ほとんど「闇スカウト」。元夫が若い女性を「愛人沼」に沈めるテクがエグかった
OTONA SALONE / 2024年11月8日 22時1分
2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対し、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。
ヨガ講師でインフルエンサーのれいかさん(仮名:45)はバツイチで、実家で大学生の一人息子と両親と暮らしているシングルマザー。最近、読者モデルとしてミドル世代向けのメディアに登場したことがきっかけで、飲食店経営者の元夫から着信があり、「複数の愛人を抱えるエロ親父ぶり」を思い出して鳥肌がたったそうです。
前編では(◀記事はこちらから)、大学生だったれいかさんが、15歳年上の業界人に「推しに会わせてあげる」と飲みに誘われるも、推しには一瞬会えただけで終わったこと。そしてその後に業界人に口説かれて、交際・結婚してしまった経緯について紹介しました。
【昼顔妻と夕顔夫 不倫に走る大人たち ♯11】後編
イケメン俳優を餌に女の子を釣っていた
当時の夫・由紀也さんが経営するしゃぶしゃぶ屋の女性店員、鈴木さんと連絡先を交換したれいかさん。一度だけランチに誘い、季節の挨拶や差し入れへのお礼、同じ大学に通っていた時の「共通の友人の話」など当たり障りのない話をして別れたそうです。
「それから1ヵ月ほど経った頃、鈴木さんから『一身上の都合で退職します。もしよかったら一度お目にかかれませんか』という連絡が入りました。由紀也には店に差し入れをしたことは話しましたが、鈴木さんと繋がっていることは話していなかったので、どうしようかなと思ったのですが。なんとなく悪い予感がしたので、店にも近い恵比寿でランチしました」
鈴木さんは、思い詰めた顔をして、思いがけない事実を切り出したそうです。
「実は鈴木さんの夫の誠さん(仮名)は、昔、夫のダンススクールに通っていた俳優さんだそうで。売れっ子というわけではないですが、出演しているコマーシャルやドラマを聞けば『ああ』という感じで。後で検索したら子役出身の美青年で舞台にも出ているみたいでした。鈴木さんは『店長は…あなたのご主人は、店の女の子をほとんど口説いていて、そのうちの3人に手を出しています』『ご家庭の事情は私には関係ないことなのにすみません。でも、うちの主人を餌に女の子を釣るのは辞めてほしくて、店を辞めて2人で引っ越すことにしました』と、夫の不倫を暴露してきました」
その時の鈴木さんは目がすわっており、「うちの主人も悪いんですけど、有名なプロデューサーを紹介されたことに恩義を感じで不倫の片棒を担いでしまいました」と、テーブルにおでこがつくほど頭を下げたそうです。
女性に膝に手を置く夫を目撃
「それから鈴木さんに、『2日の19時から、この店でご主人が女の子を口説きます。私は行きますけど、奥さんはどうされます?』と、比較的敷居の高いライブ・レストランバーの場所が印刷された紙を差し出してきました」
れいかさんは悩んだ末に、鈴木さんと一緒にその店を訪れたそう。
「鈴木さんがとってくれた2階の席から下を見下ろしたら、由紀也と鈴木さんのご主人が向かい合って座っていて、20歳くらいの若い女性が由紀也の隣にいました。鈴木さんのご主人が、由紀也を褒めて途中退席した後に、夫が女の子の膝に手を置いたあたりで、耐えられなくなって席を立ちました」
後に、鈴木さんからは、若い女の子の手を握ったり肩を組んだりしている由紀也さんの写真が送られてきたそうです。
「鈴木さんのご主人は、さんざん由紀也に利用されたあげく、泥酔した夫に若い女性の前で演技のクセの強さを笑いものにされて、堪忍袋の尾が切れたんだそうです。鈴木さん自身も由紀也からセクハラを受けており、『本来なら縁を切るだけで夫婦問題には踏み込むつもりはなかったけど、どうせ縁を切るなら全部暴露してやる』と考えを変えたとか。人ってプライドが傷つけられると、心に火がついて思い切った行動にでるのかもしれないですね」
