフのデモンストレーションを見てメモを取る形式。最後にランチコースとワインが振る舞われるそうです。
「そこで、IT企業勤務の牧夫さん(仮名:55歳)と知り合いました。
彼は、同業の人と人とを繋ぐプラットフォームを作る仕事をしているとのことで、『例えば今日のこの会みたいなことかな』と、自分の仕事について一生懸命説明してくれました。
奥さんは中国出身の方で、娘さんが1人いるそうです。最近では、趣味でコーチングや心理学を勉強しているそうで、鬱病寸前の私の悩みを相談しているうちに、深い仲になってしまいました」
不倫をしたらDVを受けなくなった?
牧夫さんとデートをする際は、真弓さんがアリバイを作ってくれているそう。逆に、医師の妻で専業主婦の真弓さんが、若いシェフの彼氏と遊びに行くときは「美幸と飲みに行く」と話しているとのことです。
「私は不倫をする男性ってみんな『妻とうまくいっていないんだ』っていうものかと思っていたんですが……。牧夫さんの場合は、家族の話は極力しないスタイルで、多分うまくいっているんじゃないですかね。でも、私とドライブをしている時は『手を握っただけで赤くなるとか、おっさんなのにすげぇ恥ずかしい』って本当に真っ赤になっていたり、キュンキュンしています。見た目も、白髪じゃなければ30代に見えそうなくらい童顔でかわいい人です」
真弓さんの読みが当たったのか、美幸さんに彼氏ができてから、痣ができるようなDVを受けることは一度も起きていないそう。
「今でも喧嘩はあります。夕飯の時にたまたま夫だけお箸を出すのを忘れたとか、そんなささいなことで苛立ち紛れにすねを蹴られることもありました。
以前なら『こんなことぐらいで蹴るなんて、絶対頭おかしいから。一度病院行ってきなよ!』と怒鳴って、ボコボコにされるパターンですが、最近は『私も不倫しているし』と思うと我慢ができるので『やめてよ』と言うだけ。その先の大きな暴力に繋がらないんです」
DV夫に不倫妻・パパ活娘とホストの息子
「つかの間の平和を手に入れたように見えますが、きっと『歪んだバランス』で成り立った家にいることは、子供達にのメンタルにも影響してきますよね。私なりに子供のためだと我慢してきたつもりですが、それがベストだったのかは分かりません。2人とも、それぞれに屈折した思いを抱えているように見えます」
最近、16歳の娘の彼氏が33歳のバツイチカメラマンだって知って愕然としたという美幸さん。
「食事を奢ってもらったりブランド物のバッグを買ってもらったりしているみたいで、独身だからまだいいものの、ほとんどパパ活じゃないかと思っちゃいます。『別れろ』と言いたいですが、言っても聞かないので『妊娠と病気だけは気をつけて』と話しています。
大学生の息子は友達に『ホストやってるらしいじゃん』と言われているのを耳にしてしまったので『本当なの?』と聞いたら、『女の子が来る飲み屋だけど、ホストクラブっていうほど本格的な店じゃない』とかよく分からない言い訳をされました」
美幸さんは「家族全員病んでいる」と思いながら、今の職場で収入アップが見込める資格取得を目指しているそう。
「子供がまだ小さくて親も元気なうちにえいやっと離婚しておくべきでしたが、結局私は、今の生活レベルが大幅に下がるのが怖かったんですね。気がついた時には、子供も同じように生活レベルを気にする年になって、身動きがとれなくなりました。
DV夫、不倫妻、パパ活娘、ホスト息子。文字にするとすごい家族ですね。
今はただ、数年後の離婚に向けて、自分のメンタルをごまかしながら、経済的な準備しながら生きています」
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