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「家をあげるから離婚してください」と妻に宣告。なのに、不倫相手にブチ切れた夫が、SNSに暴言を書き込んで阿鼻叫喚

OTONA SALONE / 2024年10月17日 20時1分

2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対して、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。

 

総合病院で受付事務をしている秋奈さん(仮名:45歳)は、真面目そのものだった銀行勤務の夫・誠司さん(仮名:48歳)に浮気を告白されて強いショックを受けたそう。同時に浮気相手の意外な素顔に唖然としたと話しています。

 

前半では、秋奈さんが真面目でしっかり稼いでくれる夫と1人娘と犬1匹、理想の暮らしを手に入れるまでの経緯を紹介しました。

 

【昼顔妻と夕顔夫 不倫に走る大人たち ♯8】後編

 

この記事の【前編】を読む◀銀行員の夫は真面目で家事や育児も分担してくれるおだやかさ。ずっと幸せが続くと思っていたら、まさかの若い女性との不倫が判明! __◀◀◀◀◀ 

「家はあげるから離婚して」と突然言われて

ある時から、誠司さんが急にソロキャンプに凝り始め、家を空けることが増えたそうです。

 

「昔から夫はキャンプが好きだったので、たまの休みくらいリフレッシュしてきたら、と喜んで送り出していました。もう子供もだいぶ手がかからなくなって、私も1人でNetflixのドラマを見たり娘と外食したり、自由にしていたので。最初の頃は『来る?』と聞かれたこともありますが、『グランピングする時は呼んでよ』と言って遠回しに断っていました」

 

半年ほどして、なんとなく「夫が挙動不審だな」と思い始めた頃、誠司さんの口から衝撃的な言葉が飛び出します。

 

「挙動不審とはいえ、もともと夫は不思議ちゃんっぽいところがあるので、浮気だなんて思ってもいませんでした。それがいきなり『ちょっと話があるから』と、娘が寝てからリビングに呼び出されて、離婚の話をされるなんて」

 

向かい合わせにテーブルに座っても、ため息ばかりついていた誠司さんがやっと口を開いたのは、5分くらい経った後だったとのこと。

 

「夫は『家をあげます。ローンも全部払います。養育費も払うので離婚してください』と、机におでこがつくほど頭を下げてきました。事情を問い詰めると、彼女ができて、しかも妊娠させてしまった、と。彼女は、千葉のキャンプ場でアルバイトをしながら地元のスナックでも働いている26歳で、毒親育ちの天涯孤独の身、なんて言い始めて」

 

 

不倫相手のインスタを見たらレベチの美女

shutterstock.com

誠司さん曰く、ここみさん(仮名:26歳)というその女性とはキャンプ場で出会ったキャンプ仲間。誠司さんがノートパソコンを操作していたところ、「キャンプ系インフルエンサー」になりたいからといって、「パソコンの使い方を教えて」と近づいてきたそうです。

 

「はじめは、若い彼氏とカップルでインスタグラムのアカウントを作りたいって言っていたみたいなんですけど。その彼氏と揉めて別れてから、夫に頼りだしたみたいで。たまたま夫は、カメラや動画撮影が趣味だったので、インスタアカウントを運営してあげているうちに、深い仲になったって言っていました」

 

子供がいる身で、あまりにも無責任な行動に言葉もなかったという秋奈さん。

 

「いいかげんにして、誰なの? と問い詰めたら、インスタのアカウントを教えてくれて。それが、ちょっと信じられないくらいかわいい子だったんです。『おソトごはん』と書いてあるインスタライブのアーカイブを開いたら、すっぴんで、火をおこしている横顔が大写しになって。顔の小ささ、顎の細さ、透明感に絶句しました。加工かと思いきや、キャンプ仲間と一緒に写っている動画でも、レベル違いにかわいいんです。ボーイッシュでスタイルが良くて美少年みたいなのに色気もあって。私や夫が若い頃に大人気だった、広末涼子さんや内田有紀さんみたいなさわやかさ。これは、うちの夫なんてひとたまりもないなぁ、と脱力しました」

 