鈴木さん夫妻は、3ヵ月後に知人の誘いでシンガポールの飲食店で働くために日本を離れる予定だったそう。
「鈴木さんのご主人からは、『無料の探偵事務所か』と驚くくらいの、詳細なレポートや音声が届きました。前回のライブレストランの大学生には逃げられたようですが、3人の20代女性と不倫していて、そのうちの2人とはその時も続いているようでした。どれも、誘い文句は『イケメン俳優を紹介してあげる』『あの映画監督と会わせてあげる』。芸能界のコネをフル活用して、鈴木さんのご主人のような若い青年に自分を褒めさせて、株を上げるのが手口だそうです。私を口説いた時とまったく同じでした」
弁護士を挟んで慰謝料の話し合いに
事の次第を知ったれいかさんは夫に離婚を切り出しました。当初由紀也さんは「なにを馬鹿なことを。子供がいるだろ」と一笑に付したそう。
「でも、私が不倫の証拠写真を出すと顔面蒼白で『お前。探偵を使うような女だったのか』と罵られました。一瞬殴られるかと思いましたが、そんな男でも子供はかわいいようで、息子が驚いて飛び出してきたらトーンダウンして、『週末に話そう』と出かけていきました。その足で、私は息子を連れて実家に帰りました」
離婚には、思いの外煩雑な手続きが多く、双方の弁護士を挟んで5ヵ月かかったそうです。
「向こうも愛人と再婚を考えていたのか、離婚自体はそこまで嫌ではなかったのかもしれません。でも、問題は慰謝料です。由紀也は私の不倫の証拠を探そうと探偵を雇ったのか、SNSをあさって当時バイトをしていたヨガスタジオヨガの忘年会写真を、あたかも男性とのツーショットみたいに切り抜いて送りつけてきて、気持ちが悪かったです」
慰謝料は想像していたより少なかったものの、子供との面会を条件に、定期的に養育費は振り込まれていたそうです。
「静岡の実家までは、鈴木さんのご主人が車で送ってくれました。鈴木さん夫妻は『僕らが壊したようなものだから』と責任を感じている風でした。当時は『いえいえ』と口では言いつつも、頭が混乱していて『そうなのか? そうなのかも…』と少し思いましたが、今になってみると若いうちに方向転換ができてよかったです」
読者モデルの仕事をしたら着信が
現在は、ときおり読者モデルをしながら、大手ヨガスタジオや近隣の公民館でヨガを教えているというれいかさん。
「やっと子育てが落ち着いて、後悔とともにあの頃のことを思い出します。鈴木さんのご主人は大学時代は仕事がなくて、水商売のスカウトをしていたそうです。同じ会社にはセクシー系の仕事のスカウトもいたと話していて、彼曰く『スカウトした若い女性を、有名人や権威のある人物に会わせて、そこで自分を褒めさせる』という心理テクニックは、信用させる常套句なんだそうです。
聞けば聞くほど『第三者に褒めさせると印象がよくなる』『著名な人が宣伝すると価値があると勘違いする』『まず小さな要求を通せば、徐々に大きな要求も通りやすくなる』全部私が引っかかったやつです。昔の私みたいに経験が浅くて深く考えない若者ほどコロッと騙されるんでしょうね」
ここ数年は、子供との面会は息子本人のスマホに連絡をさせていたので、由紀也さんと没交渉だったというれいかさん。しかし先日読者モデルとしメジャーな女性向け美容雑誌に出たことで着信があり、「雑誌見たよ」と留守番電話にメッセージが残っていてかなり引いているそう。
「私なんか無名の一般人ですけど、この程度の露出でも雑誌そのものには価値がありますから『これが元妻なんだよ』とかなにかに利用されていないか心配です。最近はSNSも普及して、数人を間に介せば誰とでも知り合える世の中です。少しお金を出せば親しくもなれるでしょう。名の知れた人物と面識があるなんてざらにあることですし、『有名人に会わせてあげる言ってきたり、有名人に自分を褒めさせる奴はうさんくさい』って学校の授業で教えてもいいくらいだと、個人的には思っています。あ、でも悪い高校生が知っちゃったら、逆に悪用されますかね?」
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