「仕事も恋愛も順調だからこそ、結婚したくない」そんなキャリア女性の結婚を後押しした、結婚20年のラブラブ知人夫婦。「こんな夫婦が実在するんだ!」
OTONA SALONE / 2024年11月23日 22時1分
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。
今回は、「結婚の決め手がない」と前に進めずにいた35歳女性のエピソードの【後編】です。
◀この記事の前編を読む◀Y奈さんは、大手ゼネコンに総合職として勤務する35歳。仕事も恋愛も順調だからこそ、どうも結婚に前向きになれずにいました。__◀◀◀◀◀
※プライバシーを考慮して、事実関係の一部を変更しております。
【働く女性の婚活百景 #26】 後編
「夫の写真をプリントしたTシャツをこっそり着ているの」
友人は「そうそう、お姉ちゃんのところは結婚して20年たってもラブラブなの。天然記念物なみよ」とあきれ顔。「結婚20年でラブラブ? ちょっと話を聞かせてください」半信半疑のY奈さんにT子さんが話してくれたのは、夫へのさりげない愛があふれるエピソードの数々でした。
「夫の好物を作って待っているのが何より幸せなの」
「オムライスを作ったら、ついケチャップでLOVEと書いてしまうのよね」
「夫の帰りが遅くて先に休むときは、「愛する〇〇くんへ」と手紙を書いておくの」
そんなT子さんの愛情表現を、夫は温かく受け止めているのだそうです。
「私にとっては夫が推しだから」とT子さん。「それを知っているお友達が、夫の写真をプリントしたTシャツをプレゼントしてくれたの。さすがに外へは着て行けないけれど、ときどき家でこっそり着ているのよ」
「結婚して20年たっても、こんなにラブラブな夫婦が実在するなんて!」と驚いたY奈さん。でも実は、T子さん夫婦ほどではなくても、結婚して何年たっても仲のいい夫婦は珍しくありません。夫婦仲が良いことを、あえて人に話さないようにしている人は、意外と多いのです。
Y奈さんは、T子さんの話を聞いて「どんな夫婦になるかは、自分次第だ」ということに気づいたそうです。T子さん夫妻の仲の良さには、魔法のような特別な理由があるわけではありません。あるとすれば、T子さんが夫への愛情を日常的にこまめに伝え続けていることです。「会話のない夫婦になるのも、相手への不満だらけの夫婦になるのも、愛情表現を欠かさない夫婦になるのも、自分で選べることなんですよね」とY奈さんは話してくれました。
「転勤が決まりました」と彼からメールが
年が明けてしばらくたった頃、Y奈さんのもとに、交際している彼から一通のメールが届きました。
「大阪転勤が決まりました。結婚してください」
メールでのシンプルなプロポーズでした。仕事中だったY奈さんは、返事をしないでそっとメールを閉じましたが、心は決まっていました。
それから半年後、Y奈さんは彼と籍を入れました。しばらくは大阪と東京で別々に暮らすそうですが、Y奈さんは大阪支店への異動を希望しています。
「彼と結婚する」というY奈さんの決断を聞いたとき、私は彼とふたりで「理想の結婚生活リスト」を作ることをおすすめしました。いつも婚活中の女性に作ることをすすめている「理想の人リスト」の進化版です。リストを作ることが、どんな夫婦になりたいのか、どんな結婚生活を送りたいのかを言語化して共有するきっかけになると考えたからです。
どんな夫婦になるかは自分たちが決めること
教えていただいた、ふたりの「理想の結婚生活リスト」の一部を紹介します。
「お互いの仕事を尊重し、応援する」
「子どもは持たない」
「平日はお互いの生活に干渉しない」
「おはようとおやすみのあいさつは必ずする。会えないときはLINEや書き置きでもOK」
「週に一度、ふたりで部屋の掃除をする」
「週に一度は、ふたりで好きなお店で食事をする」
Y奈さんの言う通り、どんな夫婦になるかは自分たちが決めること。「理想の結婚生活リスト」を更新しながら、ふたりで年月を重ねていってほしいと願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回の働く女性の「婚活ストーリー」もお楽しみに。
『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)
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