「今年は10月まで暑くてツラかった!」猛暑疲れで、げっそり「老け見え」してる!? リセット&回復に役立つ栄養サプリって?
OTONA SALONE / 2024年11月5日 11時1分
40〜50代になって、「秋になってもまだ暑いし、夏からの疲れがまったくとれない……」と悩んでいませんか?
日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。
この時期はホルモンバランスの影響やストレスで、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
今回は、夏~秋の暑さからくる疲労の回復に役立つサプリメントについて、あんしん漢方の医薬品登録販売者、
円山 真由佳さんと、一般社団法人日本サプリメント協会理事長、後藤 典子さんに教えてもらう【後編】です。
◀この記事の【前編】を読む◀猛暑の疲労がカラダにたまる原因って? 疲労回復に効果的な栄養素は何をとればいい?…についてお伝えします。__◀◀◀◀◀
栄養素を効果的に摂取するポイントは?
ここからは、疲労回復に役立つ栄養素を、効果的に摂取するポイントをご紹介します。
1.バランスのいい食事
バランスのいい食事を摂ると、ビタミンやミネラルだけでなくエネルギーのもとになる糖質やたんぱく質、脂質もいっしょに摂れるため、効率的に疲労を回復できます。
前編で説明したとおり、クエン酸やビタミンB群、ミネラルが疲労対策になるのは、からだを動かし回復させるエネルギーの代謝を促すためです。
したがって、エネルギーのもとになる糖質やたんぱく質、脂質がなければ疲れはとれません。
また、体内ではさまざまな栄養素が相互に作用しています。
たとえば、クエン酸はマグネシウムやカルシウムなどの栄養素の吸収を促し、クエン酸とビタミンB1をいっしょに摂るとより効率的にエネルギーがつくられます。
そして、ビタミンB1の働きを高めるには、ほかのビタミンB群も必要です。
摂った栄養素の効果を十分に発揮するためには、バランスのいい食事が大切なのです。
2.サプリメントの活用
クエン酸は体内に多くためておくことができないため、一度に大量に摂取するのではなく複数回に分けるのが効果的です。
1日に何度もクエン酸の多い食材を摂るのが大変と感じる人は、サプリメントを活用しましょう。
クエン酸のサプリメントは、「日常生活や運動後の疲労感を軽減する」と表示されている「機能性表示食品」がおすすめです。
また、ビタミンやミネラルも毎日バランスよく摂るのが難しい場合には、マルチビタミン&ミネラルのようなサプリメントで補いましょう。
ただし、サプリメントは製品によって含まれる栄養素や含有量が異なります。
購入前には、必要な栄養素が十分な量含まれているか、成分名や含有量を確認しましょう。
夏~秋の暑さからくる、疲労回復には漢方薬もおすすめ
夏~秋の疲労には、たまった疲れを回復するだけでなく、疲れにくい体質を目指せる漢方薬も選択肢のひとつです。
漢方薬は食事やサプリメントとの相互作用が少ないと考えられているため、併用も可能です。
夏~秋の疲労を回復させるには、「自律神経のバランスを整える」「睡眠の質を上げて心身の疲労を軽減する」「胃腸の機能を回復して栄養の吸収を高める」「血流をよくして全身に栄養を届け、疲労を回復する」などの働きのある漢方薬を選びます。
<夏~秋の疲労回復におすすめの漢方薬>
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の消化・吸収機能の働きを整えて、疲労回復や食欲不振などの症状に働きかけます。気力や体力が低下して食欲がなく、なかなか疲れがとれない人に。
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
エネルギーや栄養を補うとともに、からだを内側から温めて疲労や貧血などを改善します。疲労倦怠感だけでなく、手足の冷え、貧血なども気になる人に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
すべてスマホで完結ですので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できますよ。
夏~秋の疲労を回復して、秋冬を健やかに過ごそう
夏~秋の疲労をそのままにしていると、寒い時期に肌やからだの不調がより悪化してしまう可能性があります。
疲労の早期回復を目指すには、バランスのいい食事と併用してサプリメントや漢方薬を取り入れてみるのがおすすめです。
寒い季節を健やかに過ごすために、ぜひ今日から対策を始めてみてくださいね。
<この記事の執筆者>
あんしん漢方 ライター 円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。
表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
<この記事の監修者>
一般社団法人日本サプリメント協会理事長 後藤 典子(ごとう のりこ)
同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
Youtubeチャンネルで健康リテラシー向上のための情報を発信している。
2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動をしている。
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