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どうして東大にいる大人は話が長いのか。「知性」と「空気を読む力」に関係はある?ない!?

OTONA SALONE / 2024年10月21日 11時0分

さんきゅう倉田です。日本大学理工学建築学科を卒業して、東京国税局に入り、法人の税務調査や内部事務などをやったのち、NSCに入って芸人になりました。芸歴15年です。

 

 

夏休みは出会いがいっぱい

大学で新しく出会った人に芸人をやっていることがバレると、「何年やってるの?」と聞かれます。「15年だよ」と答えると「え?いま何歳なの?!」と驚かれる。

年齢を隠しているわけではないが、ぼくのワクワクキャンパスライフにおいて年齢差が障害となることがあるので、慎重に行動している。

 

夏休みもたくさんの出会いがあった。
夏季休暇中に開講される宿泊を伴う講義やワークショップで、慶應のエグゼクティブMBAのおじさんたちや東大以外の大学生、共通の友人がいる東大生と知り合い、議論したり情報共有をしたりアイデアを出したりして、親睦を深める。

誰とも連絡先を交換しなかったので2度と会うことはないけれど、良い時間だった。

 

参加したワークショップでは、通常の講義と比べてたくさんの“大人”が参加している。大学の先生や運営企業の人だが、彼らの説明を聞いていて思う。

「どうして大人は歳を取ると話が長くなるのだろうか」

 

 

どうして歳を取ると話が長くなるのか

もしかすると、若い人の中にも一定数話が長い人がいるけれど、話をする役割を与えられていないから見出されいないだけかもしれない。社会に出て仕事で何かを説明する立場になって、その才能が開花するのかもしれないい。

元々話が長くなかった人も、齢を重ねることで少しずつ長話をするようになるのかもしれない。

その過程は分からないけれど、話の長い大人のなんと多いことか。

どうして長いことに気づかないのか。どうしてみんなの疲れている表情に気づかないのか。どうして同じことを何度も言うのか。どうして読めばわかることを説明するのか。どうして自分の感想を述べたいのか。

 

 

泊まりがけのワークショップで

このワークショップでは、10時から駒場で講義を受け、バスタ新宿から山梨県にバスで移動し、すぐに夕飯を食べてお風呂に入って、グループワークをする。グループごとに発表して、さあ自由時間だ。やっと眠れると思ったところで、先生たちからのフィードバックがあった。

これが長い。1人3分ずつくらい話している。8人の先生が順番に話をしている。あまりにも疲れていたので、意識が朦朧としてきた。

 

先生たちは良いことを言う。ただ、空気は読んでほしい。東大の先生なんだから素晴らしい知識や経験を持っていて当然だ。何時間でも話ができるだろう。でも、今は早く終わらせることの方が重要ではないか。学生の顔に浮かぶ疲労の色に気づいてほしい。

 

先生たちのコメントが終わって、やっと解散できると思ったら、注意事項の説明が始まった。

すでに配られた資料で把握している説明を丁寧に話してくれる。

「体調が悪くなった場合は、私に連絡してください。体調が悪くなったら大変ですからね。電話番号は資料に書いてあります。一応読み上げましょうか。体調が悪くなったらいつでも連絡してください。東京と気候が異なるので、体調を崩す方もいますよね。その場合は連絡をしてください。資料に連絡先が書いてあります。資料を見ることができない人がいますか。大丈夫ですか。言ってくださいね。体調悪い人いませんか。言ってくださいね。私に連絡してくださいね」

 

 

▶つづきの【後編】を読む▶ 延々と続く教授の話。夏休みのワークショップで「どうして大人は歳を取ると話が長くなるのだろうか」の疑問に直面! 行きついた結論は…? __▶▶▶▶▶

 

 

 

 

 

≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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