メイクテクニックが巧みなだけに、「すっぴん美人」には、ただでさえ劣等感を感じるという秋奈さん。

 

「驚くと同時に呆れて『娘にはなんていうの?』と聞いたら、意外なことに夫が泣き出して。『子供とはいつでも会っていいから親権は僕にくれないか。協力して育てよう。君も娘も大事なんだ。でも君は家族仲がいいけど彼女は僕がいないとお金もなくて頼れる家族もいないから、路頭に迷う。責任を取らないと』とか、言語道断なことを言い出しました。『話にならない。親権を渡すわけない。その女性も同席して一度話し合ってから、本気なら弁護士を挟んで話すしかないよね』と、冷たく言ったら『分かった。話してみる』とうなだれていました」

若い女性に捨てられて阿鼻叫喚の修羅場

翌週には、姉に相談して「離婚問題に強い弁護士」を紹介してもらい、打ち合わせの予約までしたという秋奈さん。

 

「それは、死ぬほどショックでしたけど、惚れた晴れたの恋愛で結ばれた関係ではなく見合いみたいなものなんで、頭の片隅では冷静に『暮らしのこと』を考えていました。『子供のために家確保の確約をとらないと』って」

 

秋奈さんの姉は「意外だけど、ああいう恋愛偏差値低いタイプは浮気ができなくて、すぐ本気になりそうだもんね」と、さほど驚かなかったそう。

 

「会社でも顔色が悪いそうで、『でも、それさ、彼が1人で突っ走ってない?』って姉は言っていました。案の定、いっこうに彼女と話す機会は訪れず、何度か夫が車にこもって電話しながら怒鳴っている声が聞こえてきました。『僕のサインがいるはずだろ? 同意を取らないなんておかしいだろ?』とか、不穏なセリフが漏れていましたね」

 

結局、ここみさんは誠司さんに無断で堕胎してしまい、批難する誠司さんに「私はまだ一番かわいがられる女の子でいたいから。子供ができたら子供の方がかわいがられるでしょ?」という弁明をしたそうです。

 

「夫は気が動転してしまったのか、『子供を返せ』と彼女のインスタに書き込んじゃったみたいで。すぐにコメント欄が閉じられたみたいですが。訴える、訴えない、いやこっちも妻が訴える、みたいに阿鼻叫喚な感じでした。妻にしてみれば、巻き込むな、って感じですけど」

 

その「大騒ぎ」には、なるべく加わらないように距離を置いて冷めた目で見ていたという秋奈さん。

 

「結局、裁判沙汰にはならず痛み分けということで、『あなたの子とは限らない』『山では助け合わないと生きていけないから人と人との距離が近い。セックスなんて握手みたいなコミュニケーション』『私は一番優しくしてもらえる人の側に行く。今は狩猟が趣味の彼氏ができた。脅すなら彼が黙っていない』とか言われて、振られたみたいです。後に、ポツポツと夫婦カウンセリングで話していました」

 

彼女に捨てられた形の誠司さんは、抑うつ状態になって心療内科に通い始めたそうです。

 

「その病院経由で、夫婦でカウンセリングを受けることになって、夫からは『僕がバカだった』と何度も謝罪されました。『僕は心を入れ替えてやり直したいけど、我ながら虫がいい話だと思う。許せないというのなら、離婚してもいい。親権もなくてもいい。家もローンを払って渡す。ただ、月に1回でいいから娘と会わせてくれ』と」

 

娘に対しては「普通に愛情はあるだろう」とは思いつつ比較的クールに見えたので、親権や面会への執着に意外性を感じたという秋奈さん。

 

「私は、浮気に対する怒りというより、馬鹿げた恋愛ごっこに巻き込まれた疲れで、『しばらくなんにも考えたくない、1年くらいかけて考える』と伝えました。なので今は、子供のための仮面夫婦状態です」

 

秋奈さんのお姉さんは、「まさに中年の危機だね。青春時代遊んでない男ほどハマりやすいってやつ」と分析していたそう。さらに、ここ数年、富士登山にハマっている彼女は「山女として『山ではセックスなんて握手』発言だけは許せない」と、怒っていたとのことです。

 

 

 

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