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「トイレがガマンできなくて、映画1本見られない!」49歳女性の症状をひどくさせていた、やりがちな「ある行動」とは?【更年期の頻尿】

OTONA SALONE / 2024年10月26日 11時46分

日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれてきましたが、昨今の研究では平均値は52歳であるとされ、閉経前後の5年間が更年期と定義されています。
更年期にはからだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
更年期女性の悩みのひとつに「頻尿」があります。
今回は、頻尿の対策法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらう【後編】です。

 

◀この記事の【前編】を読む◀ 49歳のしおりさん、大好きだった映画館が怖い…そのワケとは?__◀◀◀◀◀

 

更年期の頻尿の正しい対策

Photo:O-DAN

更年期の頻尿に対しては、生活習慣の改善やからだのケアが大切です。
無理なく日常生活に取り入れやすい対策を続けることで、頻尿の予防や改善が期待できます。
具体的な方法をご紹介します。

 

1.おなか周りを温める

腹部を温めると骨盤内の血流がよくなり、頻尿を和らげる効果が期待できます。温かい飲み物を飲んだり、腹巻を活用したりして、おなかを冷やさないようにしましょう。

 

2.下半身の運動・トレーニング

骨盤底筋は、膀胱や尿道を支える筋肉です。骨盤底筋を鍛えるトレーニングやスクワットなどの下半身の運動は、尿道を締める力の維持につながり、頻尿の予防や改善が期待できます。

 

 

頻尿対策には漢方薬がおすすめ

Photo:O-DAN

更年期の頻尿対策には、漢方薬も選択肢のひとつです。

頻尿の原因としては、ホルモンバランスの乱れ以外にも、加齢による腹筋や膀胱の筋力低下やストレス、冷え、水分代謝の乱れなどが考えられます。

そのため、「弛んだ筋肉を引き締める」「自律神経の乱れを整えて排尿のコントロールを改善する」「からだを温めて膀胱の負担を減らす」「水分代謝を改善する」「ホルモンバランスを整える」といった漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。

 

<更年期の頻尿におすすめの漢方薬>

・八味地黄丸(はちみじおうがん):からだを温め水分代謝をよくして、頻尿を改善する漢方薬です。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血流や水分の循環をよくして頻尿の改善が期待できる漢方薬です。

 

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家の力を借りるのがおすすめです。

最近では、漢方専門の薬剤師に提案・アドバイス・サポートしてもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」などのオンラインサービスもでてきています。

 

頻尿の悩みを解決しよう

Photo:PhotoAC

「トイレの回数が急に増えた」といった頻尿の原因は更年期かもしれません。
我慢せずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。

 

 

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

 

 

 

 

≪あんしん漢方 薬剤師  清水 みゆきさんの他の記事をチェック!≫

 

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