「絶対に不倫しない人」なんているの?たとえば昔好きだったアイドルが手に入るとしたら(前編)
OTONA SALONE / 2024年12月12日 20時0分
2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対し、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。
今回は、ベンチャー系テクノロジー企業で働く隆さん(仮名:47歳)の話。隆さんは地域の自治会役員を引き受け、PTAの「おやじの会」にも参加する家庭的な父親です。
「不倫なんて面倒くさいことをする気力、ないですよ~」と語っていた隆さん。そんな彼ですが、「昔好きだったアイドルとスナックで再会する」という衝撃的な出来事により、冷静な判断力を失ってしまうのです。
かつて、妻との関係はトントン拍子で進んだ
「妻とは20代半ばに合コンで出会って結婚しました。合コンというと軽いイメージがありますが、僕の周りでは同世代の男女が、それぞれの人脈を駆使して恋人候補を紹介し合う文化が普通にありました。妻は当時、グランドホステスと呼ばれていた空港スタッフで、僕はIT企業勤務。こう書くと派手に思えるかもしれませんが、飲み会自体は『大学の友人が予備校時代の女友達に声をかけて、男女5対5の鍋パーティーを開いた』という健全なものでした」
もともと「恋愛体質ではないけれど面食いだった」という隆さんは、楚々とした和風美人顔で笑いのツボやゲームの趣味が合う2歳年下の久美さん(仮名)に好意を持ったそうです。
「鍋を食べながらマリオカートをして意気投合しました。それから1か月後には交際をはじめ、30歳と28歳で結婚と、トントン拍子でした。今も友達夫婦のように仲良く暮らしていて、30代のうちに2人の女の子に恵まれました」
「推しに口説かれたらどうする?」
妻の久美さんは現在、結婚式場でパートをしており、夫婦仲は良いそうですが、5年前に次女が誕生してからは一度も性交渉がないとのこと。
「9歳の長女は自然妊娠でしたが、次女は顕微授精でようやく授かった子供です。不妊治療や高齢出産が大変だったようで、バタバタしているうちに気がついたらレスでした。妻のほうも出産後は性交渉の話題を一切出してきません。僕も、すっかり家族として落ち着いていて、妻が半裸で風呂上がりの子供を追いかけていても、姉の半裸くらいの感覚で平常心です。少し寂しい気もしますが、家庭は平和ですし性欲も体力も落ちています。妻がそれで良いなら、僕も不満はありません」
隆さんと久美さんはダンスを習う長女の影響でK-POPが好きだそうで、冗談で「推しに口説かれたらどうする?」と話題にしたこともあるそうです。
「ありえないからこそ成り立つ夫婦の会話ですが、『いや推しに口説かれて断れたらもう女じゃないでしょ。ごめん、その時は浮気する。慰謝料を払ってでも一生の思い出を作るよ』『俺も、推し相手じゃ、さすがに断るのは厳しいかな』なんて笑っていました」
その時は、推しと浮気をした後に、された側が許すのか離婚するのかまでは話さなかったそうです。
「逆に言うと、『そのレベルのことがなければ、わざわざ浮気なんかしない』という裏の意味もあります。僕も、僕が知る限りの妻も、独身時代ですら『恋が一番』ではない面倒くさがり同士で少しロマンチックさが足りないので、波乱万丈な人生はありえないと決めつけていました」
なんと「元・推し」に出会ってしまう
今までの人生で恋愛には「消極的だった」という隆さんですが、大手IT企業を退社してベンチャー企業に役員として転職するなど、仕事には「面白さ」を求めるタイプ。さらに、2人の娘の子育てにも熱心で、率先して小学校のPTA活動に参加しているそうです。
「PTAでは、校内、校外両方のイベントや祭りを仕切る立場で、餅つきや秋祭りなどの企画にも参加しています。秋祭りでは、地元のキッズダンスチームのパフォーマンスやバンド演奏、歌手を呼ぶなどの『出し物』を企画することも多いです。偶然にも、その時にお願いした歌手が、僕が中学の頃に最初に好きになったアイドルだったんです」
その歌手の女性は、中学2年生の娘を持つ「卒業生の母」で、PTAの先輩であるかほりさん(仮名)。アイドルとしてはさほど歌は売れなかったものの、クールな美貌で水着写真集なども出していた女性です。
「いつしかメディアで見かけなくなったので、すっかり忘れていました。でも思い出したようにネットで検索すると、結婚して子供がいるとか、アパレルの広報になったとか、離婚したとか、真偽不明の噂が飛び交っていました」
実際のかほりさんは、知り合いの会社での事務の仕事、ラウンジ歌手、スナックのママと三足のわらじを履いて1人娘を育てるシングルマザー。インディーズバンドのボーカルとしても活動を続けていました。
「かほりさんは芸名で活動していたし、30年以上昔のことなので、分からなくても無理はないのですが、ひと目で『推しだ』と気が付きました。当時は『推し』ではなく『ファン』と言う時代でしたが、デパートのライブでひと目見てファンになった頃の面影が残っていて、それでいて自然に年齢を重ねていて…。ご挨拶した時は緊張で逆に仏頂面になってしまいました」
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