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【べたつく汗】更年期が原因とは限らない!発汗には「あの病気」が隠れていることも!?

OTONA SALONE / 2024年10月18日 21時1分

暑くもないのに、気がつけば汗がべっとり。
大量の汗に悩んでいませんか?

「ただの汗っかき」で済ませるのは禁物です。
もしかしたら、背景には怖い病気が隠れているかもしれません。

今回は、そんなべたつく大量の汗の原因や対処法について解説する【後編】です。

 

 

◀この記事の【前編】を読む◀ べたつきのある汗が大量に出る…これは更年期によくある症状なの? 異常に汗が出る病気は他にどんなものがある?__◀◀◀◀◀

 

Q.多汗はどこに相談すればいいですか?

Photo:O-DAN

基本的には、まずは皮膚科を受診してください。
神経疾患が原因の場合は神経内科に案内されることもありますが、最初は皮膚科にかかるのがいいでしょう。

かかりつけの医師がいる場合は、主治医に相談を行うのも大事ですが、まずは更年期によるものか、それ以外の原因かをしっかりと特定しましょう。

問診、視診のあと、検査を行います。
多汗症の検査は、紙で汗を採取し行うヨード紙法や、重量計測法、そして血液検査などがあります。
簡単な検査なので、検査自体はすぐ終わります。

 

 

Q.多汗を自分で予防・対策する方法はありますか?

Photo:O-DAN

多汗の症状がそれほど強くなく、あるいは病院で背景に重病がなかった場合は、セルフケアを行うことも大事です。

たとえば、生活習慣を見直してみましょう。
飲酒量は適切な範囲に留め、過度な喫煙を控える、十分な睡眠をとるといった、基本的な習慣づくりから意識しましょう。

また、食事内容にも気を配ってください。
からいもの、酸味の強いものなど、刺激物は交感神経のはたらきを活発化し、汗をかきやすい状態にします。
カフェインにも交感神経を優位にする作用があるので、程々にしておきましょう。

そして、ストレスをためないことも肝心です。
一息ついて、リラックスできる自分だけの時間を持ってみましょう。

多汗の症状には漢方薬もおすすめです。
漢方薬は不調の根本改善と体質改善により理想の健康へ導くことを目的としており、効果も認められているため、「多汗症が起こりにくい体質になりたい」という方におすすめです。

自然の生薬で作られた漢方薬は、毎日のむだけでからだにやさしく作用していき、理想の健康を目指せます。

多汗症の対策には、「体内の水分バランスを正常にして、過剰な汗を抑える」「ストレスで乱れた自律神経を整える」「熱がこもるのを防ぐ」「からだに不足したエネルギーを補うとともに、必要な水分を体内にとどめる」などの作用をもつ漢方薬を選びましょう。

多汗症の改善には、以下の漢方薬が使われることがあります。

 

<多汗症の対策におすすめの漢方薬>

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
むくみやすい方に。
からだの水分代謝を整え、余分な水分を排出して多汗症を改善します。

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
精神的ストレスを感じている方に。からだの熱を冷まし、精神を安定させ、気持ちを落ち着かせます。

 

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その方の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
相談もスマホで完結ですので、対面では相談しにくい悩みも気軽にできますよ。

 

多汗症は生活習慣の見直しから

Photo:O-DAN

大量の汗は、更年期由来のものと、多汗症由来のものがあります。
まずは病院で検査してもらい、原因を特定してから、セルフケアも併せて行いましょう。
生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけることで、多汗症をケアしていきましょう。

 

 

 

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

 

 

 

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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